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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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1.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 ★映画がメジャー館で広まったあとですが、雰囲気を大事にしたくて、なるべく小さめなスクリーンで鑑賞しました。あと、もう極力予備知識は仕入れないことを心がけて。(だからココも含めレビューらしいものは一切見ず) ★とても面白かった。最初は何この安っぽい映画、と思ってたが、怒涛の展開に引きこまれ、途中雰囲気が変わってあれ、となり、若干ダレると思いきや、ああそうか、とまた引きこまれ、最後は笑いと感動(大げさなもんじゃないですよ)でthe endとなる。 ★脚本がよく練られてて、しかもちょっとした(いやちょっとしてないか)仕掛けがあり、それが面白さを倍加させている。こういう映画は前にも会ったと思うが、ちょっと思い出せないです。もちろんその仕掛けがなくっても下地的に面白いし、勢い地味になってるけど、あんな作品でカメラの長回しもよくやるなあと感心します。 ★ただこの手は何回もは使えないでしょうね。次作がどうなのかは楽しみです。 ★低予算でこれだけ面白い作品を作りあげた監督さん始めスタッフの方々に敬意を評して、10点にしたいです。 ★この程度でもネタバレになるかなあと思って「ネタバレ有」にしときました。とにかくこれから見る人は極力予備知識なしで![映画館(邦画)] 10点(2018-08-19 10:08:12)

2.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 ★「TUNAMI」と同じく普遍ワードと化した「KAIJU」、わりかし負けてなくてほっとした日本人のヒロイン(菊池凛子は若干華に欠けるが、この手のハナシでは普通の日本女優では無理だろ、で森マコって森雪?魔法のマコちゃん?)、芦田愛菜ちゃんの迫真演技力、日本愛と言いながらなんだかやっぱりおかしな日本語(香港だからか?萌&健太ビデオってなんだ(笑))、お約束のオタク博士、しかも二人、異星生物と平気で精神同期しちゃうキ○ガイっぷりがナイス。 ★ロボットの姿かたちは鉄人28号、頭部だけドッキングはマジンガーZか鋼鉄ジーグか。精神同期(エヴァ)、モーショントレース(ライディーン、Gガン)、複数操縦(これは明確に攻撃と操縦を分けているわけでないことから、ガンバスターみたいな合体ロボというよりは超人バロムワンに近い)と、幾つもの要素を組み合わせた複雑な操縦方法、マコの精神同期がズレてロボットが基地内で暴走しかけるなんてまんまエヴァじゃん。 ★怪獣の造形は若干クリーチャーテイスト(巨大寄生虫に「妊娠(なんで?)」と適度に生物くささが入ってる)だが、ハリウッドゴジラよりは遥かにマシ。最初の「ナイフ・ヘッド」は思わず「大悪獣ギロン」かよ!と。エヴァを思わせる肉弾的な対怪獣戦、平成ガメラを彷彿とする俯瞰多用で重量感たっぷり大迫力のカメラワーク(どうみてもヘリなんかで吊れそうにないぞ!)、これでもかとレベル(カテゴリー)の上がる戦いの絶望感(多分昔悪評紛々だったハリウッド版ゴジラが、カテゴリー1くらいだったのだ)、ここぞと出てくる必殺技(腕に砲塔は自分的にはサイコガンを連想。ロケットパンチorアームパンチにブレストファイアー、ガリアン・ソード笑った)。うさんくさいブローカーのおっちゃん、しぶとくてグー!!・・・ ★多分続編できるでしょ?(最後の決着はおそらく敵の前哨基地と「通路」を破壊しただけと思う)いや作って欲しい。えと、最後のクレジットで、ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐって出たのが涙。その前にスペシャルサンクスでキャメロンとクローネンバーグの名前も挙がってたのがおや。 ★ああ、全然レビューになってない。いつぞやの実写版ヤマトみたく、ディテールだけで楽しんでしまいました。ちゃんと批評してる方すいません・・・なおこの作品はヒトに迷惑がられようが万人に勧めたいので9点にします。[映画館(字幕)] 9点(2013-08-18 18:53:04)(良:1票)

