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プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  わが命つきるとも 《ネタバレ》 まさにイギリス版「秀吉と利休」だが年代的にはこちらが先だろう。 視覚的な効果は単に添え物であって、見た目が作品を壊さなければそれでよく、作り手の意図を理解するには「会話」がすべてという疲れるタイプの作品である。ラジオ劇でも可、かもしれない。 さて、会話に目を凝らし(ヘンだなあ)た結果、私はなんだかトーマス・モアにブレを感じたのである。 大法官を辞した直後、彼は「法が自分を守る唯一の砦」であると考えていて、そのため、他人のためにも法を守るわけだ。「法は自分を守るし他人も守る」ものなので、裏切る可能性が大でも捕らえる理由のないリッチを見逃した。それに、「沈黙」していれば罪に問われるはずはなく、万が一糾弾されても「抗弁」する自信があると言っている。 ここでモアが言っている「法」は、「国が決めた法」のはずで、「神様が聖書で言っている〝法〟」ではないようだ。「国家の法」ならば、それは「〝市民〟の成立と発展」に直接関係することであり、「市民社会」が成立するには「自分も相手も約束ごとを守る」状態が必要である。 モアは自ら法を守り、他人にもそれを当然のことと期待している(結局それは無駄だったが)。「市民社会」を成立させ維持したいからだ。 私はモアが最終的に守ろうとしたものは「ソレ」なんじゃないかと思ったのだ。 中世に芽生え始めた「プレ市民社会」を守るためには、君主の我儘で「国の法」をいちいち変えることはイカんのだと。法を曲げてまで、沈黙している者を罪に問うてはイカんのだと。 そう思っていたのだが、最後になるにつれて、モアは「法が自分を守ってくれる」から遠のき、「王より神に従う」と言って死んでいく。 …それは、「神」ではなくて「ローマカトリック教会」か「法王」に従ったということではないのか。 神がモアの前に現れて「ヘンリーの離婚は認めない。よって再婚も無効。」と言ったわけはないので。 法王がヘンリー8世の離婚と再婚を認めないから、自分もそれに従って死んでもかまわない、と、モアは本当に思ったのか。最後の瞬間まで。違うだろ…。 というわけで、やっぱりブレたと思うんですよ。この作品内では。こうするしかなかったのかなあ。 モアの斬首はヘンリー8世の無茶苦茶による多くの処刑の中の一つでしかないが、同じ斬首でも信念を貫いた場合は価値があると思いたい…市民社会や国家の法を守るためだったのなら。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-28 21:00:48)《改行有》

2.  ショック集団 《ネタバレ》 3人の目撃者はそれぞれアメリカが抱えていた深刻な問題を象徴していたわけで、戦争(兵役)、人種差別、科学の暴走(盲信)というわけですね。人を狂わすほどの深刻な問題を挙げろと言われれば。 もう2~3年遅ければ、「マフィア」とか「国家的謀略」を抜きにすることはできなかったでありましょうが、それでも、この時点で「アカの脅威」とか逆に「アカ狩りの恐怖」は入れてこなかった。それらは戦争や人種差別や科学の暴走を押しのけてまで「人を狂わす」とは言えないと考えたのでしょうか。…ここのところのチョイスに作り手の意思が最もあらわれているはずなので、関心を持つべきはジャーナリストがいかに狂っていくかということよりは「チョイス」に対してです。 3人の目撃者がなぜか名乗り出た?そして氏名が公表されたか情報が漏れたという、著しく不自然な設定はリアリティに問題があります。 また白黒が残念な気がします。精神病院の雰囲気を白黒であらわして、記憶をカラフルなものとして強調したいというのはちょっと安易じゃないでしょうか。ともあれ、意欲作です。[地上波(字幕)] 7点(2010-06-20 00:00:29)(良:1票) 《改行有》

