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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 《ネタバレ》 これぞ娯楽映画って感じ。ストーリーは秀逸だし、役者がみんな個性があってかっこいい。そして…音楽のセンスが最高。登場人物が多い映画は、顔と名前が覚えられないので苦手なんですが、この映画ではグループで行動してるので混乱する事はありませんでした。 ところであの親父は、息子とバーとどっちを取る気だったんでしょう。殴りつけてるぐらいだから、最終的には息子を取る気だったのかな?とにかくバッドエンディングじゃなくて良かったです。[DVD(字幕)] 9点(2010-03-16 00:58:58)《改行有》 2. 生きない(1998) 《ネタバレ》 末期ガン患者や借金を背負った人々が、保険金目当てで事故を装って自殺するために組まれたバスツアー。そこに間違って紛れ込んでしまった少女。少女は、自分が助かるためにも、なんとかみんなに自殺を思いとどまってもらおうと奮闘する。そして、それを阻止しようとする添乗員。とても秀逸なストーリーだと感じました。テンポもよく、退屈を感じることなく最後まで観ることができました。 ラストには賛否両論あるみたいですが、個人的には凄くよかった。あのまま全員が生き延びていたのでは、何とも味気ない感じがしていたので。[ビデオ(邦画)] 7点(2009-09-03 05:02:14)《改行有》 3. アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 大変面白く、心に残る映画でした。 朝、シャワーを浴びながらするオナニーが一日で最も至福の時間、後は地獄へ一直線、と言う主人公レスター。「僕らは普通の人間です」というインチキコマーシャルを、毎日演じ続けている自分達を他人事のように笑っているレスター。娘の同級生に、正直に欲情するレスター。責任のない仕事を求め、ハンバーガー屋でバイトを始めるレスター。そんなレスターに少し共感してしまった私は、レスター予備軍なのでしょうか。 隣人の、暴君の父親を持つドラッグ少年も、興味深い人物でした。そのドラッグ少年と、レスターを父に持つジェーンが、お互いの父親を、笑いながら嘆くシーンは、素晴らしかったですね。他の登場人物にもとてもリアリティーがあり、見るたびにいろいろな発見がある映画です。父性はどうあるべきか?というのは、現代社会の大きなテーマの一つだと思いますが、安易な解決策を示すことなく、現在の姿を描こうとしているこの映画には、誠実ささえ感じました。あと、親が子供に言う「あなたのためを思って」という台詞のインチキ臭さを再認識させられた点も良かったです。 それにしても、この映画はある意味、アメリカ人(や日本人?)の価値観そのものを茶化している映画だと思うのですが、そんな映画がヒットしアカデミー賞までとってしまう所に、アメリカの凄さを感じます。[DVD(字幕)] 10点(2007-01-04 17:38:45)(良:3票) 《改行有》 4. アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 ここでの高評価に期待しすぎたせいか、あまり面白くなかった。登場人物がステレオタイプすぎたのも一因です。特に主人公の転向の過程を、もっと詳しく描いてくれないと、見てて置いてけぼりを食らった気分でした。「あれっ?もうこの人、善人になっちゃったの?」て感じで。今までの自分と、今の自分にどう折り合いをつけているのか、をもっと知りたかったんですが。 他の登場人物の描かれ方も分かりやすく(特に主人公の恋人のイカレっぷり!)、観ている人に自由な解釈を与えない点がかなり不満ですね。 正直、「悪いことは、悪いことです。」と言っている映画にしか思えなかったです。[DVD(字幕)] 4点(2007-01-04 17:32:30)《改行有》
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