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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 殺しのナイフ/ジャック・ザ・リッパー 今や誰も信じないと思いますが(笑)ジェームズ・スペイダーってかつてこーんなにカッコ良かったんです!!という、全く個人的なお宝映画。彼はどこで道を誤ったのか(涙)。ストーリーは大したことなく、チープな2時間サスペンスドラマといった風情。でもこれが意外に悪くなく、地味に楽しめます。シンシア・ギブの「爽やかセクシー」も良いです。女性はこーでないと。期待せず観ると思いがけず楽しい映画かも知れません(贔屓目です、ハイ)。特に三白眼ズキにはたまりませんよ~。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-05 11:40:19) 2. ニュー・シネマ・パラダイス うーん・・・やはり何度観てもこの点数です。キライじゃないけどスキでもなくて、悪い人じゃないケド交わる点がない。距離はそう遠くないが平行線上にいる人。自分の周囲にもいる、そんな人に対して覚える感覚とどこか似てます。 [DVD(字幕)] 6点(2006-01-20 10:58:24)(良:1票) 《改行有》 3. E.T. 《ネタバレ》 小学生の頃、父と2人で観に行きました。必死に大人ぶっていた私も、まんまとあの世界に入り込み、もぅドキドキわくわく。最後は止めようと必死になればなる程しゃくりあげて泣いてしまい、映画館から出た後も止まらず。父に笑われたのを覚えてます。しばらくの間は買ってもらった下敷き(?)を眺め、一人でETのことばかり考えてましたね。あの時のような「うわ~」という単純で弾むような感覚はいい歳した今も健在で(子供っぽい)、思えばこの映画が原点な気がします。「イーティ...とーもーだーち」今観てもやっぱりイイものはイイ。私は会いたい、E.Tに。斜に構えがちなひねた大人になった今でも、余計なこと考えずに真っ直ぐ観れる、実に貴重な作品だと思います。 文句ナシ。傑作。[映画館(字幕)] 10点(2006-01-15 13:08:06)(良:1票) 4. 友だちのうちはどこ? 《ネタバレ》 中東マニアの友人に誘われ、観に行きました。日本公開当時フランス映画にかぶれていたので(←ありがち)、概ね涙にくれて、もしくはどんよりと劇場を出ていたのが、この時は妙にほんわかハッピーな気持ちで劇場を出たのを覚えてます。基本的に子供モノは苦手なんですが、コレはきました。ラストが本当にいい。あ~ヨカッタヨカッタ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-01-08 12:30:30)《改行有》 5. パリ、テキサス 《ネタバレ》 だめ人間トラヴィスの、実に身勝手でやりたい放題なお話。冒頭のあのトラヴィスの姿からして、既にだめ人間の香りがぷんぷん漂っております。弟夫婦のしごく真っ当な人柄の良さが好対照。私自身がだめ人間なので、頭にくるほど不器用なトラヴィスの悲哀みたいなモノに心が揺れてしまいました。この映画で一番オトナなのはもちろん8歳のハンターであることは言うまでもありません。不思議な余韻の残る作品です。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-19 22:06:18) 6. ミシシッピー・バーニング 閉鎖的な土地では、やはりどこか異端を排除するような傾向が出やすいんですよね(もちろん断言はしません)。誰しもが心の奥に持つ暗い部分なのかも知れませんが、その究極の形がこうした人種差別なんだろうなと。現在、閉鎖的な地に住む私としては、日常の中にその小さな欠片を感じ、ヒヤリとすることがしばしば。まあ映画なので事実と違う部分はあるのでしょうが、シグナルを鳴らす意味では、成功しているのではないでしょうか。実際怖かったですよ、とても。途中で止めたくなるほど、恐怖を感じました。集団の悪意というのは何やらものスゴイ勢いがあって恐ろしい。物語としても面白かった。最後まで観てよかったです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 11:27:54) 7. ディーバ ↓【longsleeper21】さん、なんとうらやましい。これをタイムリーに(もしくは同時代に)観れるっていうのは、いいなあ・・10年近く経ってからビデオで観たのとではまた随分違うんだろーな、と羨ましく思います。雰囲気、映像だけについ目が向けられがちですが、単純に面白い!というのもこの作品の魅力です。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-02 12:41:32) 8. エレベーターを降りて左 ツボ、でした。説明できません。爆笑でした。夜中に見たからでしょうか。自信がありません。いつもアメリカンコメディはどこか冷めてしまうんですが、やばいです。コレは。変なオカシミにやられました。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-01 11:39:25) 9. