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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ドイツ零年 《ネタバレ》 エドモンドの表情や行動からは、何も読み取ることは出来ない。カメラも何かを強調することなく、ただ出来事を映し続ける。そこにいるのは、子役でも子供でもない、一人の人間。 そして迎える自殺という結末。 観ている側に想像出来るのは、出来事の積み重ねがその結果を引き起こしたのではないか?と想像することだけ。 よく何かが起こると「あの人がそんな事をする人だとは、思わなかった」という言葉を聞く事がある。 本当のリアルというのはそういうものであり、第三者はいつも何かが起こった後から想像する事しか出来ないものかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-27 17:28:21)《改行有》 2. 天井桟敷の人々 《ネタバレ》 結局誰一人として幸せになっていない。「人生はクローズアップで見れば悲劇 ロングショットで見れば喜劇」その言葉が見事に当てはまっていました。人生は素晴らしい!と声高に掲げている作品も嫌いではなく、むしろ好きです。ただ自分には悲しく辛い事ばかりでも、人生は所詮そんなものだ気楽に生きようぜ、と軽く笑い飛ばせる気分になれる本作のような映画の方が性分にあっているし、好きなようです。自分も天井桟敷の人々に笑われるような面白おかしな人生にしたいものです。[DVD(字幕)] 7点(2008-12-26 00:19:18) 3. 失われた週末 《ネタバレ》 アルコール依存症の男に徹底的に焦点を当て、単純明快なつくりになっているため話に深さや重みが出ていて依存症の怖さも観ていてビシビシと伝わってきました。安易なハッピーエンドでも暗いだけのバッドエンドでもない、微かな希望を感じさせるラストがこの映画の質を高めている一つの要因のような気もしました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-27 19:47:52) 4. わが谷は緑なりき 《ネタバレ》 何故だか知らないけど懐かしい気分になりました。同じような体験をしたとか、境遇が似ているわけでもない。でもすごく、懐かしく暖かかった。村中、みんなで歌って、みんなで悲しんで、みんなで喜び、みんなで非難する...悪い所があるから、良い所がものすごく輝いて、美しく見えるんですかね。そんな嫌な思い出も、いつかは笑える日が来るんでしょうか?少なくともヒューにとってはそうで、ラストシーンでもあったように、幸せに食卓を囲んでいた家族の姿こそが、彼の忘れられない思い出なのでしょう。そんな僕は、炭鉱で働くとヒューが言ったときのお父さんの悲しい顔が忘れられません。きっと父親にならないと、この気持ちは分からないんでしょうね。[DVD(字幕)] 8点(2007-03-08 00:56:49)
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