3.  インセプション 《ネタバレ》 ★今年はメジャーな映画にあまり当たりがないんで、これはよかった。ので甘い9点 ★世界観はマトリックスと似てるが、機械の造ったVR世界よりも、人間の想像力が生み出した世界のほうがある意味怖い。そう、これはSFアクションの体裁を借りたサイコホラーだ。しつこく現れるモト妻、夢の第4層のコワレタ様相など薄ら寒いものを感じる。 ★まあ、大掛かりな仕掛けやアクション、小難しいせりふなどに比べて、結局やってること(目的)がちっちゃい(取りあえずは個人を心変わりさせることだもん)ってのはご愛嬌でしょう。それ言っちゃ映画はおしまいよ。だったら一番えらいのはやっぱSWってことに・・・それ異論ある人多いでしょ(笑)。あとマトリックスのアイデアもオリジナルじゃないので。 ★かなり説明不足なのはぼくはいいとして、SF的にはやっぱり技術的な背景をもう少し(もちろん嘘っぱちに決まってるが)描き込むと後半のサスペンスがもっと生きてきたかも。ただそれは監督の意図するとこでない・・あくまでも夢の中のお話が本筋。 ★あの技術は非合法で出来る人間(チーム)も限られてる。公にもなっていない。しかしそのスジには知られており、すでに医療や学術利用を飛び越して産業スパイに波及してる。大企業のトップは知っており、心理防壁を立てることも訓練でできる。コブとモト妻は開発にかかわってたのかな。あんな技術、警察はともかく、軍(もちろん現実世界の)が介入しそうだ。 ★ハンス・ジマーの重厚なBGMもよかった。ちょっと盛り上げすぎだけど。けんさんの目立ちぶりもグッド。英語うまいと思うよ。何しゃべってるかわからないもん(笑) ★そういや、冒頭の似非日本建築見て、あ~また今度はノーランがやっちまったのか~と、がくっときたが、あれはけんさんの妄想の世界だったのか?あれがけんさんの理想のうちだったのか!![映画館(字幕)] 9点(2010-08-04 00:02:08)

4.  運び屋 《ネタバレ》 ★あれ、「グラン・トリノ」で主演は打ち止めじゃなかったっけ?それで「えー、なんだよー」と思って「グラン・トリノ」は辛い点を付けたんだけど・・・まあいいか(笑) ★面白かったです。さすがに往年のタフガイみたいなマネは出来ない(時代的にも)なんだけど、悪党相手にも物おじしない態度、女性に対する粋なセリフ(まあ今の基準からはセクハラとも言われかねないが)、それに比べて家族に対するぎごちない言動、そして(わざとだろうけど)差別的なセリフもぜんぜん躊躇ないとか、いかにも「イーストウッド」演じる主人公、らしくって。 ★やっぱりこの映画のキモは、90歳の老人が主人公、ってとこなんですよね。二十歳の若造がこんなことしててもこの馬鹿としか言えないんだけど(いや老人でもばかなんだけど)、人生の終境(造語)に入っていてもこんなことしちゃうってのがね。さすがにマグナムぶっ放して解決、とはいかないんだけど、いろんなトラブルも運と機転で乗り切ってくとこなんか地味なストーリーながら面白かった。 ★映画の最後に流れる歌では、「老いを受け入れるな」って歌ってるんですよね。やったこと(運び屋)はもちろん悪いことなんだけど、あのイーストウッドでさえこんなよぼよぼした老人になっちゃうのに、それでも妙に物分かりのいい、好々爺とかになっちゃわないし。 ★最後、裁判で自分から有罪と宣言したのもかっこよかった。エンドシーン、刑務所で花を植えてるのは笑いました。「家族が一番大事」って繰り返し言ってるんだけど(自分を追ってきた~はずの~捜査官に対しても・・・ここは脚色かな?)懺悔のわりにはそうなってないとかね。 ★まあこれだけ無茶しながら最後は家族と和解しちゃうとこはちょっと出来すぎかなあと思いますけどね。いや、ほろっと感動きましたよ。よかったんですけど・・・ハッピーエンドになると思ってなかったんで(笑) ★PS、マフィアのボス?の携帯、i-phoneのあのおバカ着信音・・・もっとマトモなのにしとけよー!![映画館(字幕)] 8点(2019-03-16 21:40:45)(良:1票)

5.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 ★本編とはずれたサイドストーリーなんて面白くないかな、と思ったけど、面白かったです。っていうか、この話って結構「サイド」じゃなく本筋に重要につながってます。第一ここまでの活躍があるんだったら、「スパイが盗み出した設計図」じゃなくて主人公(ルークとか)がやっててもおかしくないストーリーです。★まあルーカスの「本編」があくまで「荒唐無稽なおとぎ話」であるのに対し、こちらはしっかり「ドラマ」してるので。どちらが良いとは言えない、キッチュである意味能天気なバートン版バットマンがいいという人も、暗くて重厚なノーラン版がいいと言う人もいる。ただやっぱりルーカスは脚本はだめかな(^^ゞ★しかし、「9部作」ばかりクローズアップされるのでなく、こういう展開のしかたもあるな、とは認識。スーパーヒーローもののように、あまり風呂敷広げるとその存在自体どうなのよ、と突っ込みなることもないし。★本編ではほぼ、「ただ丸いだけ」だったデス・スターが大(中?)活躍なのがよかった。詳しくは分からないが、何十%かの限定出力で都市を1個壊滅、だけでなく、周り数百?kmまで衝撃波(「地殻津波」を思い出した)が襲う恐怖。★設計図奪取作戦がちょとごちゃごちゃしすぎだったか。反乱軍本体が茶々入れてこなければ、ひょっとして隠密のまま盗み出せてたんじゃないの?とか。設計図が銀河文明で物理的な光ディスクかよ、ってちょと笑っちゃったが、まああの世界観にオタクハッカーは似合わないしまあいいかと。★そしてヴェイダー卿の圧倒的強さ。まあ本編では戦ってた相手がジェダイばっかだったからしょうがないが、やっぱりパンピーじゃ勝負にならないよ、とやりたい放題蹴散らしてく様はやっぱりかっこいい。★そしてラストのあの人。感動もしたけど、それより思わず「一将功成りて万骨枯る」という故事がアタマに浮かんでしまいました。まあそのおかげでEP4の勝利につながったんだから、無駄ではないんですけど・・・それにしても反乱軍、死屍累々・・・[映画館(字幕)] 8点(2016-12-25 10:17:27)

