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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ゴッドファーザー 《ネタバレ》 「良い映画か」と聞かれれば、残念ながら違う。 マフィア一家の仁義的なものが展開されるだけの物語である。カメラワークや構成には特段語るところはないように思える。重く閉塞感の漂うストーリーである。 しかしがながら「好きな映画か」と聞かれたら、それはもう圧倒的に好きだ。 マーロン・ブロンドの強烈な存在感。あの擦れた声はとりあえず真似してしまうだろう。これだけキャラクターが際立っている映画も珍しい。マーロン・ブロンドが喋っているだけでうっとりする。大好きだ。 加えて音楽が素晴らしい。かつてミッシェル・ガン・エレファントのライブの登場SEではゴッドファーザー愛のテーマが必ず流れていたが、彼らの音楽と通じるところがないでもない。[ビデオ(吹替)] 10点(2009-11-27 00:27:32)《改行有》 2. 悪魔のいけにえ 《ネタバレ》 「テキサス・チェーンソー」、「テキサス・チェーンソー・ビギニング」と立て続けにリメイクされたが、やはり到底届かないのだ。あの、朝日をバックにレザーフェイスが襲いかかる、最高にいかれたラストシーン。狂気が漲っていて、奇跡的なアンバランス加減で満ちた本作は、今の時代ではもはや作ることができないだろう。キチガイ万歳。[地上波(字幕)] 9点(2006-12-28 23:58:17) 3. サンゲリア 《ネタバレ》 ゾンビの三原則というものがある。走らない、喋らない、考えない、この三つである。これを満たしていなければ、そもそもゾンビ映画ではない。ロメロの最新作を観て落胆した人が多かったのは、この原則を作ったロメロ自身によって原則が打ち破られたからだと思う。その意味で、これは正しくゾンビ映画である。唖然とするほど適当なシーンも多いけど、ゾンビの怖さの本質を捉えた数少ない作品だと感じた。最後の最後、街中をゾンビが蠢くシーンが素晴らしい。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-27 17:59:29) 4. ゾンビ/ディレクターズカット完全版 《ネタバレ》 一体何度観ただろうか。自分だったなら、もしもこうだったなら、そんな妄想を何百回繰り返しただろうか。デパート内をヨタヨタと阿呆みたいに蠢くゾンビの姿は、とてつもない恐怖でもあるし、滑稽でもあり、時に悲哀すら感じさせて、同じくらい阿呆だった中学生の僕を完璧に打ちのめした。喜怒哀楽すべてが詰まった奇跡的な映画。[ビデオ(吹替)] 10点(2006-12-24 20:14:34)
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