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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ひまわり(1970) イタリアを代表する巨匠デ・シーカの映像技術といいマンシーニの哀愁漂う音楽といい申し分ない。最初はソフィア・ローレン演じるジョバンナの傲慢さと利己的なところがどうしても引っかかった。最後までその感情を完全に拭い去ることは出来なかったが、戦争というものは人間のそして運命をも変えてしまう不条理に溢れたものであると勝手な解釈をすることで幾分か緩和できた。が、やはり心から感動とはいかなかった。カメラワークやコントラストを効かせた映像美が絶妙なだけに惜しい。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-11 23:09:50) 2. タクシードライバー(1976) デ・ニーロのイカれた眼がいい。都会に蔓延る狂気と犯罪。退廃的雰囲気さえ漂うNYの街並みが彼を孤独にさせていく。トラヴィスが犯罪へ駆り立てられるのはもはや必然なのかもしれない。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 06:32:41) 3. 時計じかけのオレンジ 暴力・欲望・狂気・反抗が支配する非日常世界。格別嫌気はしなかったが面白いとは思えなかった。ただ映像を通じて見る人に与えるインパクトはとてつもないと思う。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 06:48:11) 4. クレイマー、クレイマー 親子間の絆が時間と共に徐々に深まっていく過程をダスティン・ホフマンがうまく演じている。最後は極めてありきたりな感じがしたがここに救われた気がした。あのまま母親に親権が渡されていたのならある意味においてこれ以上残酷な語はないだろう。そういった意味では最後はあれでよかったと感じた。現代家庭に孕む問題を父と子の絆を通じてしっとりと描いた名作に仕上っている。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-27 02:55:13) 5. ブルース・リー/死亡遊戯 終盤の格闘シーンはさすがと言わざるを得ない。アジアを代表するアクションスターの最後の凄みが凝縮されている。[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 02:23:01) 6. 燃えよドラゴン ストーリーとしては酷いものがあった。まず敵が弱すぎた。特にミスターハンの子分の外人。レンガをも砕く鋼の肉体みたいな前振りをしておいてリーに一瞬でやられていたのはちょっと面白かった。しかしリーのあの動きは尋常ではない。もはや芸術であった。アクションの原点を感じさせる作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 02:09:14)
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