6.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 ★ゴジラの絶望的な恐ろしさ、テーマは反核ではないと思うが、核の恐ろしさは充分伝わる(ほんとはオリジナルのように明確に反核をテーマにすべきかもしれないが、それをやると最近は上から下まで右に左に喧しいので・・・ほんとウザイ)。そしてそれに対してなんだかよくわからん超兵器ではなく、生物学的アプローチ・要は「人類の知恵」で立ち向かうアイデアはとてもいい。★邦画が必ず陥る、愚にもつかん「人間ドラマ」や「お涙頂戴」「恋愛ドラマ」をすっぱり切り捨て、政治(の中枢)官僚組織(自衛隊も含む)の中の奮闘劇にドラマを絞ったのもいい(へんな日本語英語を話すあのオネーチャンには笑ってしまったが)。★余計なシーンは感じられなかったので、それらの要素を入れたらさらに2時間半~3時間コースになるだろうし。ハリウッドのやたら無駄描写の多い「大作」には辟易だ。★あとこの監督にはつきもののオタク要素も適度でいやみがない。★法や縦割り行政、他国とのしがらみ、保身などでいざというとき後手後手になってしまう政治家、それを振り切って「下」や「異端」の方が積極的に一致団結して困難に立ち向かっていく、それに「上」の政治家も動かされる、っていう展開はシンプルだが、リーダー(エリート)はこうあってほしいという「庶民」の願いを上手く具現化してる。★クライマックスでゴジラを倒す一連の描写はちょとそんなばかなと思ったが、あれは動きが鈍った隙に通常兵器の効かない硬い皮膚を避けて、直接注射、ってことでOKなのだろうか。細かく覚えてないので。ちょと上手くいきすぎだと思うがまあいい。★音楽も、伊福部先生のオリジナル曲をきちんと使ってくれたのはよかった。バカみたいなタイアップ曲なんか要らん。★まあ後は、エヴァの続きがどうなるのかは知らないが、まあ何というか・・・[映画館(邦画)] 8点(2016-08-14 22:36:04)

7.  ベイマックス ★すでにいろいろなとこで書かれてるが、予告と本編のギャップが激しい。ただし良い意味で。このごろ予告で本編のいいとこ全部流してるしょうもない映画が多いので、これはうれしかった。ただし予告どおり「癒し系感動ストーリー」を期待してた人はちょっとご愁傷様です。ないわけじゃないんだけど。 ★西海岸と東京横浜大阪ごちゃ混ぜ日本のビジュアルはとても楽しかった。日本語の看板あちこち、車は何気に日本車が多かったり、金門橋みたいなのが鳥居みたいなデザインだったり大学はどこぞの某大学なのかなあ。そしてその街をベイマックスとヒロが飛び回る爽快感。やたら俯瞰でいろんな風景を見せる、アニメとは思えないカメラワーク。大迫力のアクションシーンなどなど。これは大画面で見てよかった。 ★ビジュアル以外も、空想科学の域もおタクっぽい設定や解説があって見ててワクワクしてしまった。大人なのに。 ★一方ストーリー自体は(大人が見ても破綻はしてないが)あくまでも子供向け。もう少し情感を誘うような脚本演出があってもいいとこが、サクサクと進むので、タダシが死んじゃうのも、ヒーローメンバーたちとの交流も、あのクライマックスにしても自分の中ではイマイチ盛り上がらなかった。このへんは続編ありき(これもあるんだよねえ?)の最近映画の弊害か、煮詰めが甘いのか。ヒロとベイマックスの交流は(予告編どおり)結構しみじみできたんだけど。 ★で、続編作ってください(のせられた)。続編に期待して8点。[映画館(字幕)] 8点(2014-12-28 13:33:53)

8.  アイアン・スカイ 月の裏側に隠れていたナチスが地球征服に攻めてくる、思いっきりバカそうな内容とあのポスターですが、やっぱ扱う題材がナチスだけに(そしてハリウッドでもアジアンでももちろん邦画でもなく)ヨーロッパ映画であるからにはただのオフザケにするわけには行かなかったんですね。 ★観る前はパーカー&ストーン(真性オチャラケ)かバーホーベン(SFの名を借りた暴力&風刺)か、というのを想像してたけど、意外とまともな風刺映画でした。 ★各国集っての防衛会議での痴話喧嘩も笑ったけどやっぱ本家アメリカこきおろしまくりです。戦争の政治利用、資源の独占、あからさまな黒人差別(結局今でもそうなの?)なんかそれに比べればナチスのプロパガンダのほうがマシに思えてきてしまうからコワイ(いや冗談じゃないよね)。 ★アドラーとレナーテの演説で流れるワーグナーのタンホイザー序曲、思わずかっこいいなあと、ああ怖い!!(もっともタンホイザーっていう歌劇の筋自体はナチスの好むとこなのかどうかはちと疑問だが) ★なお科学考証は思い切り無視ですので、気になるヒトは予め分かってたほうがいいかと。当時(その後も)品質で鳴らしたドイツの科学技術が、半世紀他国から隔絶されてスチームパンク的な発展を遂げたものが現代科学と対峙するって、実はSF的にはすごく面白い題材だと思うんだけど、そういうのは(最後のお決まりのドンパチ場面くらいしか)ほとんどないです。 ★あんまりまともな風刺劇だったんで、最後のオチが予想付いてしまったのがちょとなんだったかな。でもこういう映画、久しぶりなので面白かったです。[映画館(字幕)] 8点(2012-10-07 23:43:21)(良:1票)

