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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

1.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 尺に制限があることから、「殺人鬼と女性FBI捜査官のコンビによる奇妙な探偵小説」という原作の魅力は薄れてしまいました。しかしそれでも、本作はすばらしい出来です。撮影にFBIの協力を得られたこと、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンス、この2人の名優がじゅうぶんに実力を発揮できたこと、そして精密なセットと小道具により、脚本ではなく、画でリアリティを作ることに成功しました。原作は、「レッド・ドラゴン」の続編。「刑事グラハム/凍りついた欲望」の邦題で、1986年に映画化されましたが、興行的にはぱっとしませんでした。トマス・ハリスのデビュー作「ブラック・サンデー」は、1977年に映画化されたものの、試写会のみで公開中止。つまり、本作は、力がありながらも今ひとつ知名度の低かったトマス・ハリスの出世作でもあります。8点(2004-07-15 06:12:17)

2.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 失ってはいけないものを失ってしまい、立ち往生してしまう。先に進むためには、失ったものを取り戻すか、代わりのものを見つけるしかありません。いずれにしろ、時間は容赦なく過ぎてゆきます。本作の主人公である2人の中年男性は、失意から立ち直るきっかけを欲しがっています。本作は、彼らがそれを手に入れるまでの過程を、苦悶ではなく、慈悲の目で見ています。監督は、テリー・ギリアム。本作の6年前に製作した「未来世紀ブラジル」のテイストを残し、大人の寓話を描いています。傑作です。8点(2004-06-24 14:22:32)

3.  寝盗られ宗介 《ネタバレ》 同タイトルのNHKテレビドラマ(萩原流行・大竹しのぶ主演)がたいへん良く出来ていたため、期待半分、不安半分で鑑賞しました。原田芳雄は、弱みを見せることを許されない悲しい中年男。藤谷美和子は、強がる男がいかにも惚れてしまいそうなキュートで馬鹿な劇団女優を、見事に演じてみせました。藤谷は、こんなによい女優だったのだろうかと、とても驚きました。つかこうへいが書いた「寝盗られ宗介」には、長編小説、短編小説、戯曲があります。本作は、長編小説をベースにしています(ただし、つかのこの時期の長編小説は必ずラストがアンハッピーとなります)。豚と猫を掛け合わせた家畜「ぶたねこ」が登場する無茶なエピソードが妙にリアルで、おかしかった。本作は、私がつかこうへい映画でもっとも好きな作品となりました。8点(2004-06-20 18:04:58)

4.  Kids Return キッズ・リターン 《ネタバレ》 本作は、何の予備知識もなしに、映画館でオープニングクレジット終了直後から観たため、長い間、北野映画だとは気がつきませんでした。ただ、たいへん心に残った映画でした。速撮りの代償として、北野映画はどれも完成度が低いのですが、本作は例外です。誰もが思い当たる青年期の挫折を、厳しさと優しさの混在した視点で丁寧に描いた、思い入れのしやすい作品です。ただし、挫折する青年たちとは対照的に成功に向かう漫才コンビとマネージャーは、嘘くさく、(ウサギと亀、とでも言いたげで)鼻につきました。金子賢の演技は、すばらしかった。安藤政信も熱演でした。8点(2004-06-20 16:15:57)

5.  ソナチネ(1993) 《ネタバレ》 贅肉をそぎ落としたことで、北野の弱点であった脚本、構成の弱さが、見事に克服されています。間の取り方は、天才的です。終盤の銃撃戦で圧倒的な強さを見せつける村川には違和感があるのですが、村上の最期、そして村上の根の深い「疲れ」を見せるのに、必要な強さでもあります。リアリティに目をつむってでも、見せるべきものを見せる。この頃の北野映画の特徴であるように思います。8点(2004-06-18 02:37:53)

6.  マトリックス 《ネタバレ》 機械に支配された現実社会ーーーマンガチックな設定に目をつむることができれば、とても楽しめる娯楽作品です。重力を感じさせるワイヤーアクションは、逸品。すっきりまとまったストーリーもよかった。 8点(2004-06-16 22:45:48)《改行有》

7.  オースティン・パワーズ 70年代イギリス、狂乱のまっただ中にいたオースティン・パワーズが、20世紀末のラスベガスにやってきます。古きよきサイケなロンドンファッション、それとは対照的なラスベガスが、妙にマッチしてよかったです。30年の間に失ったものの大きさに気がつき、しんみりする姿が、この映画のすべてだと思います。ギャグは、好みが分かれるところ。8点(2004-06-16 10:55:11)

8.  ガタカ 《ネタバレ》 ハンディキャップへの差別から逃れようとする主人公の姿には、賛否両論があると思います。彼は決して、差別と真正面から戦おうとしているわけではありません。むしろ、障害者となってしまった元宇宙飛行士が、過酷な運命と闘い続けていました。主人公の願いは、ただ、宇宙に出たいーーーSFでありながら、話をやたら広げなかったのが、よかった。傑作です。8点(2004-06-12 03:36:44)

