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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 前作は最高傑作で文句なしの作品です。その続編をつくるからには観る側も覚悟しないといけないと思いつつ鑑賞しました。感想は「う~ん」でした。レプリカントの繁殖能力という発想はとても面白かったのですが、それなら余計に「人間」からの視点で描かないと意味がなくなってしまうと思います。また、途中から何となく話が「ターミネーター」っぽくなってきたのも残念な理由の一つです。ただ、最新のCGを駆使しつつも「見せびらかし」度は抑えて、カラーはややモノトーンっぽくして全体を落ち着いたトーンでまとめたのは悪くはないと思います。しかし前作は1982年でしたが、前作のミニチュアを駆使した「絵」のほうがリアル度が上なのは、やはり「こだわり」「愛着」の大きさの違いなんだろうなと改めて思いました。[DVD(字幕)] 6点(2018-07-16 15:26:47)(良:1票) 2. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 《ネタバレ》 ようやく新シリーズ全部観ました。いろんな映画のネタが詰まっています。あの大佐はもろ「地獄の黙示録」ですね。何か意識しているのでしょうか。なんとなく猿たちはベトナムの人々で、アメリカ(人間)の支配下にあり、アメリカのいざこざに巻き込まれそれが脅威となっている、と解釈できるのかも。いや、逆に、人間がベトナムの人々で大佐によって洗脳され、そこから抜け出せないのかも、と考えもしました。つまり別の意味合いを含んでいれば面白いのですが、それが無ければあまり見所のない作品だな、という感想です。[DVD(字幕)] 7点(2018-07-14 22:54:49) 3. ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 これはいい意味でも、悪い意味でも裏切られました。出だしのT-800が送られて、カイルがその後を追うという場面はパート1の少し前の状況を描いていたので、「あっ これからパート1のあの場面がもう一回描かれるのかな」と予想していたのですが、いきなり状況が変わっており「えっ 何で? まあそうゆう話もありか。あれっ T-1000ってこんなに弱かったっけ? でもまだストーリーにはついていける。ジョンが悪者? もうわかりません。」となってしまいました。自分だったらパート1、パート2ときて、やはり戦争は避けることができなかったエピソードを一つ挟んで、未来の最終戦争を描いて、ラストにカイルを1984年に送って終わりという形にしてみたいです。猿の惑星のようにまたパート1に戻るというオチで。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-07 15:27:22)(良:1票) 4. マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 すごかったなあー。どうやって撮影しているんでしょうか。人物像やストーリーに重きを置かず、とにかく最初から最後までカーアクションの連続の徹底ぶりは観ていて気持ち良かったです。マックスがあまりマッドでは無いところも突っ込みどころでしたが、いやマックスがいなくてもこの映画は成り立ちそうです。旧3部作で慣れ親しんだ世代なので、パート2の延長戦上の印象が強かったのですが、それに付け加えて「ウォーターワールド」「猿の惑星」「エル・トポ」などのエッセンスも感じとれました。理屈はいらない、台詞もいらない、考えるなっ・感じるんだっ。そんな映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2016-03-19 21:45:28)
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