|
プロフィール |
コメント数 |
36 |
性別 |
|
自己紹介 |
気に入った作品しかレビューしてません、或いはその逆か。 |
|
1. 天使のたまご(1985)
《ネタバレ》 この映画はとてつもなく美しい。
例えば自分が想像する孤独や寂しさ、虚無、秘密、謎などという言葉の持つイメージを
とても美しく映像にしている。
物語の全て、ほとんどが謎であることが美の根本的な原因で、
彼女がいる場所はどこ?彼女が持つ卵からは何が孵るの?彼女、彼は誰?
などなどの謎がまるで神話のような雰囲気を持っている。
こういう映画からはストーリーなど要らない、余計なものを一切排除して
観客にゆだねる、それがとても重要だったと感じた。[DVD(字幕)] 9点(2007-09-03 17:01:17)《改行有》
2. コックと泥棒、その妻と愛人
《ネタバレ》 大好きな種類の映画。醜くグロテスクで下品で美しい。
横にスクロールされるような大きいセットが次々と色を変え場所を変えてのぞかせる。
それは美しいんだけど上品な美しさではなく
毒々しく鮮やか過ぎる美しさ。
過剰なまでの豪華さは不愉快なほど。
本能に基づく行為はどれも全て動物的な行為なんだと思い知らされた。
体を交えるそれも排泄することも食すことも全て。[DVD(字幕)] 10点(2007-08-28 18:33:34)《改行有》
3. 銀河鉄道の夜(1985)
《ネタバレ》 今でも一番大好きなアニメ映画。
現在はやっているようなお金をつぎ込んで作ったようなものではなく
あくまでアニメとしての王道。
どんな状況でも漂う激しい切なさは何がそうさせるのかは分からないけど
ラストに近づくにつれてどんどん悲しくなってしまう。
全てのシーンを見てもとにかく不思議で綺麗な雰囲気が漂い
二人の距離の曖昧さがただ、ただ、切ない。
今見ても名作。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-11-05 16:03:52)《改行有》
|