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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 蝶の舌 あーなるほど、こう来ましたか。やられました。 でも、あの絡みのシーンは必要だったのかしら?嫌いではないけど。[DVD(字幕)] 7点(2025-02-22 21:49:57)《改行有》 2. 天河伝説殺人事件 《ネタバレ》 金田一シリーズに似ているどころではありません。 配給会社は同じ、監督も同じ、犯人も同じ、犯人が自分の子供を間違って殺めてしまう筋も同じ、引き立て役の刑事も同じ(刑事役が加藤武なのはウケ狙いですね)。 違うのは原作者と探偵役と時代くらい。 二匹目のどじょうを狙おうとした角川の魂胆が透けて見えます。 ですが、そのような邪念を抜きに鑑賞すれば、陰影効果を活かし、田舎の自然風景や能といった「ザ・日本の美」を得意とする市川崑らしい作品で、そこそこ良くできた映画だと思います。 また、きわめて個人的ではありますが、日下武史、岸田今日子、常田富士男といった好みの俳優陣が出ていたのも加点要素です。[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-09-17 15:37:36)《改行有》 3. 梟の城 とても丁寧に撮られているし、照明なんかも抑え気味で味わい深い画になっているのですが・・・ でも、なんか消化不良です。 撮りためたカットを、ただストーリー順に並べたような。 しいて言えば、大河ドラマの総集編を観ているような気分です。 だから、シーンとシーンの間に飛躍がある場合は、ナレーションで補う という手法も総集編と同じ。 また、俳優さん達もそれぞれ熱演しているのでしょうが、中井貴一はどう見ても中井貴一にしか見えないし、根津甚八は忍者のくせに全然動くシーンがないし、岩下志摩にいたってはまったく必然性がなく、強引に登場シーンを組み込んだとしか感じられません。いくら監督の嫁さんだからといって映画を私物化するのはよくないなと思います。[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-09-16 18:37:57)《改行有》 4. トレマーズ 《ネタバレ》 冷静に考えてみるとかなり怖い状況設定であり、怖がらそうと仕組めばいくらでも怖がらせることができそうなものだが、そんなチープな発想をあざ笑うかのように、終始明るい青空下で、悲壮感まるでなく、全員助かるでもなく全員殺られるでもなくそこそこ犠牲になって、脇役夫婦だけで1匹やっつけてみたりと、パニック映画のセオリーをことごとく無視したへそ曲がり具合がすがすがしい。目からウロコが落ちました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-09-04 00:25:27)(良:1票) 5. 死の棘 松坂慶子はほぼノーメイクに見えます。今日日、ノーメイクでアップを張れる女優さんがどれだけいるか、それを考えると、この女優は本質的に美しいのだな、と思います。その美しい女優さんがみせる迫真の演技、後味がよいとは言えませんが、見て損はしない作品です。それにしても恐ろしいお話でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-10-18 18:24:42) 6. CURE キュア 《ネタバレ》 この類の映画は、まさにどのくらい怖かったか、が評価点数に直結するのでしょう。 怖さに対する耐性にはかなり個人差(もしくは経験差)があるようで、その差が本作品に対する評価のバラつきなんだろうと思いました。私には十分すぎるくらい怖かったです。 ただ、視野の隅っこに得体のしれないものが映っている、とか、押入れの扉をあけたら突然現れる、とか、それらに追いかけられる、とかの怖さではなく、精神的内面的に訴える怖さです。かなり高度な怖がらせテクなのではないでしょうか。 ですので、怖いけど見たい場合によくやるように、手のひらで顔を覆って指の隙間から薄目を開けて恐る恐るスクリーンを眺める、という鑑賞をする必要はありませんでの、その手の怖さが苦手の人でも大丈夫だと思います。保証はしませんが。 ほんの少しスプラッタ的場面がありますが、その場面でも、スプラッタ要素は強調せず淡々と映しています。まあ、その淡々さゆえに、その場面が我々の日常生活の延長線上にありそうなので怖いんですが。 あと、萩原聖人はあまり演技の上手な俳優さんではないな、という印象を持っておりましたが、そうか、こんな使い方があったか、と感心しました。私には、萩原聖人が良い演技をした、というよりも、萩原聖人のキャラをうまく活かした配役の妙、だと感じました。[DVD(邦画)] 8点(2017-09-30 10:57:53)《改行有》 7. フォレスト・ガンプ/一期一会 この映画に感動できる人はピュアな心を持った人なんだろうな。悲しいかな私は感動できませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-17 23:45:49) 8. ナインスゲート 《ネタバレ》 まあ、最後まで退屈せずに鑑賞できましたが、おそらく監督の意図することろは半分も理解できなったような気がします。LCFとかATにはどんな意味があるの?黒装束の女の尻のタトゥにはどんな意味があるの?結局緑目の女武闘家は人間なの?天使なの?悪魔なの?全体的にチープな作りだったので、これらの疑問を調べる努力をする気もなく、結局疑問のままです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-10 23:41:38) 9. クール・ランニング 《ネタバレ》 その国がジャマイカだったのかどうかわからないが、雪に縁のない南国のチームがボブスレーで冬季オリンピックに出場していることは、実は下町ボブスレーのニュースで知っていました。で、ジャマイカのボブスレー参加の裏にはこんなとんでもないドラマがあったのかー、知らんかったー、と、映画を観た直後は猛感動したのですが、その後みなさんのレビューを見て?と思い、いろいろ調べたら、盛り上がりの部分はほとんどが脚色だって?