みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. テルミン ドキュメンタリーなのに、ストーリーがとても面白い。テルミンという楽器と博士の波瀾万丈の人生が、観るものを惹きつけてしまう。指先のテクニックでなく、両手と身体で自在に音を奏でるテルミンは、最も人間的な楽器だと思う。電子楽器なのに、感情があふれてくる。8点(2005-02-21 17:28:11)(良:1票) 2. KILLER/第一級殺人 とても心に沁みる名作でした。「KILLER/第一級殺人」というタイトルやパッケージからは凶暴な殺人犯のバイオレンス映画をイメージし、鑑賞を躊躇していましたが、モチーフは「太陽と北風」。イソップ童話のように、やさしさとぬくもりが心を解きほぐしてくれることを改めて感じました。どんな人でも、まずしっかりと理解し、敬意を持って接することが大切ですね。8点(2005-01-23 19:02:07) 3. みんな元気(1990) 親にとって、子供は永遠に自分の宝もの。大きく輝くことを願っているし、子供達も親を安心させたいと繕っている。でも、成人した子供たちにとっては、実生活は甘くはないし、日常に追われていると、故郷の親は過去のもの。触れてほしくない事柄も多いのですね。やはり、それが人生。「東京物語」のような世界共通のテーマを、改めてじっくり考えさせてくれる映画でした。シチリアと都会との社会の違いなども、興味深かったです。 イタリアを代表する男前マルチェロ・マストロヤンニがすっかりおじいさんになっていて、懐かしさを感じました。おばあさん役には、ぜひソフィア・ローレンを登場させてほしかった。 それから、訪ね回る子供たちが多いせいもあるけれど、観ていてちょっとダレました。この監督の作品は、つくりは丁寧ですが、ちょっと長めですね。8点(2004-12-12 12:42:54)《改行有》 4. 遠い空の向こうに 炭鉱しかない町、家族も人生もすべてが炭鉱につながっているという閉ざされた環境で、ロケット自作という主人公の夢が眩しかった。軌道計算をするために苦手だった高等数学も堪能になってしまう若いバイタリティ、そして陰日向にバックアップしてくれる女先生や炭鉱の職人たちも素敵。しかも、実話というのだから、もうラストは感涙ものです。9点(2004-11-11 13:42:00)(良:1票) 5. ケープ・フィアー ロバート・デ・ニーロの執念深さは凄かった。精神面の駆け引きなどストーリー展開もなかなか。しかし、これほどまでに弁護士を恨むには、その動機が拍子抜けの気がするのだが。ちらりと顔を出すグレゴリー・ペックとロバート・ミッチャムが渋い。7点(2004-09-13 18:29:48) 6. ジャイアント・ピーチ 五十過ぎたオジサンでも、わくわく楽しめた逸品です。ストーリーはもちろん、クレイアニメの造形や動作もすばらしい!。 大きな桃の中に生き物という発想は、洋の東西を問わない普遍性があるようですね。大海に流れ出した桃が、おばあさんに拾われて、中から現れた少年が、虫たちを家来にして、意地悪姉妹の鬼退治にでかける続編を、ぜひリクエストしたいです。9点(2004-08-22 11:51:48)《改行有》 7. 北京原人 Who are you? 《ネタバレ》 北京原人やマンモスを復活させる高度な日本の遺伝子工学と宇宙科学技術に拍手! 現代に蘇った北京原人(いきなり三人家族)を陸上競技会でデビューさせる企画が凄すぎる! 中国人に拉致された原人親子と、引田天功のマジックショーという意外性に仰天! 原人三人をも圧倒する丹波哲郎の強烈な存在感!常人では及びもつかない展開に、ただ驚愕するのみ。肝心の人間ドラマについては正視に耐えない安直さでトホホの嵐…。★覚悟して観ませう。 これは原始爆弾のような映画です。 ★ 北京原人は不時着した孤島で原始生活をしていたが、現代人だって教育や文明と無縁だったら同様な状態のはず。遺伝子に時代の記憶が刷り込まれているのだろうか。 3点(2004-08-22 11:06:05)(良:3票) 《改行有》 8. ガジュラ<TVM> 「ジョーズ」と「REX恐竜物語」と「クレーマークレーマー」に、ゴジラパパ+ママのミニラ探しをオーバーラップさせた超Z級作品。こうしたパクリの感性はイタリア人にまかせませう。ガジュラの水泳シーンはなかなか。(後脚が固まってるけど、気にしないよーに)4点(2004-08-16 12:04:22) 9. フロム・ダスク・ティル・ドーン ティティ・ツイスター(おっぱいぐるぐる)バーは、すっごく刺激的。 こんな店がメキシコで流行っているのかと感嘆し、美人ダンサーの脚杯でお酒を飲ませて貰うタランティーノを羨望していたら… ストーリーはいきなり大転換! 。 こんなすごい発想の映画作りが出来るなんて、ただひたすら脱帽です。とにかく面白かった。 この映画のジャンルは、サスペンス?アクション?ホラー?9点(2004-05-29 20:40:57)《改行有》 10. アイスクリームマン 《ネタバレ》 不潔で気持ち悪いだけの三流映画。唯一の見どころは、オリビア・ハッセーが出演していること。愛犬をアイスクリームのエキスにされても気づかないオバサンぶりが霧の摩周湖なのだ。ぜひ布施明にも感想をうかがいたい。3点(2004-04-20 14:59:13)(笑:1票)
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