9.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 ★いやあ、悪評紛々ですね(笑)とりあえずはテレビシリーズもまんがも映画(さらばまでだけど)も見てる世代としては、これは見ないわけにはいかないと思いまして。 ★結構おもしろかったですよ。とりあえず劇中では司令長官以下だれも「1年の航海」とは言ってませんね。大体マゼラン星雲までの航海が1年かかるなんて「理屈」はないし。ユキも古代くんの子供とは言ってません。ま、だれもそう思わないだろけど。 ★キムタクのオレ様古代、いきなり大戦艦の艦橋に座って戦闘班長、ましてや艦長代理務める人間なら、あれくらいふてぶてしくなきゃ。ちょとアウトローっぽ過ぎてカリスマリーダーじゃなくて族の兄貴程度になっちゃってるけど。 ★佐渡先生。猫連れた日本酒好きな女医さんっていかにも現代っぽい。これもとのおっちゃんの佐渡酒造だったら、ちょっとあまりにも昔の邦画のギャグキャラみたいで痛くなっちゃうだろうなと思った。活躍の場が少ないのが難点だけど、キャラとしては嫌いじゃない。 ★ガミラスの正体はなるほどと思った。原作だとヒューマノイドなんだけど、いくら異星人とはいえあんな爆弾で地球をのっぺらにしといていそいそ移住?、同じヒューマノイドのやること?ちょっと感覚としてなじめないんですよね。本作のように非ヒューマノイドなら(理屈はともかく)感覚としては入れるので私は肯定。あ、あと顔青く塗った日本人役者って想像すると怖い。アバターは造形まで手加えたから見れたんだね。 ★肝心のヤマトだけど、もう少し船内の各所の様子を見せてくれると良かったなあ。ぼくはCGになんか過度の期待はしない性質なので、照明が光ってようが「汚し」がしてなかろうが、動きが軽かろうがあまり気にはしない。それより見せ方ですね。もう少し各部署の「仕事感」や「生活感」を見せてくれると「艦」の重みが増したと思う。 ★ラストを「さらば」とくっつけて玉砕オチにしたのはまあOK。ぼくはキムタク古代が脱出ポッドで逃げ出して、みんなが悲しんでるときに「よお」とか出てくるんじゃないかと思って冷や冷やしました(^_^;)。 ★あかん、なんか瑣末なことばっかで楽しんじゃって・・・まじめに批評してるかた、ごめんなさい・・・なんせヤマト世代なもんで・・・あ、大事なこと言い忘れてた。男を殴り倒すツンデレ森雪最高!!。ついでに古代も殴っちゃえばよかったのに・・・[映画館(邦画)] 8点(2010-12-14 00:38:59)(良:1票)

10.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 ★自分はウン十年の昔、吹部にいたので、スターウォーズとのかかわりはジョン・ウィリアムスの音楽だった。当時は方々から「一緒じゃん!」と突っ込み入れられていた「スーパーマンのテーマ」のほうが、行進曲調で好きだったが、物語を知るにつれてSWのほうが好きになった。SF映画にゴージャスなフルオケでクラシカルなBGM、しかもワーグナーのオペラよろしくライトモチーフで登場人物にテーマを設けて。ダースベーダーの帝国マーチ、めちゃくちゃかっこよかった。めちゃくちゃ難しいけど(伴奏が)。オールドファンはそういった過去の思い出と共にこの作品に接してるのだ。★そんな長丁場に渡ったSWサーガの集大成たるEP9。レイの出自、皇帝のいきなり復活、さらに何でもありのフォース、詰め込みまくりのストーリー。いろいろ突っ込みどころは多いものの、自分はもう悟りきってそういう細かいことは考えないことにして鑑賞した。広げた上にあちこち破れた大風呂敷。縫い合わせて畳むのは大変だったと思うが、エイブラムス監督は、でき得る最良の仕事をしてくれたのではないだろうか。最大公約数のファンは納得できる出来だったように思う。まあ結果的に新展開はなく、EP4~6の焼き直し確定だが・・・★レンが青いライトセーバーを振ってレイを助けに駆け付ける場面、熱くなった。最後にやっと笑顔を見せるとこ良かった。やっと彼のことを好きになれた。★戦い後のエピソード、タトゥイーンを訪ねるレイ。黄色いライトセーバーは、これがフォースの均衡の象徴なのかと納得した。でも青と赤合わせたら黄色じゃなく紫になると思っちゃったが(^-^;いや光の三原色だと緑と赤なら黄色かなあ・・・(どうでもいいか)★それにしてもフォースに均衡をもたらしたのが、シスの血筋だったとは。まあEP1~3見てるとジェダイも相当胡散臭いもんね。現実世界でも自分が正義だと思っちゃってるやつほど手に負えないことやらかしたりするし。★ラストの二重太陽に照らされたタトゥーインの砂漠、EP3ラストでもやられた手法ですがやっぱりジンと来ちゃった。「レイ・・・スカイウォーカー」の一言、これしかないよねとは思うけど、よく考えればルークとレイ、そんなに強い師弟関係にあったわけでもないんでだけどね。★それにしてもスターウォーズ、これでほんとに終わりなんだろうか・・・まさか続きなんか作らないで欲しい・・・ちょっとした後日談や番外編なんかならまだいいけど・・・でも作るのかなあ・・・あのファンファーレを聞くたびに、胸が熱くなる。きっと観に行ってしまうんだろうな。あの頃の自分に戻るような気がして。[映画館(字幕)] 7点(2020-01-18 22:29:45)

