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1. 映画に愛をこめて/アメリカの夜
《ネタバレ》 実生活と映画が重なるトリュフォーならではの作品です。
こだわりを感じられる登場するクルマについて。
オープンセットの場面ででてくるのはトライアンフ・スピットファイアー。
スタントに使われる助監督のクルマがトライアンフ・ヴィテス・ドロップヘッド。トライアンフのセダンのヘラルドのシャシーを使って仕上げたスポーティモデルです。2L6気筒。
スタントシーンのロケにいく途中でパンクするのが、モーリス・ミニ。
どれも60年代を代表するイギリス車です。イギリス車らしかった終わりの頃です。ヴィテスの4灯ヘッドライトがつり目のデザインはデザイナーのミケロッティーが当時好んで使いました。
トライアンフの生産モデルにはこの他にも主力のオープン2シーターのTR4がありました。こんな偏ったモデル展開しているうちにアメリカの市場で競争力を失ってしまいました。
ジャクリーン・ビセットのクルマはメルセデスベンツ190SL ロードスター(W121)1.9L4気筒。63年までの生産車です。ちょっとやれた感じと赤の色も似合ってました。
その他にはスタントシーンの現場にホンダCB750FOURの後姿がみえます。ロータス・ヨーロッパが少し映る場面もあります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-05 01:37:30)《改行有》
2. トラ・トラ・トラ!
クレジットにはでませんが、脚本には黒澤明も参加しています。
長門の登舷礼から始まり攻撃のおわりまで描くのもそのままです。降板はしましたが、長門と赤城(半分再現)の実物大セットや京都太秦の重厚な屋内シーンのセットは黒澤監督の要望で作られたものを使用しています。
山本五十六以下将校には俳優ではない社会人を起用し、近衛首相とのシーンなど撮り終えたカットも多くありました。フィルムは発見されていませんが、撮影に立ち会ったプロデューサーを唸らせるほど出来だったようです。
赤城からの発艦シーンはベトナム戦争の合間にハワイに帰港した米空母を使って二日間で撮りました。ただあの発艦シーンでも黒澤は撮り直しを考えたようです。人間主役の黒澤とハリウッドでは合作が無理だったのでしょう。源田実氏本人も撮影に立ち会うこともあったようです。
今では作れない実写の迫力に満ちた作品です。
黒澤監督がいたのでこれだけの規模が可能になったと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2007-03-08 01:09:40)《改行有》
3. さらば冬のかもめ
いいロードムービー
見終わったあとに余韻が残ります
出会う人によって、人生は左右されますね
もっと早く知り合えてたら、また違ったでしょう
若いナンシーアレンが見れます
ジャック・ニコルソンが出てるので、最後まで気を抜けませんでした[CS・衛星(吹替)] 9点(2006-01-19 02:37:27)《改行有》
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