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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
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1.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 尺に制限があることから、「殺人鬼と女性FBI捜査官のコンビによる奇妙な探偵小説」という原作の魅力は薄れてしまいました。しかしそれでも、本作はすばらしい出来です。撮影にFBIの協力を得られたこと、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンス、この2人の名優がじゅうぶんに実力を発揮できたこと、そして精密なセットと小道具により、脚本ではなく、画でリアリティを作ることに成功しました。原作は、「レッド・ドラゴン」の続編。「刑事グラハム/凍りついた欲望」の邦題で、1986年に映画化されましたが、興行的にはぱっとしませんでした。トマス・ハリスのデビュー作「ブラック・サンデー」は、1977年に映画化されたものの、試写会のみで公開中止。つまり、本作は、力がありながらも今ひとつ知名度の低かったトマス・ハリスの出世作でもあります。8点(2004-07-15 06:12:17)

2.  シベリア超特急 水野晴郎の人生は、負け続きでした。外地での敗戦(父は職業軍人)、中学中退。彼がNTVの映画番組の解説者として世に知られるようになるのは、39歳のとき。しかし、その番組を降板しての出馬。そして(本人にとっては)まさかの落選。番組に復帰した水野を待っていたのは、世間のあざけりと、男色(デブ専)の噂でした。クイズ番組や情報番組の司会に乗り出しますが、失敗。本作は、そういったどん底の時期に制作されています。さらに本作は、作品的にも、興行的にも惨敗します。水野の設立した「ウィズダム」は、本作の配給・制作を手がけ、そのために倒産。しかし水野は、ここで信じがたい決断をします。「シベリア超特急」のシリーズ化に専念するため、番組司会を再度降板・・・このとき、水野は65歳。水野にとって「シベリア超特急」は、最後の挑戦、退路を求めるよりは討ち死にする覚悟だったのだろうと思います。その姿が「無様」であるほど、私はそこに「有終の美」を感じます。本作をこれから鑑賞しようとする方は、「シベリア超特急」を1本の映画作品として捉えないでほしい。水野晴郎という「老兵士の散花」を見届ける覚悟で、どうか本作に挑んでいただきたいと思います。--------------------水野は昨年、スカイパーフェクトTVの専用チャンネルにて「ファン待望の映画解説者としての復帰」を果たしました。番組名は、「水野晴郎の発掘!エロエロ映画館」。 水野の挑戦は、まだまだ続きそうです・・・誰か、とめて・・・0点(2004-07-07 13:10:33)(笑:5票) (良:6票)

3.  ロッキー5/最後のドラマ ジョン・G・アビルドセンが監督に復帰。不細工な場面はいろいろあるものの、もし本作が5ではなく2だったとしたら、名作になる可能性がじゅうぶんにあったのではないかと思います。ただ、ロッキーの精神的な強さを思わせるシーンがほしかった。愛弟子の裏切りで、「おれもあいつの気持ちはわかる。世界のリングでがんばってくれるよう、応援するぜ」くらいの強がりを言ってほしかった。シルベスター・スタローンの実子・セイジ・スタローンが好演。今後が楽しみと思っていたのですが、デイライト(1996)以降の活躍は耳にしません(シルベスター側近殺人未遂で、銀幕から消えてしまったのでしょうか)。残念。5点(2004-07-07 04:18:15)

4.  新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 完結編の完成が間に合わず、できたところまでをとりあえず公開。庵野秀明のアマチュア臭さと、延期をせずに公開してしまった角川のえげつなさを感じました。当初、エヴァンゲリオンをおかしな具合に取り上げていたマスコミが、本作公開直後から「もののけ姫」に切り替え、絶賛していたのが、可笑しかった。宮崎駿は本作のおかげで、ずいぶん得をしたように思います。1点(2004-07-07 01:34:38)

5.  THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 「マニア以外お断り」の作風に、庵野秀明らしさを感じます。「DEATH&REBIRTH」公開当時、エヴァンゲリオンはマスコミにおかしな取り上げられ方をしてしまい、間違って劇場に足を運んでしまった親子連れが可哀想でした。本作は、テレビシリーズを観て気に入った人であれば鑑賞すればよいし、そうでなければ素通りするべきです。2点(2004-07-07 01:18:15)