11.  名探偵ピカチュウ ★いい意味で、「普通のハリウッド映画」。CGを効果的に駆使した楽しいSFファンタジー。 ★もちろんオリジナルのポケットモンスターや、派生の「名探偵ピカチュウ」を知ってれば、より楽しめるのだろうけど、知らなくっても別に問題ない。 ★要するに、「(キモ)カワイくて、ユニークな能力を持ってて、時にはその能力や外見が“進化”したりして、ある程度人間と意思疎通ができて、共存・協調・協力可能な様々なクリーチャーが存在する世界」ってのが理解できればいいんだから(なんか擬視感あると思ったら、よく考えたらMIBとちょっと似たとこある) ★大道のバディ探偵もので、カワイイけどクソ生意気なピカチュウと最初は嫌々コンビを組むティムの、でこぼこぶりが楽しい。難しいストーリーではないので(二人とも大して大仰な推理を駆使してるわけではない)本格的な推理ものとかを期待するとがっかりするかもしれない。ピカチュウもマシンガントークだけでなくもっと有能な推理力を披露するシーンがあっても良かったかも。 ★生命の大切さ、家族の大切さとかテーマはあると思うけど、まあありきたりといえばありきたりだし。 ★とはいえ様々なポケモン達(ほとんど日本のアニメ通りだし)の闊歩する街のビジュアルを楽しむだけでも損はないと思います。アニメでは今イチ子供向け過ぎて入り込めない大人でも、実写になればこんな世界に暮らしてみたいなと思えたりします。日本作品のハリウッドアレンジってあまり期待しないで見ましたが、自分は満足でした。[映画館(字幕)] 7点(2019-05-12 13:10:16)

12.  グリーンブック 《ネタバレ》 ★ほかの方々も書いてる通り、アカデミー賞なんて言われて想像するよりはずっと見やすい映画でした。 ★トニー・リップのガサツさ、ドン・シャーリーの神経質で天才肌っぽいとこ、二人のかみ合わないようなかみ合ってるような会話が笑える。 ★ヴィゴ・モーテンセンはホントに腹の出たオッサンになってて、「ロード・オブ~」のあの人が・・・と愕然。役とはいえ大変だ。でもクローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でもそうだったけど、この人絶対誰にも負けなそうなんだよね(笑) ★ジャンクフード嫌いそうなドンが、トニーにフライドチキンを無理やり食べさせられるも、意外とイケる、みたいな、でもそのあと骨は窓ポイなのに、トニーがドリンクのカップを捨てたらわざわざ拾いに戻らせるダブスタ(まあわかるけど(笑))。クライマックスの酒場の演奏シーンはワクワクしたし、最後トニーの奥さんがドンをハグして手紙のお礼をささやいたとことか小ネタもよかった。 ★でもやっぱりあの頃の南部での黒人差別の実態はあんな生易しいものじゃなかったんだろうし、そもそもが今更誰も異を唱えることなど出来ないであろう黒人差別問題をこんな手軽さで取り上げたこの映画にどれ程の(それこそアカデミー賞贈るほどの)意味があるのかなあとも思ってしまうんですよね。 ★できるならドン・シャーリーの音楽がこの時代の米国でどんな位置や地位を占め、音楽シーンに、そして黒人差別問題にどんな影響を与えたのかとかもっと掘り下げて描写したらよかったかもしれない。 ★ストラヴィンスキー(バレエ「火の鳥」~ディズニーのファンタジア)が絶賛したという天才ピアニスト、でも(重箱の隅をつつくような)ウィキペディアも日本語ページはないんですよね、彼に関しては。(まあ英語ページにしても、クラシック畑から出発して、いくつかのオケと共演したような経歴は書いてあるけど、人物について、またこの映画の事実関係についてもあまり明確には記述されてない) ★とにかく映画としては面白かった。ただそもそもの作品スタンスについてはイマイチ煮え切らない感じがするんで、この点数で。[映画館(字幕)] 7点(2019-03-07 23:50:10)

