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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  座頭市と用心棒 「座頭市喧嘩太鼓」より2年ぶりに制作された、第20作目となる本作。三船敏郎演ずる用心棒を迎えた企画で、興行的にはそれなりに成功を収めたようです。1966年以降の本シリーズは、殺陣に進歩が見られなくなり、座頭市というキャラクターを神聖化しようとするあまり、話が嘘くさくなってゆきます。さらに本作では、勝の体の動きの鈍さが目立ち、NGと思えるようなシーンでさへ平気で使われています。用心棒をからめたエピソードでは、キャラをたてようとするあまり、墓穴を掘っているようです。もっと軽い扱いでもよかったのではないかと思いました。3点(2005-01-06 11:37:50)

2.  ロッキー 1975年3月に行われたモハメッド・アリ対チャック・ウェップナーの一戦。多くが王者アリの圧勝を予想していたのですが、挑戦者ウェップナーがアリからダウンを奪う熱戦となります。判定でアリが勝利したものの、最終ラウンドまで戦い抜いたウェップナーは、高く評価されることになります。この試合にインスパイアーされ、無名の男優・シルべスター・スタローンは本作の脚本を書き上げます(この逸話には、おまけが付きます。昨年11月、ウェップナーが映画の宣伝に自分の名前を無断で使用したと、スタローンを訴訟)。本作は、与えられたチャンスの中で、結果を求めるのではなく、ひたすら全力を尽くそうとする主人公・ロッキーを、ナイーブに描いています。ロッキーの正体は、貧しいイタリア移民の息子・スタローン自身であったのに違いない。大事なのは結果ではなく、最後までやり抜くこと。私は、ウェップナーではなく、ポルノ男優で日銭を稼いでいた、不遇時代のスタローンの決意に、感動を覚えます。8点(2004-07-10 04:45:03)

3.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 本作は、SFXを用いたコミック映画の走り。私は、公開当時、地元の映画館で観ました。幼年時代には車を持ち上げ、少年時代には電車と競争して勝つ。赤いケープをまとって開始する救出劇。今まで見たこともなかったSFXシーンの連続に、興奮しました。ところがーーーロイス登場あたりから、雰囲気が悪くなります。このロイス、年をとってるわ、すれてるわ、ちっとも美人じゃないわ、スタイル悪いわ、声が悪いわ、下品だわ、性格悪いわ、魅力がない、以前の問題で、良いところが一つもない。なぜこんな女に惚れる?女なら、何でもいいのか?スーパーマン?「スパイダーマン」のMJを見たときも、「なんだ?この生き物は?」と思いましたが、まだ若いだけ救いがありました。いかにもひ弱なルーサーに惨敗するスーパーマンにも、がっかり。ラストはーーー「それはないだろう!!」、「それやったら、もう何でもありになっちゃうだろう!!続編作るんだろ?」と、子供心に思いました・・・後半からは寝ててもいいような本作ですが、中盤までの出来は、すばらしい。スーパーマンの魅力を、じゅうぶんに伝えきっています。5点(2004-07-06 13:37:19)(笑:1票)

4.  スネーキーモンキー/蛇拳 《ネタバレ》 整形後、コミカルクンフースターとして成功したジャッキー・チェーンの主演映画。ユアン・ウーピンの監督デビュー作品です。日本での公開は「酔拳」の後ですが、香港では本作が先に公開されています(ともに1978年)。当時下火だったクンフー映画界は、本作と「酔拳」の成功で息を吹き返しました。本作でのジャッキーは、生まれのせいで苦労をしてきた貧乏な青年。勤勉で、とても優しく、ひどい目にあっても仕返ししてやろうなどとは考えない。応援せずにはられない、そんなキャラクターです。ユエン・シャオティエンは、自分を助けてくれた礼にジャッキーに拳法を教えることになるのですが、師としてではなく、友として、または親としてジャッキーに接します。最後の敵に蛇拳では勝つことができないジャッキーは、新しい技を編み出し、師匠を乗り越えます。単純ではあるのですが、素晴らしいプロットです。1978年に公開されたジャッキー主演の映画は8本、殺陣の出来には当たり外れがあるのですが、ユエン・ウーピン監督作品(本作と「酔拳」)は合格点だと思います。カメラ、音響には拙さがありますが、当時の香港映画ですので目をつむっておきます。本作は、香港時代のジャッキー主演映画で私がもっとも好きな作品です。8点(2004-07-04 23:04:09)