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン ミッキー・ロークもジョン・ローンも好きだった頃、何度も観ました。最後の対決シーンは、最高です。極端に正反対な2人のキャラが実にヨイ。しかもどっちもカッコいいし。特に当時のジョンは東洋の貴公子でした。見る度、溜め息が出たものです。ああいうクールでエレガントな男、他にはいないよなあ・・・(哀)。しかし何度も観たくせに、STORYは細かいとこを覚えてないのは何故?それ程2人だけをひたすら見てたんでしょうか私・・・再見しないと![ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-24 15:41:55) 10. ベティ・ブルー/愛と激情の日々 《ネタバレ》 痛いです。心が痛い。自分の愛により自ら心を壊してしまう。実際、身体の病気にもあるんです。自ら自分の身体を攻撃してしまう病が・・・。極端な描き方ではありますが、心に迫ります。映像も音楽も素晴らしい。ただ、個人的にはうちのダンナには見せたくない映画です。特に男性に関しては、かなり観る人を選ぶ作品かと思います。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-11 17:23:08) 11. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 映画好きになるきっかけとなった作品。初見はかなり昔、10代後半だったかな?当時は完全版でなく「グレート・ブルー」でしたが。何度も何度もレンタルし、場面によってはセリフを耳で記憶するほど。その後、大ヒットした完全版が公開となり当然期待を胸に愛する人と観にいきましたが、違和感があり拍子抜け(当然フランス語ですし!)・・・色々詰め込みすぎて焦点が定まらない感じがしました。私はやはり短いヴァージョンが好きです。エンゾのかっこよさ。島特有の開放感。映像の美しさ。そして、なんてことない日々の光景がこんなにもキラキラしているなんて。私はこの映画を観るまで知らなかった!海の幸スパゲティの美味しそうなこと!!心に残るシーンがこんなに沢山ある映画は珍しいです。私にとっては文句無しの満点。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 16:45:52) 12. ベルリン・天使の詩 セピア色のベルリンの街、そこに生きる普通の人々の日常・・・色がない部分、光と影がとても印象的でした。身体を傾け、人々の声を聴く天使の姿が好きです。まさしく詩であり、大人のためのお伽話。久しぶりに観ましたが、十数年前はじめて観た時とは随分印象が違い驚きました。またもっと先、歳をうんと重ねたら再び観てみたい映画です。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 16:09:50) 13. ポゼッション(1981) とにかくアジャーニを堪能する映画。彼女なしには絶対に成立しない作品です。こんなもの前衛でも芸術でもありません。何だか知らないけど、とち狂ったアジャーニの美しさがたまらーーーーん!!!という映画です。しかし、この映画を楽しめてしまう私は恐らく変態なのでしょう。ええ、ええ変態よろしく一人で観ますよ、こっそりと。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-04 19:16:05) 14. セックスと嘘とビデオテープ 多かれ少なかれ、大人は皆どこか病んでいるもの(まあこの映画はちと極端ですが)。健全な青少年の方、どうかお許し下さい。でも、だからこそのラストシーン、たまらなく好きです。このラストを味わいたいがためについ何度も観てしまいます。ジェームズ・スペイダーがまさにハマリ役!この人、いったいカッコいいんだか冴えないんだか・・・不思議な俳優です。あの三白眼、好きだなぁ。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 15:49:08) 15. エンゼル・ハート 全編に漂うジトジトと肌にまとわりつく陰鬱な空気・・・後戻りできない不穏な世界に引きずり込まれてゆく感じがたまりません。14の時劇場で初めて観ましたが、何度観ても面白いです。そして枯れた大人の男のカッコ良さ、ミッキーロークが見せてくれます!ああ叶わぬ恋でいい。こんな大人の男と1度でいいから出会ってみたかった・・・叶わぬ夢でした。かつてはこんなにもいい俳優だったのに。時は残酷なものです。[映画館(字幕)] 8点(2005-10-28 14:41:40) 16. バグダッド・カフェ さりげなく、包み込むような優しい映画です。独特の映像も印象的。砂漠の乾いた黄色い空気、響く「コーリング・ユー」、小さなエピソードのひとつひとつが心に染みます。あまりに浸りすぎてしまう為、鑑賞後は現実との折り合いをつけるのが大変。疲れてしまった時、時間を見つけてゆっくり観ます。オアシスのような映画。名作。[ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 14:27:32)
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