13.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 ★原作は未読。ひねりのないつまんなそうなタイトル、過去の映画や日本のアニメ、ポップカルチャーのおびただしい引用、80年台の音楽、など良く言えば懐古趣味満載だが要するに古臭そうな内容で、これ駄作なんじゃねーの?と疑いながら観たが、いい意味で裏切られた。 ★特に「VRゲーム世界に隠された秘密の宝を探せ!(みたいな)」陳腐な前宣、いやもちろんそれは重要な要素の一つなんだけど、それだけではない。そこから話は発展していくんだから。もちろん予告編の種類によってネタバレ度は違うのだろうけど。 ★この映画は過去のポップカルチャーに対するオマージュお祭り作品であり、同時に「昔は良かった」に浸る極々近未来のディストピアネット社会をシミュレートした案外真面目なSF。ただ単にオタク青年のコミュ障とかじゃなく、全世界的な現実(環境)の悪化から人々がネットに引きこもるようになるとか、ありそうな未来がそもそもちょっと怖い。 ★ただの管理会社が公然と犯罪(まがいの)行動を取ったり、ハード的に若干違和感のある部分もある(街の中でゴーグル付けて走ってたり、逆に家では(ビンボーと自虐しながら)「ウォーキングマシン」ほかの高価そうなインプット&フィードバック端末を持ってたり)が、それほど首ひねるような場面はなかった。 ★いや最近のSFファンタジー系映画って、素人が観ててもおかしいと思うような設定や、ストーリー進行や、登場人物の言動とか横行してるから。 ★そこへ久々にスピルバーグ監督のエンタメ映画。ストーリーは意外性はなく、結末も概ね予想できるので、傑作とまでは言えないかもしれなけど、まあ面白かった。変な言い方だが、映像だけの低レベル作品が横行する中、さすがスピルバーグ、安心して観られた。こういう評価の仕方はなんだな、とは思うけど・・・ ★蛇足。ネット会社のトップがパスワードを機械に貼っておくなよ・・・ネットの公の場で本名名乗るなよ・・・って思うけど、やっぱり人間って進歩しないんだよね。ポケGO事故だって止まないんだし・・・[映画館(字幕)] 7点(2018-04-30 20:24:11)

14.  花戦さ ★原作は未読。池坊の知り合いがいるのですが、なんか組織を挙げてこの映画を盛り上げようと画策してるみたいですw ★しかし、序盤の専好は野村萬斎の演技も相まってホントに世事に疎い「変な人」に描かれている。こんな人が(しかも処世術が肝心の戦国の世にあって)トップにいて、よく現代にまで続く大組織たる池坊の隆盛があったものだと思うが、まあよほどサポート取り巻き陣が優秀だったのだろう。しかし関係者の皆様は、「えー初代家元ってこんな情けない人だったのー!!」とか思わなかっただろうかw ★冒頭の岐阜城、クライマックスの前田利家邸での「大砂物」そしてその間で披露される数々の生け花は、素人の自分でも見事だと思ったし、それでいて単なる池坊宣伝映画でもなく、ドラマ部分も(淡々とはしているが)それなりに面白かった。 ★でも、一般には「お茶とお花」とひとくくりに語られるほど、利休のようなスーパースターがいないだけ浸透度の低い「お花」の世界を、もうちょっと「説明」してくれてもよかったかも。花僧という人たちは、いつごろからいたの?茶の湯とセットになるのはどんな経緯で?京都の庶民はほんとにあんなに芸術度が高かったの?秀吉後はどうなったの?(自分で調べろはなしでw) ★中井貴一の信長は結構よかった。石田三成はちとやな奴に描かれすぎな気がして気の毒。市川猿之助の秀吉はちょと童顔がすぎるような気がした。利休が切腹した頃は秀吉は50代半ば?もう少し年食った感じがしても・・個人的な感想ですが。最後のオチはちょっと読めちゃったかな。でもほっとした。 ★まあ全体的には面白かった、歴史物の変わった切り口として見ておいて損はないように思うので、この点数です。[映画館(邦画)] 7点(2017-06-14 00:55:25)(良:1票)

