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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ユー・ガット・メール 大型ディスカウント書店の御曹司トムハンクスと、街角の小さな本屋の店主メグライアン。もちろん二人は商売敵。一方、AOL のメールで繋がっている親友でもある。ピー!ガガ~という音を発するダイアルアップでネット接続する時代の映画なので、小道具としてはかなり古いが、この映画の魅力は決して色褪せない。劇中に流れる音楽も良い。オープニングの「Dreams」、Xmasの飾り付けの時の「Remember」、エンディングの「Anyone at All」どれも良い。10年ほど前にニューヨークに遊びに行った時には、かみさんと一緒に撮影に使われたロケ地を巡った。二人の生活圏であるセントラルパークとハドソン河に挟まれたアッパーウエストは、映画の雰囲気をそのまま感じられる場所だった。その後この映画を見る度に、まるで自分もマンハッタンの片隅に暮らしているような気分にさせてくれる。いつかまたトム&メグのコンビでラブコメをやってほしい。60代のおいらくの恋も、この二人が演じれば、きっと素敵なコメディーになるに違いない。[DVD(字幕)] 9点(2014-11-09 12:31:47)

2.  インサイダー ラッセル・クロウの演技を高く評価するコメントが多いことにビックリです。私はそうは思わなかった。彼はやっぱり肉体派に徹すべきであるという確信を持ったくらいです。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-17 20:58:06)

3.  橋の上の娘 落ち目の大道芸人と身投げ未遂娘の純愛という、何とも陳腐なストーリーだが、物語に一貫するファンタジーのレベルが安定しているので、緩み無く心地よく観ていられる。ルコント特有の、いかにも肩の力を抜いた演出が粋だが、一方、映像、台詞、音楽など、もの凄くディテールに凝っている箇所もあり、この監督のセンスに改めて敬服。お奨めの一本![ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-17 13:28:23)(良:1票)

4.  パウダー どこかとんでもなく壮大な思想を表現していそうな雰囲気を漂わしながらも、もしかすると、フリの巧みな偽物かも知れないぞと勘ぐらせてしまう作品。残念です。決してこの世には存在しない神の子のような視線をせっかく獲得するに成功しているのだから、彼がこの残酷な世界にどう関わり、どう働きかけていくのかを描いて欲しかった。6点(2005-01-12 13:10:13)(良:1票)

5.  星願 あなたにもういちど 不覚の落涙を爽やかに白状できちゃう佳作。登場人物のキャラが香港テイストが色濃く、最初は少々戸惑うものの、それに慣れてしまえば、あとは彼方の思うがままに操られるだけ。ツボの押さえ方、伏線の引き方、引き際のさり気なさなど、とにかく巧い。映画が大好きな人たちが本気で楽しみながら作ったんだろうなという印象。9点(2005-01-12 12:54:11)

6.  ベイブ 健気さが売りの子豚さんなのに最後の最後がイージーゴーイング。直前に伝えられた魔法のワードを、いきなり使っちゃいけません。残念7点(2005-01-05 12:57:44)

7.  ネル ジョディーFの情熱は本当に凄い。何もそこまでと思わぬこともない。彼女は常にギリギリの人間を描きたいと考えているのでしょう。容赦なく。5点(2003-02-27 12:26:09)

8.  日の名残り 大人が充分に堪能できる綺麗な映画でした。原作、映画とも素晴らしい。英国マナーハウスの厳格さ、執事とは何かという哲学、その矜持を揺らす淡い恋愛感情。アンソニーポプキンズが完璧に演じてます。彼の右に出る性格俳優はいないのでは。 9点(2003-02-06 12:41:07)

9.  ザ・ファン さすがデニーロといったところか。ストーリーは駄目だがギリギリで踏ん張り切れた感あり。他の薄っぺらな俳優だったら失敗してたと思います。残酷な現実に追いつめられていくリアリティや自己発現に失敗した辛さや悲しみは、タクシードライバーのトラビスのそれと通底していますね。デニーロ本人の内奥なんでしょうか6点(2003-01-23 12:37:35)

10.  スティーヴン・キング/痩せゆく男 グイグイ引き込むストーリー展開は、原作がSキングだけあって、やはり見事でした!だけどラストの処理がいかにも無理矢理ぽくて稚拙な感じがしました(キングの物語は往々にしてラストが雑になる)。それは、全体を通じて主人公である痩せゆく男の、家族に対する心の描き方が雑なため、ストロベリーパイ登場から最後のシーンまでの主人公の行動の蓋然性が弱くなってしまっているためですねー5点(2003-01-06 12:43:21)(良:1票)

11.  アメリカン・ヒストリーX これがアメリカの現実なのでしょう。衝撃的でした。しかしこの映画、あの兄弟二人がレイシズムに傾倒していく理由、またそこから抜け出す理由が全く描けていないので、物語としては駄目な気がする。テーマと俳優陣の演技が素晴らしいだけに、この蓋然性の欠如は何とも惜しい。5点(2002-10-21 18:43:51)

12.  ハートに火をつけて ジョディーフォスターとデニスホッパーの2ショットだけが嬉しい。4点(2002-09-03 12:40:22)

13.  リービング・ラスベガス 全編スティングの曲で統一されて、一見オシャレな感じのする映画だけど、このデカダンはかなり深い。俺の彼女はこれを観てむせび泣いていた。彼女の過去にどんな秘密が!破滅に向かっていく怖さと、お互いの全てを許し許される究極の癒し。これは危険な映画です7点(2002-08-12 12:45:13)

14.  17歳のカルテ 内省を覚え自己分析する事が快復であり成熟した証だと医者(社会)はいうけれど、実はそんな事は全部嘘っぱちで、本当はただ制度に絡めとられているだけじゃないのか。真実の鏡を標傍して悪びれないリサの存在が恐ろしいのと同時にとても面白く、どこか清冽ささえ感じさせるのは、誰もがそのことに少なからず気付いているからだと思う。でもその結果は病院のベッドに手足を縛り付けられている現実がある。デタラメで退屈で理不尽で、辛い事も沢山あるけれど、それでもそこで生きていく事を選んだスザンナに僕は共感する。甘美な死から平凡な生へ。でも平凡の裏にはとても過激な真実があるんだと云う事を覚悟して生き延びていくのは決して格好悪いことじゃない。そんな風に感じました。な~んてね。7点(2002-02-19 13:09:15)

15.  ゆりかごを揺らす手 これでもかこれでもかの伏線。ずいぶん頭が良くて勘の冴えてる復讐鬼と鈍感な夫婦だが、見ごたえは充分。怪奇現象なんかより生きている人間の執念や憎悪の方が怖いかも!と思わせる。デ・モーネイがハマり役だった。彼女はサスペンスがお気に入りみたいです。7点(2002-01-24 12:52:56)

16.  デッドマン・ウォーキング 脚本が秀逸だとは思えない。2人の演技力がこの映画を救っている。まず何よりもサラがこの一件に嵌まっていく蓋然性が弱過ぎる。心が広いって説明されてもな~。そんなにいいですか、この映画?6点(2002-01-23 12:43:12)

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