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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. グレムリン まさかこんなにグロイ映画だとは想像してませんでした(どう考えてもファミリー層狙いのクリスマス映画なのに)。ま、こういうファンタジーに難クセ付けるのもどうかとは思いますが、あれだけの騒動を引き起こして死人まで出たのに、主人公の周辺では特に被害もなく、何事もなかったかのようにメデタシメデタシってのもどうなんでしょうね。[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-10-22 21:53:49) 2. 時をかける少女(1983) 先にアニメ版から入ったクチですが、このオリジナルを観て最初に浮かんだ感想は「アニメ版、本当に上手くリメイクしたなぁ…」。本家の方は「時をかける」というには程遠く、ただ巻き込まれただけといった感じ。いたずらに時をかけまくった代償としてああいう結末を迎えたアニメ版と比べるとイマイチ盛り上がりに欠けます。 あと、これはもう世代の差かもしれませんが、公開当時2歳だった私がこの年になって観ると、台詞も演技もストーリーも何もかも(エンドロール含む)がこっ恥ずかしくてしょうがなかったです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-06-22 14:32:23)(良:1票) 《改行有》 3. 黒い雨 まず目を引くのは、原爆投下直後の広島の惨状を「これでもか!」というぐらいに生々しく描いた前半部分。かつてトラウマになった漫画「はだしのゲン」が吹っ飛んでしまう程の凄まじい衝撃映像の連続に思わず目をそらしそうになりました。不覚。そのインパクトに比べると昭和25年の話は若干弱い気もしますが、それでも直接被爆者や二次被爆者が次々と死んでいく展開は実に恐ろしく、原爆の被害が一過性ではない事の残酷さを否応無しに思い知らされます。また、矢須子の「その後」を敢えて描かない寸止め描写も◎。もし今これをリメイクしたら、思い切り泣ける「最期」にしてしまうんでしょうね。[CS・衛星(邦画)] 8点(2008-06-22 14:19:44)(良:1票) 4. レイダース/失われたアーク《聖櫃》 考えたら負けですね、こういうジェットコースタームービーは。観ている間だけ楽しければよし(それ自体悪いことではない)。とはいえ、ラスト10分程の急展開はいかがなものかと…。まるであそこだけ違う映画になってません?[DVD(字幕)] 6点(2008-05-03 21:18:13) 5. スタンド・バイ・ミー よくある「少年達のひと夏の冒険物語」のひとつだが、そもそも何故「死体探し」なのか? 意味が分からん。現代編のラストも、なんか非常に優等生的と言うか何と言うか…ちょっと美談過ぎる気がする。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 21:14:30) 6. パリ、テキサス 前半のトラヴィスの行動理由がまるで分からず、単なるダメ親父にしかみえないのが致命傷。子供を置いていった母親も母親で勝手な生活しているし、こんな状況で家族が再会したって別に何とも思わないです(ラストも思いっきり無責任だな親父)。前半のカラッとした砂漠の風景の素晴らしさ以外は特に印象にも残らない映画でした。[DVD(字幕)] 5点(2008-04-05 12:51:52) 7. プロジェクトA とにかく「アクション命!」な痛快娯楽映画。こういう映画に小難しい理屈はNG、CGなんぞに頼らないガチのアクションにただ酔うべし![DVD(字幕)] 7点(2008-04-05 12:41:18) 8. アンタッチャブル 本作最大の欠陥は、アル・カポネ側の描写が圧倒的に少ないこと。アル・カポネの人物像や禁酒法、それらを産み出した当時の時代背景についてある程度知識がないと「正義の警官4人組がマフィアを壊滅させる」だけの平板なお話になってしまう(「警官=正義」「マフィア=悪」という勧善懲悪な世界観)。せっかくカポネ役にデ・ニーロを配しておきながらこれは非常に勿体ない。あと、いくら相手がギャングだからといって、問答無用で撃ち殺すのもどうなんだろう。端で見ている人にとってはどっちが悪者か分からないぞ、これ。[DVD(字幕)] 5点(2008-03-08 21:47:30) 9. ライトスタッフ テストパイロットの話と宇宙飛行士の話が並行して展開しますが、それらを並行させる意味がよくわからない。まぁ史実に基づく話だからねじ曲げることはできないんでしょうけど(例えばイェーガーが技術スタッフ的な形で宇宙飛行士たちをサポートする側に回るとか)、三時間という長尺も相まって、なんか二本立ての映画のような気分で終始観てしまいました。決してつまらない映画ではないんですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-08 18:41:21) 10. バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 鑑賞中、ずっと「これは久々の傑作や!」と思いながら非常に楽しんでいたのだが、思わぬ形で大ブレーキ。あのマジックショーは正直必要なかった。それまでの展開から考えてもちょっと飛躍しすぎだと思う。僕としては、ブリンダは最後までカリカリしたオバちゃんであってほしかったです。これってもしかして「完全版」の追加部分なんでしょうか。だとしたらショック。『ニュー・シネマ・パラダイス』以来のショック。[DVD(字幕)] 7点(2007-08-05 14:56:31) 11. