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1. リリイ・シュシュのすべて
とにかく冗長。「リリイが・・・」とか言いながら全編ドビュッシーに頼り切っていて情けない。
ただ、こどもたちのもうどうしようも無いくらいの狭い世界と閉そく感はリアリティを無視しながらもちゃんと表現していて、大人の観客を赤面させたり歯がゆく苛つかせたり、と成功している。
それから、闇を抱えた人物たちが全員同様に逃げ込む先が自然(田んぼ、小川)のただ中、というのも好い。まぁ現実的に想像すると夕暮れ田んぼの真ん中でウォークマンで聴いていても、リリイ・シュシュの音楽より周りの蛙たちの大合唱のほうが凄い聞こえてくるだろうけれど。
さすがに作り手の監督さんらがまだ厨二病じゃないと思うので、この映画の演出や空気感というものは、経験値が低すぎて何も持ってない事を「透明感(!」であると恥ずかしい解釈をして自分たちは腐った大人たちとは違う存在としたがる哀れな若者たちをまんまと騙すため、なんでしょうね。そう思いたいです。
結局商業的な作品であるということで、評点はどうしても低くなってしまいます。
大人は見る価値無し。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-03-07 22:27:54)《改行有》
2. スティーヴン・キングのデスペレーション <TVM>
《ネタバレ》 (あーまた・・・?)って感じの キングの、いつもの(笑)だし、陳腐感しか感じない。
ただ、アメリカ人の宗教観ってこの程度なのかと、あらためて愕然とした。[DVD(字幕)] 3点(2016-04-01 09:09:17)《改行有》
3. スティーヴン・キングのローズレッド<TVM>
《ネタバレ》 偶々(タマタマ)、霊能力を使う方と観たのだけど彼によればリアリティが無さ過ぎとのことで、とことん
つまらなさそうで申し訳ないことをしました。
自分としても、たしかに怖さとか心理的な不安定感とかまったく感じられず、途中少し寝てましたね。
こんなのが当時は最新の恐怖だったのでしょうか。
あと、アメリカ人って霊能力と超能力の区別も曖昧なのか、それともホラー作家のくせに認識不足なのか
描き方も長尺なのに大ざっぱすぎて色々と悲しくなりました。
時間の無駄でしたね。[DVD(字幕)] 3点(2016-04-01 08:57:43)《改行有》
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