15.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 《ネタバレ》 ★西洋人って、SFファンタジーみたいなジャンルで「壮大な法螺話」って言うとおしなべて「神(またはそれに近いような存在)殺し」っていうテーマに行っちゃうのかなあ。最近そんな感じのストーリーやけに多くないか?★まあ本作はそもそも「銀河の守護者」のお話なんだから、相手がどれだけ巨大でもノリで倒しちゃうってのが面白いとこなんだけど。それにしちゃ弱いよね。時空を超えて幾多の星を(変なぐにぐにで)襲う能力ありながら。全宇宙の生命体を滅ぼそうとしてたんでしょ?★ああ、よく考えたら今回はあんまりノリでおふざけのうちに解決しちゃった風じゃないよなあ。ちょっと真面目なストーリーだった。いや、エピソード一つ一つはお馬鹿なんだけど。★ロケットの「構って」な理由で電池を盗んだのが騒動の発端でメンバーの危機、最終的にはヨンドゥが命を落とすのは今ひとつ釈然としないが、最後彼がドラックスにほだされてポロッとしたとこなんかは良かった。ただ全体的に家族の絆みたいなエピソードが多くて、2作目にしてそこ(落ち着いた話)へ行っちゃうのかなあという気もする。★と文句も書いたが全体的には面白かった。ロケットが海賊を一人で翻弄したり、ヨンドゥが口笛を吹きながら裏切り者達を蹴散らしてくアクションシーンはとてもカッコいい。テンポよく、エピソードてんこ盛りな割にはだらけないし、ほかのマーベルにはない軽いノリがいい。ベビーグルートが爆弾を仕掛けるクライマックスは、(ふつうならそれまで間違いだらけだったんだから)「うまく行き過ぎ」と白けるとこだが、逆に「もうご都合主義でいいから上手くいってくれ!」と思ってしまった(笑)。スタローンにカート・ラッセル、デビット・ハッセルホフまで出てきておじさん世代には涙モノ。ついでにナイト2000(キット)も出てくればよかったのに。★おそらく次回作もあるのだろうが、あんまり真面目にならずに、あくまでもおふざけで楽しい、ちょっとだけほろっともできるエピソード挟む、結果的には宇宙の危機を救っちゃった、ってなお話を期待します。[映画館(字幕)] 7点(2017-05-28 21:14:24)(良:1票)

16.  ズートピア 《ネタバレ》 ★のっけから子供時代のジュディ(ほか)が「大人な」劇を演じ、そのあとは露骨ないじめシーンと、およそ子供の食いつきを無視した演出脚本に唸った。その後も出自や種の違いをネタにした差別的シーンが満載で、ディズニーも思いきった映画を作ったものだ。 ★もちろん、子供向け映画としては、という意味であって、普通の大人向けのポリスストーリー、バディムービーとしてなら、まあ甘いとしか言えない。でも、楽しむのはそこじゃなくて、ほんとに細部がよくできてるんですよね。★電車や街の作り、種に応じた住環境(ゾーン)の設定、その舞台に応じたアクションその他諸々・・・ベイマックスの時もそうだけど、ほんとに舞台に手抜きなくて仕掛け多いからそれだけで楽しめる ★あと中盤でジュディが捜査に訪ねたヌ◯デ◯ス◯ビ◯チみたいなとこ。笑うとこだろうけど、当の子供たちは笑えるのかなあ。 ★そう、子供たちといえば、擬人化された動物たちが、例えばジュディやニックや小さな動物たちは可愛いんだけど、比較的リアルな頭身のガゼルやキリンや象とかみんな可愛く思えるのだろうか。それと非常にディズニーっぽい主張、「肉食動物と草食動物、仲良くすることが進化だし正義!」ってのがこの映画ではストレートで、大人からすると「うん、そうだね、それがほんとに良い事かは何とも言えないけど・・・」と言葉を濁すしかなくて。そもそも「肉食動物」って劇中でも連呼してるけど、市長やニックは何を食べてるの?食事シーンあったっけ?肉食べるのやめたのか?それとも預かり知らんとこで犠牲になってる食用動物がいるのか?突き詰めたらちょっとブラックな映画になったろうけど。 ★自分の近くでは吹き替えしかなかったのがやっぱりマイナス。声優は下手ではなかったけど、原語+字幕のほうが、言葉のあやとかギャグとか意味の通るとこもあったように思う。DVD出たら買うか借りるか字幕で見てみたい。★まあ、あと冒頭から書いてるとおり、いまいちターゲットがはっきりしない作り方とか細かいマイナスはあるものの、全体としてはいい出来だと思う。字幕だったら8点だけど、選択肢がなかったので7点。[映画館(字幕)] 7点(2016-05-19 00:42:40)

17.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 ★重いテーマでありながら話の構成や戦闘シーンのスリル等はなかなかで、エンターテインメントとしても成立している、良作。 ★ただ、イーストウッド監督らしくあいかわらず描写は抑制されたもので、スピルバーグ監督のような派手さには欠けるので、物足りないとかありきたりとか言われるのだろう。 ★愛国を口にし、妻の制止を振り切って何度も危険な戦地へ向かう主人公の一方、「わかりやすく」心を病んでいく同僚たち。逆に「過剰適応」してしまったクリスもまた戦争の被害者ということか。 ★唯一、帰国後公園で家族と団欒のシーン、子供にじゃれ付く飼い犬(結構でかいような気がするんだが)を、思わず押さえつけて殴りそうになったのがちょっとどきっとした(犬カワイソー(^^;) ★それにしても、あの「ヒア・アフター」では311、今回はさらに直接リンクのISと、「ジャストタイム」な公開多いね、監督。いいことなのか悪いことなのか・・・[映画館(字幕)] 7点(2015-03-29 10:16:22)

