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1. 裁かるゝジャンヌ
名作と聞いてましたが、すんなり観て「あーそう。」でレンタル返却。2、3週間経って、なんか記憶していたカットが蘇りはじめ、1月過ぎたらようやくもの凄さに気が付きました。ある映画評論家は「観てて泣けるのはボロ映画」と言ってましたが、まさに。映画は人が造るものだ、というのは抽象的な言い方ですが、画面に出ている人、カメラ外で演出する人、雑用を片付けていく人。当たり前ですが、クールな映像でありながら人肌を感じさせます。この時、トーキー撮影も可能だったが、あえてサイレントを選択したと後から知りましたが、正解だったのでしょう。この乾きながらも中身の濃い映像。ご覧あれ。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-01 21:00:13)
2. チャップリンの給料日
《ネタバレ》 子供の頃、NHKで三大喜劇王(サイレント)の短編集を夜に放映していた時期があったんです。これと「偽牧師」は鮮明に記憶しています。
奥さんがいる設定は多分他作品にほとんどないはずですし、レンガ積みのシーンは驚愕ものでした。しかし、いかに当時の喜劇王達の根性があったとしても(キートンは何度も事故を起こしてます)、レンガがあんな風に積めるわけはないんです。
サンタはいないよ、と言ってしまうようですが、あれはフィルムを逆回しにしてるんです。投げ落とすのを撮影しておいて、下から投げ上げるシーンをうまくつなぐとああなるんです。
でも、だからといって価値は変わりません。チャップリンはエンターテイナーそのものなんです。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-22 12:27:00)《改行有》
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