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1. オズの魔法使
《ネタバレ》 (決定的なネタバレを含みますので未見の方は絶対に読まないでください。)
案山子、ブリキのロボット、ライオンの3人が、自分にはないと思っていたものは、実はそれぞれが自分自身に一番望んでいるものだったのではないでしょうか。それはエンディングの通りそれぞれが既に持っていたものだったのでしょう。でも、自分に望んでいるものが大きすぎて既に所有していることに気がつかなかった。ということへの「気づき」を、映画を見ている人にもたらしてくれたことが、感動を呼んだのだと思います。
ドロシーにしても自分にとって必要なものはすべて自分の家の周りにあるということに気づきましたよね。足りないのはそういったものではなくて、ちょっとした辛抱だけだったのでしょう。それだけで、ほとんどの希望は叶うのかもしれません。
自分には足りないと思っているものは、実は自分が強く望んでいるもので、尚且つ高望みさえしなければある程度は既に持っているのかもしれないということへの「気づき」が物語という形で描かれているため説教臭くなくて、こころにスッと入ってくるところが、オズの魔法使いという作品を不朽の名作にしているのではないでしょうか。[インターネット(字幕)] 8点(2005-10-29 11:06:27)《改行有》
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