3.  噂の二人 《ネタバレ》 シャーリー・マクレーンっていいですね~。いいわ~。 いや、ちかごろ経年変化により女性の好みが変わってきたもので。あっ私もいちおう女なんですけど、それはそれとして、ガリガリのモデル体型の女優さんって、なんか味気ないなあ~と思うこのごろ。 ここでのマクレーンは、なんといってもマーサの持つインテリジェンスが隠しても隠し切れず出てしまうその感じ、いいですわー。そしてまた、二人の女優の演技の質の違いから、古き良きスター映画時代からリアリティを追求する時代への通過点を感じさせます。ヘプバーンはこの作品では今までと違うものが要求されているのにスター映画の行き方を捨てられないためにどうしたらいいかわからず、単に「抑え目の演技」になってしまっています。引き換えマクレーンは「俳優の顔が大写しになる」映画の時代が終わりかけていることを知っていて、新しい演技を意識しているように思われます。人びとがよりリアルで、よりナチュラルな映像世界を求め、映画の表現は変わっていくだろうということを予感しているかのようです。マクレーン本人はこの時点ですでにたいへん知的な女性だったのだと思います。まっその後あっちの世界の人になっちゃったりしますが、マーサを演じる女優としては、すばらしいです。 それでまあ、やっぱり私はヘプバーンにほとんど興味が無いんですが、しげしげと見ますと、あんまり美人じゃないですね。なんというか動物顔。色気はゼロです。色気ならマクレーンのほうが全然ありましたね。そんでもって、演技というほどのことは別にしないですね。セリフを読んでいます。 や、セリフ読んでるだけでも全然OKな場合もあるわけです。「ローマ」なんかまさにそうです。ヘプバーンの容姿で、セリフ読んでいれば、成立してる場合もあるわけです。それはそれでいいんです。でも今回は違うよなあ。ちょっとなあ。 これ当時としては相当いい脚本だし、別のちゃんとした女優を当てたら、マクレーンといい勝負で、すごく面白い作品になったと思うよなあ。もったいないなあ。 まーとにかくマクレーンが良かったです。あと、ムダを省いた潔い演出には拍手。 ぜひともカラーで見たかった作品です。緑の美しさが、より哀しみを誘ったことでしょうねえ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-17 21:44:08)《改行有》

4.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 ちゃんと見たのは初めてだった。人名とかメモを取りながらがんばった。 でもハムレット+リア王+マクベスのつぎはぎ…という感想しか浮かばないのはなぜだろう。そう、私はこれを見てナチズムの怖さをあまり感じなかったし、本当は「悪をささやく者」として都合よくナチを持ってきただけではないかという気もするくらいどうでもいい扱いをされているのではないかと思う。ここでの大筋はたぶんシェークスピア的悲劇なので、なにも新しい話じゃなくて、ナチを持ってきたから新鮮かというとそんなわけはない。 マクベス夫妻(?)が次々に悪巧みを練っていくところはおもしろいし、アッシェンバッハと渡り合うソフィのふてぶてしさに大いに期待するが、なにかこの夫婦の没落があまりにあっけなく、もっと戦いが見たかったのに…というへんながっかり感も。 ひとつ言わせてもらうとこれはリドリー・スコットに撮らせたらスゴいものができたのでは。ヴィスコンティがすごくないと言い切れるほど知らないけど、どうも特権階級的視点ですべてが撮られていて、すべてが進んでいて、それは実際そうだったんだろうけども、召使はゾンビのように右や左に動いているだけで全く人格を与えられていないし話に絡んでこない、というのもなにかつまらない気がする。特にゴスフォード・パークとか見たあととなっては。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-14 16:26:05)(良:1票) 《改行有》

5.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 ミアファローは好きじゃない。(特に若い頃の)でもこの映画はよい。えんえんと不安が続くところが雰囲気出てる。悪魔が勝ってしまうラストもよい。「ノイズ」はこれのパクリと思うけど、クリーンすぎた。やっぱこういうのは清潔感を出しちゃだめ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 20:57:44)

6.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 あんまり考えてはいけないみたいだ。「猿ですな」とか「宇宙船ですな」とかいうノリで見ないと、頭がおかしくなりそうだから。そんなわけで、映像と音楽の美しさに一時所有して、心を落ち着けたいときに、ぼーっと寝る前に写してみたりした。セリフがほとんどないから映像つきのBGMにもなりますよ、お客さん。単なるレンズを「恐ろしく」見せたことはすごい。「レンズ」なのに。この時代に宇宙船の中をリアルに見せたことはすごいことだ。とにかく考えるのをやめて、「わー無重力だー」と喜ぶしかない、そんな映画。変人キューブリックは、いつも観客のことなんてこれっぽっちも気にしていないところが正真正銘芸術家であった。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-20 18:32:44)(笑:3票)

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