5.  未知との遭遇 全盛期のスピルバーグの凄さは、メッセージ性を排除したその能天気なエンターテーメント性にありました。出世作「激突!」は、正体不明の者にただひたすら追いかけられまくる作品。本作は「激突!」とは逆に、正体不明の存在をひたすら追いまわします。ストーリーの広がりを押さえ、デティールに徹底的なこだわりを見せました。「本当らしい嘘」を作り上げることでは天才的なスピルバーグの代表作です。この時期のリチャード・ドレイファスは、すばらしい演技を見せていました。ジョン・ウィリアムズの音楽はひじょうに単純で、本作にうまくマッチしています。8点(2004-06-28 09:32:07)

6.  エクソシスト 《ネタバレ》 監督ウィリアム・フリードキン、原作・脚本ウィリアム・ピーター・ブラッティの2人のアクの強さ、頑固さがが、幸運にもうまく昇華した傑作。スタッフ、キャストは、そんな2人にかなり苦労したようです。本作は、人間の中の悪、悪に立ち向かう人間の姿をテーマにしています。悪に魅入られた人間、悪に立ち向かう人間、双方の弱さ、強さがたいへん厳粛に描かれています。本作のスタッフ・キャストには、本物の神父が加わっています。テクニカルアドバイザーにはバーミンガム神父、ダイアー神父はオマリー神父が演じています。オマリー神父がいることで、ほかキャストは精神的にかなり助けられていたそうです。本作は、ホラー映画の金字塔であることは事実ですが、このジャンルの枠にとどまることはありません。本作には、いわゆる悪魔は登場しません。カラス神父(神父全員)はそのことに気がつきながらも、少女を救うために悪魔払いを実行します。8点(2004-06-27 17:49:25)

7.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 本作は、障害者やネイティブアメリカンといった「差別される人々」を、ジャック・ニコルソン扮するマクマーフィの暖かい視点で描いています。本作の主人公マクマーフィは、虐げられた人々を自分と対等に扱います。障害は、その人の人権を奪ってよいという理由にはなりません。仲間(ビリー)を殺されたマクマーフィの怒り、マクマーフィを殺さなければならなかったチーフは悲しみが、人間の尊厳とは何か、切実に私たちに問い掛けてきます。 前部前頭葉切截術は、日本でも「本人の了解なしに医師の判断で」行われていました。結果、1979年にはロボトミー殺人事件という悲劇が起きています(日本精神神経学会は「精神外科を否定する決議」を1975年に可決)。ネイティブアメリカンの人口は、合衆国設立からわずか2世紀で数パーセント(10分の1以下)にまで減少しました。8点(2004-06-24 08:06:58)

8.  時計じかけのオレンジ 《ネタバレ》 原作は、アンソニー・バージェス。バージェスは、妊娠中の妻が4人の米軍兵士に乱暴を受け子供を流産した悲劇を経験しています。本作の主人公アレックスは、決して時代のアンチヒーローではありません。しかし本作を誤解した若者たちが事件を起こし、キューブリックはイギリスでの上映を打ち切ることとなりました。本作は、暴力シーンがあまりにも凄惨であることから、近未来という設定をとり、できる限りリアリティが排除されています(原作も同じ)。そうしたアプローチが功となり、同時に無責任な印象も与えています。 ---------------本作、および米国で出版された小説には、原作(英国版)の最終章が欠落しています。この結末では、自我を取り戻したアレックスが、これまでの生き方にむなしさを覚えます。5点(2004-06-23 14:53:40)

9.  スター・トレック(1979) 娯楽作品の中には、製作発表と同時にもうすでに一部の観客の中で映画が始まっている、というものがあります。本作が、そのひとつ。監督は、あのロバート・ワイズ。黒澤明がガッチャマンを映画化する、というようなもので、ファンは大喜び。案の定、レナード・ニモイの出演拒否、ダグラス・トランブルが病気で降板、ラッシュを観たワイズがカンカンになりまるまる1本撮影し直した、などなど、さまざまな情報(憶測)が飛び交い、ファンを大いに楽ませてくれました。本編ですが、ワイズらしい本格SFの真面目な作品。出来は、よい。ただし、テレビのスタートレックシリーズは、設定こそ本格SFであったものの、中身はSF娯楽アドベンチャーでした。「別にこの作品は、スタートレックでなくてもよかったのではないか?」ということを、ファンの多くにすぐに気がつかれてしまったのが本作の悲劇でした。6点(2004-06-23 11:11:35)

