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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 四次元への招待<TVM> これは懐かしいのがあった。順番は忘れましたが、階段の墓の絵がだんだんと変化して行くのが怖くて怖くて…。お前やー!ってパターンの怪談です。スピルバーグのはビデオで再見するまで忘れておりました。まあその程度のでき。もう一つ、これも絵が重要な鍵になる話しで、安宿での隣の女との会話の場面なんかイタリア映画のような雰囲気があって一番映画的でした。これのラストが一番驚いた。そのときの恐ろしさはトラウマになっています。これはテレビ放映したときには『真夏の夜の夢』?見たいな題名だったと思うのですが。ロディ・マクドウォールの吹き替えが山田康雄さんだったと記憶しています。これがまた冷酷で憎たらしい若者を好演しておられました。テレビムービーだったと思いますが、クオリティは高いです。[地上波(吹替)] 5点(2006-03-09 19:04:21) 2. マイ・フェア・レディ 初めて見たのは淀川さんがお元気な頃の日曜洋画劇場でした。この方のおかげでビデオやDVDのなかった自分の子供時代でも、古今の名作を見ることができました。ありがとう淀川さん。 <変更>言葉の問題に集約しているが教育の問題なのだろう。貧民という経済格差があるだけで血筋といったものはナンセンス。経済格差が教育の格差を生み、教育の格差を血統の格差と勘違いしているというのが本旨なのだろう。つまり、ヒギンズ教授はイライザに教育を授けることによって逆襲される。教育とは人間を自立させるものであり、彼女は自立してしまった。そのことに思い及ばなかった教授は自分の中に芽生えてしまった恋心に困惑する。思い通りになる女を欲しながら、思い通りにならない女を作ってしまったのだ。フランケンシュタインの怪物と同質のものを感じてしまう。<付け足し>幕間のあるような長い映画をDVDで一気に観ると長く感じてしまう。映画の幕間は舞台の名残なのだろう。幕間の後はクールダウンのためのお話でトーンダウンするのが常道。興奮を冷まして劇場からお帰りくださいという心遣いだ。銀幕という言葉が生きていた時代の映画です。舞台芸術のひとつとして鑑賞するという観かたもあったのだろう。歌舞伎の幕の内弁当のように、幕間の間にアイスクリームを食べたりする時間の楽しいことよ。[地上波(吹替)] 10点(2006-01-19 09:46:39)《改行有》 3. 真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 ダスティン・ホフマンの名演数あれど この映画の街のクズの演技が自分では最高に好きです。 テレビで初めて見たときに小便漏らしながら死んでゆく彼が 子供心に深く印象に残っています。 指差して笑われても仕方のないような二人 それなのに何か共感してしまう。 それは自分がクズだからなのかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-22 00:26:28)《改行有》 4. 怪獣大戦争 X星人のユニフォームがカッコイイ。水野久美のクローンがいっぱいいるなら自分もX星人になりたいです。 地球側とX星人の首脳会談や、X星人の言うことがいちいち裏腹なところが 『マーズアタック』に似ていると思いました。こちらのほうが先なので向こうが似ているというべきですが。 パリの凱旋門が出てくる怪獣映画は珍しいと思います。 それからあの発明品は今では少年少女の必需品ですね。 やはり一番恐ろしいのは人間だというオチでした。[映画館(字幕)] 7点(2005-11-02 10:51:19)《改行有》 5. ガメラ対大悪獣ギロン 《ネタバレ》 ギロンの造形は最高です。カッコイイなぁ、ギロン。 しかも手裏剣を使うところなんかはニンジャリアン。 子供のころに映画館で見たのが初見でしたが 宇宙ギャオスの大根切りに感動して、ギロンが怪獣を切り刻む絵ばかり描いてました。 親が心配して担任に相談しにいって呼び出されたのもいい思い出です。 ガメラシリーズは結構、切ったり刺したり、痛そうな攻撃が多いんですよね。 一度やられてリベンジというガメラの王道パターンもしっかり踏襲されていていいです。 時代を考えると、宇宙人のお姉さんのYゾーンが結構鋭角で驚いてしまいました。 公開当時はそんなことは気にしてないので記憶になかったのですが。 大人になるということはこういうことなのか、多分違う。 [映画館(字幕)] 7点(2005-11-02 01:27:27)《改行有》
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