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1. カクテル
トム・クルーズのカクテルアクション(こんな言葉ないな)がすごい!
と、いうことで視聴。
カクテル作ってるところは全然ない。
私のようなカクテル好きがワクワクするのは、冒頭のほうだけ。
様々なカクテルの名前が出てくると、やはり・・・飲みたくなる。
なのに後半は、ひたすらフローズン・ダイキリばかり作る。
タイトルがカクテルである意味がわからなくなった。
もう「バーテンダー」である。
そしてその「バーテンダー」も途中から消える。
残ったのは「トム・クルーズ」
そのトム・クルーズは最初のうちはへらへらとして
とかく若いなー、という印象しか持たないのだが、
後半になって、びっと顔が引き締まると、いまのトムが見え隠れしていた。
世界観は全体的に80年代を感じさせるので、
無駄なことに、いろんなものを無駄に使うという、突き抜けた幸福感が漂っている。
しかしこの映画、無駄にいちゃいちゃするシーンが多く、
そのシーンにも特にエロスや、熱を感じることもなく、
ただひたすら、目の前で長時間いちゃいちゃするだけの映像を
いやというほど見せられる。これもバブルがなせる無駄なのか。
とりあえずバーには行きたくなった映画だった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-26 02:03:37)《改行有》
2. ゴジラVSビオランテ
《ネタバレ》 ゴジラで名作といえば、やはりこれ。
子供のころつまらなく感じたものだが、大人になってから、見直すとこれはいい。
今までのゴジラ作品も、人間ドラマを描いてきたものが多かったが、
近作にいたっては、人間ドラマが主体ではないかと思えるほど。
科学は発展すればするほど、軍事に利用されてしまう。
またその発展は、人間が越えてはいけない壁をも越えてしまう。
その苦悩を、ビオランテという素材でよく表現していたと思う。
対照的なのがスーパーX2と抗核バクテリアで、人類を救う科学の位置にいる。
しかし、その人類を救う抗核バクテリアの奪い合いで、
人が死に、ゴジラを目覚めさせるのだから、皮肉な話だ。
人間の敵は人間自身であると、強く思わされる。
それ以外にも本作は、娯楽作品としてもよくできている。
特に自衛隊の戦闘シーンは、音楽と相まって胸躍る展開だった。
それにしてもビオランテのデザインはすごい。[DVD(邦画)] 8点(2012-04-12 19:17:09)《改行有》
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