ウィキペディアに至ってはスポーツ・コメディ映画って紹介されてるし。感動して損しました。この手の映画は実話ベースだからこそ感動するのであって、創作ドラマということであれば使い古された陳腐なシナリオでしかないです。初めから実話ではないと知って鑑賞していたら、素直にコメディ映画として楽しめたのかも知れませんが、鑑賞直後の感動が大きかっただけにこの残念感は取り返しがつかないのでこの点数です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-05 08:22:46) 10. こころの湯 《ネタバレ》 いい映画なのでしょうが、全編、作り物感がぬぐい切れませんでした。(映画なので作り物なのですが) 知的障害のある弟は良いとして、オーソレミーオのお兄さんとか、喧嘩の果てに仲直りする夫婦とか、借金取に追われるお兄さんとか、なんか、とってつけたようなエピソードが鼻について、素直に感動することができませんでした[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-01-18 00:42:05)《改行有》 11. ラヴソング 《ネタバレ》 香港映画といえばカンフーとキョンシーしか知らなかったもので、香港の映画なんてどうせストーリーなんかあってもなくても関係ない、付け足しみたいなものだろ、と、ものすごい偏見を持っておりました。なもんで、本作品についても、「香港の恋愛映画か、どれ、お手並み拝見」と、業界人でもない私が上から目線で鑑賞を始めました。どーもすみませんでした!反省しております。洋画邦画ではあまりお目にかかれないストーリー展開、しかしなんとなく結末は想像でき、しかも画面に釘付け、という不思議な2時間でした。特にラストシーン(ニューヨークの電気屋のシーンではなく、その後のモノクロシーン)は秀悦。脇役でしかないハズの香港マフィア?のボスが超男前(容姿のことではありません)。あと、主役の男優さんが谷原章介に見えてしかたがありませんでした。[DVD(字幕)] 7点(2017-01-10 00:19:23) 12. シックス・センス 《ネタバレ》 先日BSで放映されていたものを鑑賞。初見ではあったものの、有名すぎる作品であるので、あらすじ(というかオチ)は知っていた。なので、不幸にも最後に「え~~~~~っ」とひっくり返るような驚きは経験できなかったのだが、どのようにしてあのオチに持っていくのか、という点のみに関心を払って鑑賞。ところが、なんなんだ、あの子役は。どうして外国の子役はあんなに演技が達者なんだ?とただひたすら感心しまくり。なので、当初目的であった「あの有名なオチへの布石」に注力できなかった。なので、翌日に2度めの鑑賞。そしたら、やっぱり子役はうまいが、それ以上に子役の母親がすんげぇうまいのよ。第三者に説明させることもせずに母子の微妙な関係を演技だけで表現し、とどめは最後の車のシーン。ということで、またしても当初目的はそっちのけであったのでした。名作。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-09-10 22:57:23) 13. マイ・ガール 子役(主役)の魅力だけで勝負している作品ですね。とわかっていても子役(主役)の魅力にやられましたが。それにしても外国映画の子役ってなんであんなに自然に演技できるの?[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-26 00:40:21) 14. ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 直接手を下さずにジワジワと精神的肉体的に追い込む手口が芸術的で見事だったので、最後までその路線で行ってほしかった。残念!。[DVD(字幕)] 6点(2015-01-22 23:33:41) 15. ミザリー いろんな女優さんでリメイクしてほしい。藤山直美さんだとチョー怖そう。松たか子さん、宮崎あおいさん、蒼井優さんあたりが演じたらどうなるかも観てみたい。[DVD(字幕)] 8点(2014-10-22 05:55:15)(笑:1票) 16. 恋する惑星 ストーリーは、あってないようなもので、カメラと演出と演技で魅せる映画。雰囲気は悪くない。邦題もよし。個人的にはブリーフではなくトランクスにしてほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2014-10-09 17:57:43)(良:1票) 17. L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 モーテルで殺されていた若い俳優志望の検死にて「胃に◯◯が残っていた」はちょっとリアルすぎやしないかい?[DVD(字幕)] 7点(2014-10-08 21:19:58) 18. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス キャラクターデザイン含め、クレイアニメとして手抜きせずによく作り込んでいると評価できるが、それだけ。もっとダークでクレイジーな世界を期待していた。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-02 20:07:23) 19. キリクと魔女 ティンガティンガの原色を少し抑えてヨーロッパ的色調にしたような、他に類をみない美しい背景画。ディズニーでもなくジャパニーズアニメでもない、独特の様式美。アニメという表現方法の奥深さと可能性を感じました。キリク速すぎ。[DVD(吹替)] 7点(2014-09-19 23:15:41) 20. 顔(1999) 久しぶりに映画らしい映画を観ました。主演女優がすばらしいです。トヨエツは、温泉卓球(サッポロビールの名作CM)だけかと思ったら、この映画ではなかなかいい味だしているなぁと思いました。終盤の狐面の踊りが、なぜかほんのちょっぴり官能的でした。[DVD(邦画)] 8点(2014-09-12 22:07:56)
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