18.  マレフィセント 《ネタバレ》 ★久しぶりの映画。ディズニーが好きなわけじゃなく、眠りのあのおはなしがどうなってるのか、ちょっと興味があった。 ★ま、よくある善悪逆転劇。元がペロー童話、単純なお話なんで、ちょっと奇抜にイジったところで「すげー!」と感心するほどのこともない、けど上手く肉付けされてて、映像も綺麗だし、オーロラ姫が目覚めるとこのオチもある程度読めたけど、面白かった。 ★王様、善玉妖精、王子様、揃いも揃ってクズor役立たずで笑った。むしろ途中からマレフィセントのお供になったカラスくんがあちこち偵察したり戦ったり姫の子守したり心配したりとなかなか健気に働いててカワイイ(笑)。 ★あとアンジー魔女役ハマリすぎでこわい。 ★あんまり期待してなかっただけになかなか拾い物の映画だと思いました。[映画館(字幕)] 7点(2014-07-27 01:03:00)(良:1票)

19.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 ★風立ちぬ(原作)は読んでないし、堀越二郎の詳細は知らないけど、大雑把な印象では半分伝記物、半分ファンタジーという感じ。そこかしこに過去作の雰囲気を感じる箇所がある。言うなれば、獣人の出てこない「紅の豚」、妖精の出てこない「となりのトトロ」、魔法使いの出てこない「ハウルの動く城」といったところか。 ★というわけで監督初の実話物だけど、話のすじは別に難しくないし、恋愛関係を含む人間関係の機微もそんなに深くはない。かなり小さい子はだめだろうけど、小学校高学年くらいなら問題なく観れると思う。逆に大人こそ、(すべてに理を求める傾向のヒトほど)のめりこめないんじゃない?基本的に監督の趣味全開だし、自分勝手な主人公とヒロインを(いろいろ周りで事件はあるものの)結構淡々と描写してくだけの流れだから。 ★公開前にあんなことがあったんで、どんな内容かと思ったが、別に戦争賛美でもないし逆に反戦のハの字も出てこない。航空機技術者がみんな夢想家なのかは知らないが、少なくとも(劇中の)堀越に取っては戦争も関東大震災もほとんど一緒でどうしようもない抗いようのない「時代」だったということかな。で、ひいてはそれが宮崎監督の立ち位置ということなのだろう。 ★堀越の声は別に違和感なかった。そもそも変人だし。普通のヒトだって(恋愛状況だろうが危機一髪時だろうが、案外)プロの声優みたいに「演技」しませんって。別に自分は声優否定派じゃないですけどね。 ★あとタバコも別に目くじら立てるほどでは。だいたいあの頃タバコの害なんて認識されてないだろうし、まして受動喫煙なんてね。煙が直接かからなきゃいいぐらいに考えてたんじゃないの。別に喫煙を奨励してるようにも見えないし。外部が騒ぐのはお門違いと思う(騒ぐなら、実際の堀越は喫煙者じゃないのになんであんなヘビスモに描写したのか、と騒ぐべき)。 ★最新鋭戦闘機が牛車に曳かれてたってのは知ってた。ご苦労様なことです。名古屋駅や栄3丁目があんなんだったのか。面影ないなあ・・ってあたりまえだ(笑)。 ★荒井由美の「ひこうき雲」は、確かに合ってるけど、ちょと「軽い」かな、軍歌の時代に8ビートだもん。でもやっぱこの曲しかないな。しみじみしたいい締めでした。・・・レビュー書いてて自分は面白かったけど、万人にお勧めでもないなあ、と思って7点。[映画館(邦画)] 7点(2013-08-17 14:37:02)(良:1票)

20.  ヘルタースケルター(2012) 半年ぶり以上に観た映画がこれ(笑) ★原作は未読ですけど、知ってる人からはかなり原作に忠実だとか。「美」に狂う女性の恐ろしさ、というより、そういう人間すら「非耐久消費財」にしてしまう世間とマスコミの恐ろしさ、ってとこでしょうかね。テーマはそれほど目新しいものではないけど、確かに「ヘルタースケルター」度はなかなかのものでした。 ★沢尻エリカは、例のあほうな記者会見以来なにかと叩かれ続けのキャラですが、一般の人間にとってはほとんどくだらないテレビ番組の視聴率稼ぎのためのどうでもいいバッシング。(もちろん最上ではないが)今女優の若い子であれだけの美貌と演技力を兼ね備えてるのがいるか? ★その彼女は(全身整形のヒールキャラなんて)ほとんど自虐といってもいいはまりのキャスティングに、体当たりの濡れ場演技。出てくる人間がほぼ全員バカってのはいただけないが(いちいち指摘するのもめんどくさいんであれだが、とにかくこいつらなんでこんな行動するの?ってのが多すぎ。脚本の問題か?)バカすぎて、逆に他のみなさんが辟易してるあの刑事のクサ台詞にみょうな意味深を感じてしまったくらい(笑)。 ★まいいや、とにかく沢尻エリカ健在!を確認できただけでも、金払う価値はあった。これからもどんどん体当たり演技を続けてほしい。ついでにバカマスコミも徹底的にコケにしてやれ。っても干されない程度にね・・・[映画館(邦画)] 7点(2012-08-14 22:59:57)(良:1票)

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