9.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 脚本はアメリカの現代文学、演出はオフブロードウェイの舞台を、わざと臭わせています。ストーリー重視で軽んじられる傾向にあった言葉(台詞)にこだわり、アメリカの古典映画を再生してくれました。本作は、米国人よりもむしろ(日本を含む)外国人受けするのでないかな、と思いました。「地獄の黙示録」の主役降板以来、不遇にあったハーベイ・カイテルが、華のある演技を見せています。彼とジョン・トラボルタを再発掘してくれたタランティーノには、感謝しなければなりません。7点(2004-06-22 06:55:24)

10.  3-4X10月 《ネタバレ》 にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。7点(2004-06-18 07:10:52)

11.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 クリントン元大統領は当時、女性スキャンダル(ジェニファー・フラワーズ事件やモニカ・ルインスキー事件)を抱えていました。それをもみ消すようなタイミングの良さで、イラクやアフガニスタン、スーダンへの爆撃を開始。映像報道に、映画プロデューサーを迎えていたことも、後々、問題となりました。本作は、これらの「事実」をモチーフに描かれました。大統領がほとんど画面に出てこないのが、想像力をかきたてて、よかった。CIAから逃れるシーンや、プロデューサーの末路など、強引で安易な場面も結構ありましたが・・・おもしろかったです。7点(2004-06-09 22:07:44)(良:1票)

12.  スターシップ・トゥルーパーズ CGの叛乱した現在、あらためて鑑賞してみても、虫の大群シーンは見事。ハインラインの原作を、異なるテーマで、うまくアレンジしています。しかし、脚本には、いくつかの疑問も残ります。リコの出世は、不自然だし、不必要ではなかったのか(微妙なところではありますが)。隊長となったリコが、ズィム軍曹と同じ台詞で挨拶をしたり、新兵にかつて自分がされたのと同じ批評をするのは、やり過ぎ。ツボはついているのですが、スマートさに欠けるシーンが、目立ちました。フローレス役のディナ・メイヤーは、よかった。戦争の否定と肯定、そして結論を出すに出せない我々の混乱を、ブラックユーモアーを交えて表現しています。なかなかの佳作だと思います。7点(2004-06-07 01:51:23)

13.  ブルース・ブラザース2000 本作は、ベルーシーのいた頃のエイクロイド自身、ブルースとR&Bに生きる人々への愛情に満ちあふれています。本作の映画としての計算は、言い訳程度。制作は、かつての仲間たちを再度集めるための理由に過ぎなかったのかもしれません。エンドロールの長さが、微笑ましく感じました。7点(2004-06-05 11:43:02)(良:1票)

14.  居酒屋ゆうれい 原作は、山本昌代。古典落語「三年目」のプロットを広げています。「三年目」は、死別3年目にしてようやく化けて出てきた女房に泣き笑いしてしまう、暖みのある落語です。本作の舞台は現代ですが、萩原健一の味のある演技が古典落語の雰囲気を漂わせていて、よかった。ただ、後半、豊川悦司のからむあたりからトーンが変わり、演出がだれてきます。「生きている人間の方が大事」というのは、本音ではあるのでしょうが、その台詞のはきかたにまったく「痛み」が感じられません。ラストの大団円も、安易です。過去を清算して終わりではなく(人ひとり、殺していることですし)、亡くしたものを置いて先にすすまなければならない人の辛さとたくましさを思わせるような、味のある終わらせ方をしてほしかったと思います。6点(2004-07-03 01:16:43)

15.  シックス・センス 《ネタバレ》 不幸なことに、上映開始から10分後に観始めたにも関わらず、中盤でオチが読めてしまっていました。みなさんのコメントを読んでていて、少し損した気分です。M・ナイト・シャマランはキャリアのほとんどない監督だったのですが、本作で一気にスターダムに。おかげで、その後の作品はかなり苦労しているようですが・・・本人は、きっと満足なのでしょう・・・本作で生まれたもう1人のスターは、天才子役ヘイリー・ジョエル・オズメント。実は、本作では「天才」と呼ばれるまでの演技はまだ見せていないのですが、その才能はじゅうぶんにうかがい知れます。ブルース・ウィルスの演技は、相変わらず。本作がおもしろいのは、幽霊に人権を与えてしまったこと。顔のくずれたゾンビもどきの幽霊たちが漂わせる人の情に感動を覚えてしまう、不思議な作品です。6点(2004-06-28 15:12:07)