10.  野性の証明 《ネタバレ》 原作は森村誠一の小説「野生の証明」。「黒の十字架」というリンク作品も発表されています。本作では、日本の中の独立国・F県羽代市にはびこる悪を暴こうとする元自衛隊員・味沢(高倉健)が描かれています。味沢は、東北の寒村で大量虐殺事件で生き残り予知能力を身につけた少女・頼子(薬師丸ひろ子)を養女にしています。映画の後半は原作から離れ、羽代市の有する軍隊vs.健さんの戦闘がメインに。小説のエンターテーメント性をさらにエスカレートさせた本作には、ミステリー、アクション、SF、戦争、ヤクザ、政治劇、ファミリー、あらゆるジャンルの要素が詰め込まれています。当時、角川の看板作家、横溝、森村のファンには、10代の少年たちが多く付いていました。本作は、当時の角川映画の中でもっとも強く若者層を意識した作品です。長ドスを短銃に持ち替え、絶望的とも思える巨大な悪に立ち向かってゆく健さんの姿に、全国の少年たちがしびれました。ーー夏八木勲は不器用な役者で、作品によってはとんでもない演技をしてくれるのですが、本作では役にぴたりとはまっていました。7点(2004-06-22 19:00:02)(良:1票)

11.  ブルークリスマス UFO信者で有名な倉本聰脚本の、いわゆる最低映画。本作の1年前に公開された「未知との遭遇」のヒットに便乗して製作されました。しかし本作は、信者が正気を失って書いた脚本であったため(迫害されるUFO信者がテーマ)、一般の方が観るのはかなり辛い作品となってしまいました。1点(2004-06-21 14:10:31)

12.  ルパン三世 カリオストロの城 映画ルパンシリーズ第一作「ルパン三世 ルパンVS複製人」は、アニメブームの勢いで興行的にある程度の成功を収めました。しかし、テレビ放送の旧ルパン三世を支持していたファンからすると、たいへん残念な出来。第二弾となる本作「カリオストロの城」は、前作に幻滅したファンがルパン三世から離れていってしまったこと、宮崎のキャラクターデザインがルパン三世のイメージを崩していたこと、ポスターのデザインセンスが悪かったこと(インターネットのない時代、それはとても重要なことでした)、旧ルパン三世のファンが支持していたのは主に大塚版であり、宮崎ではなかったことなどから、映画の入りはたいへん悪かったと記憶しています。本作の評価が高まったのは、ロードショーが終わったあたりから徐々にでした。私が本作を観たのは、公開から1年後、場末の映画館で。スピード感のあるアクション、完成度の高いストーリー(実際は製作時間がなく、小説などから舞台やエピソードをいただいて話を作ったと、後に宮崎が話していました)、たいへん魅力のある作品でした。7点(2004-06-21 10:54:10)

13.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 マンガ少年の人気アニメ投票1位を受けて、公開されました。プロデューサーの西崎によると「宇宙戦艦ヤマトは2部構成。1部は、イスカンダルに到着するまで。2部は、イスカンダルからの帰還を描くことになる。1、2部ともテレビ版の再編集ではなく、劇場用にあらたに制作しなおしたものとなる。1部の制作はもうすでに終了している。2部は1部から半年後に公開する予定」とのことだったのですが、実際に劇場用に加えられたのは、死亡したスターシャのメッセージ再生シーンのみ(2部が公開されることもありませんでした)。もっとも、当時はアニメという言葉さへ浸透していなかった時代。劇中、デスラーの肌の色が白から緑に変化するとか、加藤を演じる声優が前半と後半で別人だとか、気にする人はいませんでした。それよりも、本作はそれまでのテレビアニメになかった試みと冒険、熱意に満ちあふれていました。スターウォーズと同じで、ヤマトは映画作品というよりはイベントとして、中学、高校生を中心にファンを増やしてゆくことになります。私は、スターウォーズが日本で今ひとつ振るわなかったのは、もうすでにヤマトが日本にあったからだと思っています。今なら作ることは不可能であろう「第二次世界大戦のリベンジ」とも思えるストーリー。現在のテレビアニメと比較すると、絵の荒さ、構成のお粗末さなどが目立ちますが、日本のアニメを変えたことでも(産業を作ってしまった)、歴史的資料として一度は観ておくとよいかもしれません。6点(2004-06-21 03:01:52)(良:1票)

