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評価順1
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1.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 緩やかで優しいブルーベルベットの曲と供に幕を開ける作品、がしかしそこから始まる物語では正に異質な世界を目撃することになる。リンチの映画はマルホランド・ドライブやイレイザーヘッド、ツインピークスといい、歌が印象的なものが多いですね。そしてその物語とは不似合いな曲が更に異様な世界を引き立てています。特にその中でもブルーベルベットの曲は印象強く残っています。にしてもブルーベルベット大好きっ子のデニスホッパーのマジにクレイジーな演技は一見の価値ありですね。イザベラロッセリーニのくせのある醜美紙一重なキャラも映画の象徴として存在感をムンムンと醸し出していてグッドでした。いわゆるリンチ映画は基本的な物語自体は単純なのだが、やたらとややこしくさせる演出や異質な世界観が物語から観客を遠ざける。正に賛否両論がきっぱり分かれる作品どころが多い。しかしながら個人的には、普段使わないような第六感的な部分に働きかけてくる、そのアート的な世界観にとても惹かれてしまいます。...好奇心は非日常へ..人はふだん存在意義の理解できるものや現象、出来事に囲まれ生活している。それが日常です。しかしそんな意義を超越したものや出来事が起こる非日常があるなら..覗いて見たくないですか?そんな人はリンチ映画を見てください笑8点(2004-06-17 01:23:37)

2.  アウト・オブ・サイト 主演のジョージクルーニーとジェニファーロペスがとってもセクシーでカッコよかったです。 対極する地位にいる二人が恋に落ちるという展開はよくありますが、キャラや時間軸の設定が割と地味な映画をまあまあ面白くしてくれました。序盤は期待せずに見ていたせいか見終ってみると思ったよりは満足感があり他のソダーバーグ作品にも触れてみようと思いました。6点(2004-06-16 23:02:04)《改行有》

3.  ライアー ライアー 《ネタバレ》 すばらしいですね~、ジムキャリーの痛々しいほどの体当たり芸からはプロ魂が滲み出ていました笑 まさに彼こそエンターテイメントの塊。物語の題材も実に面白く明快でトムシャドヤックらしい映画ですね。..世の中は常に真実と嘘で成り立っている、世の中がどちらの比重に傾いて成り立っているかは判らないが、人生を歩む上ではこれが嘘に傾いてしまうと人生の素晴らしさを半減させてしまう事になるだろう..。主人公であるフレッチャーは職業柄もあるが嘘を利用して、うまく世を渡って行こうとする男だ。しかし彼の息子はそんなフレッチャーの嘘に毎回約束を破られ傷ついてしまう。やがてはそれが原因となり大好きな父のもとを離れることに賛同してしまうのだった。息子の切なる願いによって嘘がつけなくなったフレッチャーは、今まで嘘によって自分の思い通りにしてきたものからのしっぺ返しや暴露を強いられる。そして全てをさらけ出した時に彼は己の醜さを痛感することになるのだった。しかし、そこで彼は自分には大切な真実があるのだという事に気づいたのだ。世のなか地位や金が全てじゃない「息子を愛している!」そして晴れ晴れしく、嘘から開放された彼は命がけで大切なものを取り返しに行くのだった..。う~ん、やっぱり嘘ばっかりついてたら人生うしろめたくて、気分イイもんじゃないですよねっ!笑6点(2004-06-11 00:32:32)

4.  レオン(1994) 《ネタバレ》 通気口での別れのシーンは二人の演技にグッとさせられました。やはりジャンレノは良い俳優ですね~。ナタリーの子供と大人の間の未熟的キャラもとても魅力的で好演でした。最後のシーンではこれから力強く生きていくだろうマチルダの未来像が見え、後味も良かったです。..人間にとって孤独に生きていくのは実に寂しいことである、しかし誰かと生きていくということには犠牲も生じるのだ。だが人が何かを守ろうとすることや愛するということは何事にも勝る輝きを見せてくれる。レオンはまさにその輝きを初めて手にすることができ散っていったのだ。マチルダは誠の愛を、初めて知り、失うことになる、「大人になってもツライ?..生きてくことって」「いつだって一緒だ..」しかし彼女は力強く生きていけるだろう、レオンを忘れることは出来ないのだから。全体的にツッコミ所はいくつかありますが、テンポもよくとても観やすい映画でした。5点(2004-06-09 16:29:16)

5.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 ひさびさのパニック大作ですが、期待していたスレスレのスリル感を味わう演出はあまり見られませんでした。映像に関しては細かいこだわりが随所に感じられ一見の価値はあるのですが、ドラマ性がやや薄く物足りなさを感じました。公開4ヶ月くらい前からスゴク期待して待っていただけに自分としてはチョっト残念でした。題材としてはリアリティーのあるものですがそれだけに、もう少し人間の本質的な部分をさらけだし、且つそこに観客が入り込めるスペースを散らして欲しかった。「あなたはその時どこにいますか?」これが個々に響くものとなるともっと良かったと思う。ちなみにサム役はドニーダーコやムーンライトマイルの閉鎖的な印象が、自分的には垣間見えてしまい再開のシーンなどがとても淡白なものに見えてしまった。それにしてもあのシーンは短くないかな?総合的に、お決まりではありますが伏線を張り、いくつかのドラマを連係させる構成は個人的には好きです。まあ様々な層の人でも最後まで観る意欲を持てる作品ではありますね~。大麻を新資源として活用できれば氷も溶けないかも?・・・ 6点(2004-06-08 01:05:36)《改行有》

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