16.  HANA-BI 《ネタバレ》 北野映画は、ドラマ作りをしようとすると失敗する傾向にあると思います。メインは西の退職後なので、ああいった構成になったのでしょうが、わかりづらいフラッシュバックでした。病院で、中年の鍛えられていない体をさらす西、これは観せるべきでなかった。それまでの、そしてその後の西の強さが、嘘に見えてしまいました。ラストに登場する実娘は、幼くしてなくなった子供を彷彿させなければらないのに、成長し過ぎ。もっと幼い子役を使えばいいのにと思いました。その子の前で、銃声を鳴らせるべきでもなかった。話に落ちを着けたかったのでしょうが、しつこいです。ヴェネチア受賞の最大の功労者は、西の妻を演じた岸本加世子でしょう。薄幸の婦人を、リアルに演じていました。ラストまで一言も喋らせなかった北野も、やはり非凡な監督に違いありません。6点(2004-06-18 07:49:16)(良:1票)

17.  オースティン・パワーズ:デラックス 60年代はいけていたオースティンが、90年代に来たとたん、ダサイやつになってしまった。前作はバックグラウンドがそれなりにしっかりしていました。今回は、それもナシ。「むずかしいこと考えずに、楽しみなさい」という映画。前作とまったく同じギャグを、そのまま使い回していますので、前作を楽しめなかった人は観ない方がよいでしょう。前作は撮影が本当にひどかったのですが、本作は何とかまともなレベルに。各シーンがひきしめられ、スピーディになった感じがしますが、前作の寒い間が私は好きでした。ヘザー・グラハムは、チャーミングな60年代のアメリカ女性をうまく演じていました。本作は、前作のような30年間を空白にしてしまったことに悩むオースティンの負の部分が、まったくありません。妻がロボットとわかっても、能天気。そのあたりが、私の好みではありませんでした。6点(2004-06-17 23:47:02)

18.  ロッキー5/最後のドラマ ジョン・G・アビルドセンが監督に復帰。不細工な場面はいろいろあるものの、もし本作が5ではなく2だったとしたら、名作になる可能性がじゅうぶんにあったのではないかと思います。ただ、ロッキーの精神的な強さを思わせるシーンがほしかった。愛弟子の裏切りで、「おれもあいつの気持ちはわかる。世界のリングでがんばってくれるよう、応援するぜ」くらいの強がりを言ってほしかった。シルベスター・スタローンの実子・セイジ・スタローンが好演。今後が楽しみと思っていたのですが、デイライト(1996)以降の活躍は耳にしません(シルベスター側近殺人未遂で、銀幕から消えてしまったのでしょうか)。残念。5点(2004-07-07 04:18:15)

19.  WHO AM I? 久しぶりのジャッキー監督作(1988年のポリス・ストーリー2以来?)。2時間強の尺は長過ぎで、本作の内容でしたら、1時間20分前後にまとめてくれてもよかったように思います。脚本、演出は、手抜き。白人の役者たちは、ギャラを惜しんでグレードを落としたのではないかと思うほど、お粗末な演技を見せます。アフリカロケをやっちゃったり、いろいろとお金かかってますから・・・本作は、「開始から1時間30分は、寝ていて良い」と、自信をもって言えます。終盤のビルの屋上ではじまる殺陣から、本作はおもしろくなります。が、このときのジャッキーに黒の革ジャケットを着させた人間を、私は恨みます。せっかくのアクションだというのに、手足の動きを殺しています(たぶん、本人が好みで着ているとは思うのですが)。ビルを滑り降りるシーンはすさまじいのですが、ワイヤーがちかちか光るのが、気になりました。もうちょっと編集に気を使ってくれてもよかったように思います。本作にちりばめられているギャグは、役者の力量と音楽が徹底的に邪魔しています。ジャッキー作品にはよくあることなのですが、「この映画に、このアクションは、もったいないな」と思う一作でした。5点(2004-07-06 16:24:50)

20.  トキワ荘の青春 私が本作に愛着を抱くのは、本作の主人公が、石ノ森章太郎ではなく、赤塚不二夫でもなく、藤子不二雄でもない。現在ではその名前を忘れられつつある児童漫画家、寺田ヒロオである、という点です。寺田ヒロオは1953年(22歳)よりトキワ荘に住み、漫画家としての活動を開始。新漫画党のリーダーとして、多くの若手漫画家たちから慕われるようになります。しかし寺田は、「児童の成長を無視した」少年誌の変化、描き手の変化に苦悩するようになります。1964年、少年週刊誌から撤退。小学館の月刊誌に作品を発表しますが、1973年に筆を折ります。トキワ荘の後輩たちによる新しい漫画の波が、寺田を苦しめることにもなったのは皮肉です。1980年頃のインタビューをテレビで観たことがあるのですが、その表情はとても険しいものでした。寺田は、1992年に死去、享年61歳。私は、寺田作品「カーブくん、ドロップくん」のファンでした。----本作は、役者、演出の力量不足が目につきました。不自然な台詞の多い脚本にも問題があったのではないかと思います。物語には物足りなさを感じるのですが、テーマを寺田にしぼったことを考えると、ちょうどよかったのかもしれません。個人的には思い入れの大きい作品ですが、映画の出来としては、「まあまあ」と言ったところだと思います。5点(2004-06-28 21:57:08)

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