6.  WHO AM I? 久しぶりのジャッキー監督作(1988年のポリス・ストーリー2以来?)。2時間強の尺は長過ぎで、本作の内容でしたら、1時間20分前後にまとめてくれてもよかったように思います。脚本、演出は、手抜き。白人の役者たちは、ギャラを惜しんでグレードを落としたのではないかと思うほど、お粗末な演技を見せます。アフリカロケをやっちゃったり、いろいろとお金かかってますから・・・本作は、「開始から1時間30分は、寝ていて良い」と、自信をもって言えます。終盤のビルの屋上ではじまる殺陣から、本作はおもしろくなります。が、このときのジャッキーに黒の革ジャケットを着させた人間を、私は恨みます。せっかくのアクションだというのに、手足の動きを殺しています(たぶん、本人が好みで着ているとは思うのですが)。ビルを滑り降りるシーンはすさまじいのですが、ワイヤーがちかちか光るのが、気になりました。もうちょっと編集に気を使ってくれてもよかったように思います。本作にちりばめられているギャグは、役者の力量と音楽が徹底的に邪魔しています。ジャッキー作品にはよくあることなのですが、「この映画に、このアクションは、もったいないな」と思う一作でした。5点(2004-07-06 16:24:50)

7.  居酒屋ゆうれい 原作は、山本昌代。古典落語「三年目」のプロットを広げています。「三年目」は、死別3年目にしてようやく化けて出てきた女房に泣き笑いしてしまう、暖みのある落語です。本作の舞台は現代ですが、萩原健一の味のある演技が古典落語の雰囲気を漂わせていて、よかった。ただ、後半、豊川悦司のからむあたりからトーンが変わり、演出がだれてきます。「生きている人間の方が大事」というのは、本音ではあるのでしょうが、その台詞のはきかたにまったく「痛み」が感じられません。ラストの大団円も、安易です。過去を清算して終わりではなく(人ひとり、殺していることですし)、亡くしたものを置いて先にすすまなければならない人の辛さとたくましさを思わせるような、味のある終わらせ方をしてほしかったと思います。6点(2004-07-03 01:16:43)

8.  フェイス/オフ ジョン・ウー作品は、観客を選ぶのだろうと思います。で、私は選ばれませんでした。劇画タッチの強引なプロット、大味なアクション、しつこい演出、どれもこれも、私にはあいません。ジョン・トラボルタの一本調子な芝居も、とても目障りでした(彼は不器用なんですが、うまく使えばとても華のある役者です)。しかし、「駄作」だと言うつもりはありません。これはもう、私の惨敗です。4点(2004-06-29 19:17:28)

9.  スターゲイト まずお断りしておくと、「本作のリンク作品であるTVシリーズのStargate SG1はおもしろい」です。で、本作なのですが、「ローランド・エメリッヒがまたやっちゃいました」という感じ。エメリッヒは、大きな予算、優れたアイデアで、なぜかB級映画を作ってしまうハリウッドの職人です。持ち味は、スターを使えないこと。本作の設定は、たいへんおもしろい。異世界に通じる謎の環、探検を試みる軍隊。エメリッヒのアイデアは、常に一流です。閃きだけで、今日まで生き残ってきました。問題は、脚本、演出、キャスティング、撮影・・・。3点(2004-06-29 00:52:37)(笑:1票)

10.  トキワ荘の青春 私が本作に愛着を抱くのは、本作の主人公が、石ノ森章太郎ではなく、赤塚不二夫でもなく、藤子不二雄でもない。現在ではその名前を忘れられつつある児童漫画家、寺田ヒロオである、という点です。寺田ヒロオは1953年(22歳)よりトキワ荘に住み、漫画家としての活動を開始。新漫画党のリーダーとして、多くの若手漫画家たちから慕われるようになります。しかし寺田は、「児童の成長を無視した」少年誌の変化、描き手の変化に苦悩するようになります。1964年、少年週刊誌から撤退。小学館の月刊誌に作品を発表しますが、1973年に筆を折ります。トキワ荘の後輩たちによる新しい漫画の波が、寺田を苦しめることにもなったのは皮肉です。1980年頃のインタビューをテレビで観たことがあるのですが、その表情はとても険しいものでした。寺田は、1992年に死去、享年61歳。私は、寺田作品「カーブくん、ドロップくん」のファンでした。----本作は、役者、演出の力量不足が目につきました。不自然な台詞の多い脚本にも問題があったのではないかと思います。物語には物足りなさを感じるのですが、テーマを寺田にしぼったことを考えると、ちょうどよかったのかもしれません。個人的には思い入れの大きい作品ですが、映画の出来としては、「まあまあ」と言ったところだと思います。5点(2004-06-28 21:57:08)