14.  人間の証明 テレビの2時間ドラマなどがそうなのですが、1台のカメラのみで、コンテもなく、全シーンを適当に撮影しているのだろうと思います。撮影の荒さが、目立ちます。全体的にセンスに欠き、ファッションショーの件などは、ひどいものでした。スタッフの多くはファッションショーなど観たことがないまま、撮影に入ってしまったのではないでしょうか。主演の松田優作は、華のある役者なのですが、戦後の悲劇を背負った主人公としての配役には疑問が残ります。岡田茉莉子は、あきらかにミスキャストでした。ジョージ・ケネディが意外と好演していたのが、おかしかった。脚本は、原作を器用にまとめてはいるのですが、安易なシーンがたくさんあります。特にあの結末は、ひどかった。なんとかドラマチックに盛り上げたかったのでしょうが、失敗です。レベルの低い本作ですが、公開当時の宣伝は、うまかった。ジョー山中の主題歌は、あまりにも印象的でした(ただし、本作ではなく、コマーシャルの)。3点(2004-06-20 11:14:34)

15.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》 結局、ルークがライトセーバーを振るうことはなく、宿敵ダースベーダーは脱失。公開当時、「つづく」で終わる映画など観たことがなく、とても不満でした。意外性のないラストにも、がっかり。特撮シーンは、ボリュームが多いというだけで、特に優れたものとは思いませんでした。R2D2とC3POのでこぼこコンビのデザインは、とても野暮に感じました。ーーーというのが、20数年前、初見の感想でした。現在は、いかにたくさんの新しい試みがこの映画に成されていたかが理解できるようになり、私の中で評価が高くなっています。7点(2004-06-19 14:46:36)

16.  獄門島(1977) 《ネタバレ》 公開直前、徹子の部屋を観ていたら、ゲストに司葉子が現れ、「私、今度、横溝さん原作の映画で、犯人の役をやるんですよ」と、いきなりネタバレしてくれた、思い出深い作品。市川崑は女性が犯人であることにこだわりがあります。しかし、この犯人変更は、失敗。物語は作りやすいのでしょうが、原作の方がよかった。金田一の恋する女性に、大原麗子。確かに綺麗な方なのですが、この当時、もうすでに娘役はきつい年齢に達していて、納得ゆかないものがありました。6点(2004-06-18 04:55:37)

17.  愛のコリーダ 歯止めのきかなくなった定、疲労してゆく吉蔵が、とてもリアルに描写されています。米国の劇場で観たのですが、上映中、幾人もが席を立ちました。たいへん疲れる映画でした。が、その疲労はむしろ、本作にすれば成功を示しているように思います。大島渚による最後の下手なナレーションは、失敗。テロップですませてほしかったと思います。8点(2004-06-08 05:54:12)

18.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) アラン・パーカーの最高傑作。本作は原作(実話)を大きくアレンジしています。原作は、投獄の理由である麻薬が刑務所内ではどうどうと使用されている矛盾、米・トルコ政府間の問題の生け贄となった境遇がテーマとなっています。本作では、自由への渇望を強調し、主題としています。刑務所内での麻薬に関するエピソードをばっさりと切り、原作にはない恋人をキャスト、刑務所内の悲痛な状況をしつこく描写しました。 これらは、すべて成功しているように思います。 ===53の最後の人物(マックス)について=== マックスは、原作にも登場します。原作では、刑務所内での麻薬の乱用により、廃人になります。主人公ビリーは、開放刑務所に移転させられたため(ここから脱走が始まります)、マックスの消息はわからなくなります。(記憶違いがあるかもしれませんが、ご容赦ください)9点(2004-06-07 06:59:07)

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