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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ウエスタン 間がたっぷりあると物語が詩情にあふれるんだな。[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-01-05 15:59:38) 2. ガンファイターの最後 《ネタバレ》 良心とは何か。 利にさといだけの政治家の皮を被った商人、確固たる思想はなくなんとなく 世間の空気にのるだけの新聞屋、安全な場所でおびえるだけの小市民、 己の欲に従順なだけの小悪党、力まかせだけの前時代的保安官、 見て見ぬ振りするだけの聖職者。そして性に多感な青年。 反戦気運が高まりつつある1969年のアメリカという時代背景を考えると、 この作品は当時の現代風刺にありふれている。 保安官が法やペンではなく銃で撃たれたところが、とくに皮肉が効いている。 結局は力だろと。 観るのは2度目で、1度目は昼のBSでお決まりの西部劇くらいしかなかったが、 監督がドン・シーゲルで作られた時代が60年台後半と思うと、 ただならぬ気骨のある作品だ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-28 15:32:38)《改行有》 3. ハスラー 「プレイヤー」がいて「元締め」がいて「女」がいる。ザッツオール。[DVD(字幕)] 8点(2010-04-28 23:47:24) 4. アパートの鍵貸します 10年前に初めてみたときはハートフルコメディの印象だったはずが、今はブラックユーモアにあふれた印象に変わっている。思うに当時はクラシック感とビリーワイルダーの付加価値に魅入っていた。今ではワン・オブ・ゼムとして、要は悪いことをしたければ偉くなってからやれ(バレずに)っていう、本質的な腹黒さを描いた作品のひとつになった。まぁ結局自分の見たいようにしか見れないんだな。英語のニュアンスが分かればまた印象も違ってくるだろうし、小津を英語字幕でみているようなもんだから。[DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 13:53:17)(良:1票) 5. 東京流れ者 任侠したいのか、前衛したいのか。[DVD(邦画)] 6点(2010-03-24 16:56:23) 6. 切腹 《ネタバレ》 武士道という格式や様式というのはそれ自体は美しいが、ときに本質を曇らせ、空虚な建前を出現させる。たとえば奉られた甲冑は歪んだ武士のひとつの象徴。津雲半四郎自身も武士らしさに凝り固まっていた人物だったが、瀕死の状態のさなか奉られた甲冑を見上げ一瞬動きが止まる。甲冑を武具として扱い、戦う武士として死んだ。[DVD(邦画)] 8点(2008-10-21 13:40:50) 7. イージー・ライダー 完成度はインディーズのそれだけど、名作と呼ばれている理由は、ピーター・フォンダの空虚な表情じゃなくて、ジャック・ニコルソンのイッてる目つきでもなくて、アメリカの疲弊やヒッピーでもなくて、良きアメリカのシンボルとしてバイクにある。[DVD(字幕)] 7点(2008-09-02 22:25:25) 8. 秋日和 果たして監督は、後家さんを撮りたいのか、原節子を撮りたいのか。両方だな。[DVD(邦画)] 7点(2007-12-01 22:36:02) 9. 大脱走 家に帰るまでが脱走です。[DVD(字幕)] 9点(2007-08-19 00:44:04)(良:1票) 10. 緋牡丹博徒 いい女だ。群青色の着物にきゅっと固く結んだ博多帯。あたしは男になりました。お竜さん、あんたは女だぜ。現代なら女性蔑視ど真ん中な発言は、健さん流の口説き文句。水面に映る 「女」を見るお竜。緋色から桃色へのグラデーションの牡丹。いい女だ。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-03-02 23:39:27)《改行有》 11. 悪い奴ほどよく眠る 悪い奴ほど悪い奴に見えない時代。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-13 01:09:03) 12. 赤ひげ 「よくあることだ」 赤ひげは理不尽な世の中に対する処世術を心得ている。[DVD(邦画)] 7点(2006-09-27 13:51:14)(良:1票) 13. 小早川家の秋 大旦那が孫とキャッチボールするシーンでは、観客から「成駒屋!」と掛け声があったとかなかったとか。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-14 01:08:15)《改行有》 14. 椿三十郎(1962) 「傍目八目、話してる奴より話の本筋がよく分かる」なるほど、若い衆を傍らで見る三十郎を傍らで見る奥方を傍らで見る押入れの男を傍らで観る観客。そして椿、うぐいすの鳴き声や小川の流れる音が、俯瞰させる構図を強調している。三十郎が認める城代家老の一言。「乗った人より馬は丸顔」こりゃまいった。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-06 23:05:16)《改行有》 15. ワイルドバンチ いい意味でも悪い意味でもワイルドな映画。 良く言えばリアルで悪く言えば大味。 ラストの銃撃シーン、人がドミノ倒しのように銃弾に倒れる。 その中でどさくさにまぎれて、死んだフリすれば生き残れるんじゃないか と考えていた。そう思うのは作品に入り込めなかった証拠だろう。 6点(2004-07-26 23:50:15)《改行有》 16. 卒業(1967) この作品は、もともと「S&G」と「斬新な映像」のコラボを意図した実験的な作品だったのでは?だからストーリーに関しては力をいれてなかった。しかし、ホフマンの演技とラストシーンが予想以上に良くできたために「感動大作」として過大評価を得てしまったのだろう。そう考えればなにもかも筋が通る。5点(2004-04-19 16:08:23)(良:1票)
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