11.  シックス・センス 《ネタバレ》 不幸なことに、上映開始から10分後に観始めたにも関わらず、中盤でオチが読めてしまっていました。みなさんのコメントを読んでていて、少し損した気分です。M・ナイト・シャマランはキャリアのほとんどない監督だったのですが、本作で一気にスターダムに。おかげで、その後の作品はかなり苦労しているようですが・・・本人は、きっと満足なのでしょう・・・本作で生まれたもう1人のスターは、天才子役ヘイリー・ジョエル・オズメント。実は、本作では「天才」と呼ばれるまでの演技はまだ見せていないのですが、その才能はじゅうぶんにうかがい知れます。ブルース・ウィルスの演技は、相変わらず。本作がおもしろいのは、幽霊に人権を与えてしまったこと。顔のくずれたゾンビもどきの幽霊たちが漂わせる人の情に感動を覚えてしまう、不思議な作品です。6点(2004-06-28 15:12:07)

12.  アルマゲドン(1998) ストーリーは、いたってシンプル。「米国のブルーカラーが世界を救う」というものです。つまり本作は、米国のブルーカラー、ブルーカラーの家族を持つ人たちに観てもらうために作られた娯楽作品です。当然、テーマは家族愛。脚本や演出は大げさなほど、わかりやすくなっています(監督マイケル・ベイ、脚本ジョナサン ヘンズリーですし)。音楽は、老骨エアロ・スミス(ティーブン・タイラーの娘リヴ・タイラーがちゃっかりヒロインで出演)。ツボを押さえています。ただし、本作のターゲットから外れてしまった人が観てしまうと、退屈することになるかもしれません。5点(2004-06-25 11:13:08)

13.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 失ってはいけないものを失ってしまい、立ち往生してしまう。先に進むためには、失ったものを取り戻すか、代わりのものを見つけるしかありません。いずれにしろ、時間は容赦なく過ぎてゆきます。本作の主人公である2人の中年男性は、失意から立ち直るきっかけを欲しがっています。本作は、彼らがそれを手に入れるまでの過程を、苦悶ではなく、慈悲の目で見ています。監督は、テリー・ギリアム。本作の6年前に製作した「未来世紀ブラジル」のテイストを残し、大人の寓話を描いています。傑作です。8点(2004-06-24 14:22:32)

14.  インデペンデンス・デイ 故・淀川長治さんの評「アメリカ映画はゼニをもうけるためなら何でもやってみせる、そのゴールドラッシュ精神がここにあふれ、これを見るこちらはあきれてその根性を楽しんで“目”で見とれきればよい」まったく同感です。しかし、2時間25分は長い。本作は大作であることを主張するため、無理に時間を引き延ばしているようにさへ思えます。エピソードを整理して、2時間以内に収めてほしかった。本作公開の翌年(1997年)、小説「3001年終局への旅」が出版されました。その結末が「インデペンデンス・デイ」に似ていることについて、著者アーサー・C・クラークが同書の解説で触れています(「おそらく」偶然だろう、としています)。4点(2004-06-22 11:30:23)

15.  レザボア・ドッグス 《ネタバレ》 脚本はアメリカの現代文学、演出はオフブロードウェイの舞台を、わざと臭わせています。ストーリー重視で軽んじられる傾向にあった言葉(台詞)にこだわり、アメリカの古典映画を再生してくれました。本作は、米国人よりもむしろ(日本を含む)外国人受けするのでないかな、と思いました。「地獄の黙示録」の主役降板以来、不遇にあったハーベイ・カイテルが、華のある演技を見せています。彼とジョン・トラボルタを再発掘してくれたタランティーノには、感謝しなければなりません。7点(2004-06-22 06:55:24)