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 《ネタバレ》 本作のような『ベン・ハー』級の長尺映画となると、相当話が面白くないと正直観ていてキツい。で、この映画、ストーリー自体は悪くなかったけどやはり無駄な装飾が多い気がします。何とかがんばって3時間前後まで縮められなかったのだろうか。何かと話題のラストの解釈については、僕は最初からあれはヌードルスの都合の良い「幻想」だと思ってました。空白の30数年が全く描かれていないことがその決定打のように思われます。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-05 14:45:28) 12. ストレンジャー・ザン・パラダイス 「ワンシーン/ワンカット」の画面構成が非常に印象的(最初は違和感を感じましたが…)。別段大きなドラマがあるわけでもなく、その日その日を何となく生きている3人の若者のグダグダな生活の断片を、文字通りブツ切りにして並べただけのような映画。このテの映画ってあまりグダグダすぎるとただ単につまらない映画で終わってしまうけど、この映画の場合はその辺のさじ加減が絶妙。どこがどうというわけでもなく絶妙。内容よりも雰囲気を楽しむ映画のように感じました。[DVD(字幕)] 8点(2007-06-09 16:22:24) 13. ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 最初はちょっとタルかったものの、飛行機→列車への乗り換えあたりから俄然面白くなり、最後まで飽きることなく楽しく観られました。さすがにFBIが目前に迫っているのにヒョイヒョイとそれをかいくぐっていくあたりはちょっと安易かなとも思いますが、それが決して致命的欠陥にもなっていない。でもできれば奥さんの話をもう少し絡めてもよかったかな、と。車も結局あのままだしね。[DVD(字幕)] 7点(2007-05-09 20:54:14) 14. レイジング・ブル 《ネタバレ》 個人的には同じボクシング映画の『ロッキー』よりも、むしろ『スカーフェイス』に近いような気がしました。実力はあるのに、その自己中心的な姿勢から身内にも疎まれ、やがて孤立していくジェイクの姿がどこかトニー・モンタナの姿と重なって見えた。ただしマフィアのモンタナならともかく、堅気のラモッタからそういった自己チューな性格とか破滅思考などが感じられると、どこか興醒めに思えたりもする(あんなに嫁さんをしつこく問い詰めるなよ…とか)。というわけで、デ・ニーロの神がかり的な演技を差し引いてみた場合、それほどは印象に残らなかったです。[DVD(字幕)] 6点(2007-05-09 20:46:30) 15. スカーフェイス 《ネタバレ》 どうしても間延びした印象は否めませんが、狂犬モンタナの存在感の前では全て帳消し。「Okey!」連発のラストはもう凄過ぎる。あんた本当にアホや(褒め言葉)。そういやアル・パチーノって『ゴッドファーザーPARTII』でも寝室を襲撃されてましたね。自宅の防衛力が弱い男だなぁ(?)。[DVD(字幕)] 9点(2007-02-28 23:52:49) 16. シャイニング(1980) 予告編で度肝を抜いたあの血の洪水、いったいどの場面で出てくるのかと待っていたら…あれだけかいっ! ホラーと言いつつも、日本の『リング』の方が視覚的にも感覚的にもまだ怖かった気がします。つうか、幽霊ナシでもこの映画って成立するんでは? それでも最後まで面白く見られるのは、キューブリックの徹底した「画」へのこだわりのおかげでしょう。ホテルのロビーからトイレまで(?)、とにかく全てが万遍なく美しかった。それだけに、ストーリーにもう少しパンチが欲しかったなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-28 23:23:54)(良:1票) 17. 首都消失 先に原作を読んでから鑑賞しました。原作は突如出現した雲の謎の解くサスペンスと、全国の知事を中心とした臨時政府発足をめぐるドラマ、果ては周辺事態をめぐる軍事的駆け引きが並行して進む骨太な作品(とはいえ『日本沈没』ほどではない)だったが、この映画ではそのどれもが中途半端で退屈きわまりない。あの緊迫感ゼロの音楽もどうなんだろ。[ビデオ(吹替)] 2点(2005-12-18 16:48:10) 18. ブラック・レイン 松田優作と高倉健(あとガッツ石松)が非常に素晴らしく。この二人の前ではM・ダグラスなんてただのチンピラ刑事にしか見えない。邦画としてこういうのを日本で作れなかったのかなぁ、当時は。まぁ今でも無理か。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-12-18 16:42:07) 19. E.T. スピルバーグの映画に出てきた宇宙人の中では、やっぱこのE.T.が一番好感が持てる。子供たちと宇宙人との交流を描いた心温まる物語なのだが、エリオットが『未知との遭遇』のロイ並によく分からん思考の持ち主だったことと、E.T.を追う面々(NASAとか地元警察とか)がまるで極悪人のように描かれているのがちょっと気になりました。でも最後の別れのシーンで一応感動できたので、7点。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-27 00:59:15) 20. 乱 正直言って、大殿よりも三兄弟よりも狂阿彌よりも、楓の方が一番インパクトがありました。もう怖い怖い。『蜘蛛巣城』の山田五十鈴以来の衝撃です。本作も『影武者』同様、無駄に長過ぎる気がします。大殿と狂阿彌が歩き回るシーンなんて、もっと削っても良さそうなものだが。[DVD(吹替)] 6点(2005-11-20 19:23:57)
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