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1. 男たちの大和 YAMATO
《ネタバレ》 戦艦「大和」撃沈までの過程を通して、戦争の悲惨さ、理不尽さを訴える作品。
少年兵や下士官の視点を中心に描かれており、より身近に戦争を感じることができます。
主眼を大和に絞っているため、大局を理解するには劇中でのナレーションだけでは不十分でしょうが、日本人であれば特に問題はないでしょう。
十代の少年までもが、国のため、家族のためにと、覚悟の意味もよく分からないままに覚悟を決めて、戦場へと向かう姿は、観客の涙を誘います。
戦闘シーン、大和の CG については、ほとんどが箱庭的シチュエーションであることもあって、それほど不自然さもなく、なかなかいいです。
感動作にありがちな、過剰なお涙頂戴演出も無くはないですが、そこにさえ眼をつぶれば、ストーリーが自然に心に染み入る佳作と言えると思います。
映画としては珍しく、上映後に拍手が起こっていたのが印象的でした。
[映画館(字幕)] 8点(2006-01-02 14:14:33)《改行有》
2. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 典型的な「何も考えずに観る作品」と言えるでしょう。
エンターテインメントとしての完成度は悪くないと思いますが、本当に「何一つ」心には残りません。
勿論、そんなことは作り手側も百も承知でしょうし、観に行く方も承知していることでしょう。
つまり、純粋に「楽しめるかどうか」に全てがかかっていて、そして成功している部類だと思います。
個人的に残念だったのは、主役二人の優秀さが、今ひとつ伝わってこなかったことです。
それぞれが、一流の殺し屋という設定だったようですが、行動の一つ一つが大雑把で、「さすが」と思わせる要素が少ないです。
主役二人の抹殺をもくろむ組織の追手にも、全くプロフェッショナルらしさが見受けられず、そこに所属していた二人の腕の程も透けて見えてしまいます。
見所は勿論、命がけの夫婦喧嘩です。
もっと、二人の掛け合いが多くても良かったように思いますが。
どの映画を観るべきか相談を受けた時に薦めたい作品ではありませんが、この映画を観に行くという人を止めるような作品でもありません。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-31 03:02:43)《改行有》
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