16.  寝盗られ宗介 《ネタバレ》 同タイトルのNHKテレビドラマ(萩原流行・大竹しのぶ主演)がたいへん良く出来ていたため、期待半分、不安半分で鑑賞しました。原田芳雄は、弱みを見せることを許されない悲しい中年男。藤谷美和子は、強がる男がいかにも惚れてしまいそうなキュートで馬鹿な劇団女優を、見事に演じてみせました。藤谷は、こんなによい女優だったのだろうかと、とても驚きました。つかこうへいが書いた「寝盗られ宗介」には、長編小説、短編小説、戯曲があります。本作は、長編小説をベースにしています(ただし、つかのこの時期の長編小説は必ずラストがアンハッピーとなります)。豚と猫を掛け合わせた家畜「ぶたねこ」が登場する無茶なエピソードが妙にリアルで、おかしかった。本作は、私がつかこうへい映画でもっとも好きな作品となりました。8点(2004-06-20 18:04:58)

17.  Kids Return キッズ・リターン 《ネタバレ》 本作は、何の予備知識もなしに、映画館でオープニングクレジット終了直後から観たため、長い間、北野映画だとは気がつきませんでした。ただ、たいへん心に残った映画でした。速撮りの代償として、北野映画はどれも完成度が低いのですが、本作は例外です。誰もが思い当たる青年期の挫折を、厳しさと優しさの混在した視点で丁寧に描いた、思い入れのしやすい作品です。ただし、挫折する青年たちとは対照的に成功に向かう漫才コンビとマネージャーは、嘘くさく、(ウサギと亀、とでも言いたげで)鼻につきました。金子賢の演技は、すばらしかった。安藤政信も熱演でした。8点(2004-06-20 16:15:57)

18.  菊次郎の夏 ヴェネチアで受賞を逃したことについて、残念だと北野がコメントしたのが、とても意外でした。物語の前半は、菊次郎が子供を母親の元に届けるまで。後半は、子供と過ごす夏休み。子供は、容姿がよくなく、口数も少ない。菊次郎は、自分の少年時代を重ね合わせているーーーといったとても単純なお話。本作の大半は、おそらく現場でアドリブ的に作られたのではないかと思います。芝居の部分とアドリブの部分とのトーンが違い大きく、違和感があります。映画館でテレビのつまらないバラエティを観させられているように感じることもありました。脚本、構成、アイデアは、レベルの低さが目立ちます(悪い、ということではなく)。アラの多い本作ですが、エンターテーメントとしてのツボは押さえていて、楽しめる映画に仕上がってはいます。5点(2004-06-19 01:31:31)

19.  HANA-BI 《ネタバレ》 北野映画は、ドラマ作りをしようとすると失敗する傾向にあると思います。メインは西の退職後なので、ああいった構成になったのでしょうが、わかりづらいフラッシュバックでした。病院で、中年の鍛えられていない体をさらす西、これは観せるべきでなかった。それまでの、そしてその後の西の強さが、嘘に見えてしまいました。ラストに登場する実娘は、幼くしてなくなった子供を彷彿させなければらないのに、成長し過ぎ。もっと幼い子役を使えばいいのにと思いました。その子の前で、銃声を鳴らせるべきでもなかった。話に落ちを着けたかったのでしょうが、しつこいです。ヴェネチア受賞の最大の功労者は、西の妻を演じた岸本加世子でしょう。薄幸の婦人を、リアルに演じていました。ラストまで一言も喋らせなかった北野も、やはり非凡な監督に違いありません。6点(2004-06-18 07:49:16)(良:1票)

20.  3-4X10月 《ネタバレ》 にぎやかな狂気(ビートたけし)と静かな狂気(柳ユーレイ)が、それぞれの破滅に向かって突き進んでゆく。自分の代わりに、舎弟の指を強引に切り取る北野、「人気のない事務所」に、「現実に存在するかどうかもわからない彼女」と突っ込んでゆく雅樹、二人の異なる種類の狂気は、厳粛ですらある。傑作なだけに、井川比佐志とガダルカナルの演技が下手なのが、残念。特にガダルカナルは台詞が多いだけに、つらかった。 構成に素人臭さを感じるが、北野監督のこれからがひじょうに楽しみな作品。7点(2004-06-18 07:10:52)

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