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1.  E.T. 云わずと知れたスピルバーグの異星人と人間の少年との心の交流を描いた名作。 82年当時、日本でも大ヒットしたようです。 夢いっぱいです。ファンタジーです。子供の頃に見て夢中になりますわそりゃ。 それまでのSF映画界では異星人というと、人間の存在を脅かす恐ろしい存在 として描かれ続けてきたわけですが、これができてからというもの映画界では 忌むべきものとして描かれてきたいろんなものが人間(の子供)と友達になりましたね。 宇宙人はもちろんロボットやらお化けやら何やかんや・・・。 それをここまで感動的にファンタジックに仕立て上げてしまうスピルバーグはやっぱりすごいです。 一級のエンターテイナーです。 子供たちが追っ手から逃れるためにE.T.を乗せて自転車をこいでいると、E.Tの超能力で 自転車が空を飛んでそのシルエットが画面いっぱいの満月に重なるシーンは今見ても感動します。 思わず自分もエリオット少年よろしく「飛んでるー!ET!僕、空を飛んでるよー!」と舞い上がって 「飛んじゃってるのはお前の脳みそだよ。」と突っ込まれてお終いですが、 それだけあのシーンには高揚感があります。AMBLINのロゴにも使われていることから監督本人もお気に入りなのでしょうか? あと、この映画でまた素晴らしいのがジョン・ウィリアムズの音楽です。 先述の空を飛ぶシーンの音楽がまた良いです。煽ります。あのフレーズを聴くともう 思い出すんですよ。映画の場面を。 さすが総合芸術と言われるだけあって、映画にはいろんな楽しみ方があります。 いやー映画って、本当に素晴らしいものですよね。(水野晴郎風)8点(2004-06-17 20:23:05)《改行有》

2.  ピーター・パン(2003) 《ネタバレ》 娯楽映画として「普通に」面白いと思った。色がきれいだったな。 わりと原作に沿った演出だったにもかかわらず、 単なる小説の再現になってなかったのが好印象。 ティンクの復活シーンを映画的にどう描くのか期待していたが、 結局けっこう高揚感あったので、良いと思った。 パン役のジェレミーは確かに監督の言う通りはまり役だと思った。 彼のこれからに期待。 残念な点としてはティンカーベルは個人的な好みで申し訳ないがちょっといただけなかった。あれならディスニーのアニメの方がまだかわいい。 最後、ウェんディーと別れた時点で終わっちゃったのが残念。 映画的なまとまりを考慮してのことかもしれないけど、その後の大人になったウェンディとのやりとりとか、 フック船長や寿命で死んだティンカーベルのことを忘れてしまったピーターパンが、ジェーンをネバーランドに連れて行くエンディングも見てみたかった。あと、予告で流れてたCold PlayのClocksが激ハマリだったので、 上記のラストシーンにピアノのイントロが重なってエンドロール・・・とか勝手に期待していたのだが、 結局最後の最後まで流れなかった。 あれはどうやらCM用に選曲されたものらしい・・・。 エンディングで聴けたらもうちょっと評価上がったのにな~~・・。 残念といえばそれが一番残念。 ちなみにやましんの巻さんがおっしゃられている「死んだ子供」というのは、やはり本当のことかもしれませんな。 原作者のJ.M.バリーには兄がいて、その兄がまだ子供の頃に亡くなってしまったという事実があるようです。バリーは兄の死で嘆き悲しむ母親の姿を見て、そんな母を少しでも元気付けようと努めて兄の代わりを演じたと言います。子供の頃に死んだ兄はバリー本人の中では永遠に歳をとらない子供のままですから、ピーターパンの永遠の子供という物語の裏にはこの幼き兄の死という出来事が少なからず影響しているのかもしれません・・・。 もし知っていて書かれていたなら蛇足でした(^_^;。すいません。6点(2004-04-19 20:12:50)《改行有》

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