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1. 炎のランナー
《ネタバレ》 何故だろう。ただ走っているだけのシーンなのに見ていると心を打たれます。単純にその躍動感が美しい。勝利のため、純粋に楽しいから…など、走る意味は人によって様々でしょう。走ることを通して、真剣に生きている若者の姿がそこにあるから感動できるのだと思います。また、安息日には走らないと主張したリデルの台詞、「個人の信仰に立ち入るのが傲慢だ」というのが印象に残りました。どうしても当時のモスクワ五輪ボイコット問題が頭に浮かぶわけです。日本選手達の涙の記者会見を思い出してしまった…。スポーツに対する国家(政治)の干渉、という点でも考えさせられる。映画の製作がそのモスクワ五輪の翌年ですから、当時この映画が高い評価を得たのも納得できます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-23 20:58:59)
2. マグノリアの花たち
《ネタバレ》 年をとってもこんな友情で結ばれていたら最高でしょうね。悲しい時も楽しい時も共有した友人。自分が若い時は、こういうおば様達の集団が大っ嫌いだったのですが…近所の誰がどーしたとかくだらない噂話ばっかりだしね。そういうのが平気な年齢になったのかな。しかし見事なまでに男性の存在が薄い映画です。まあ女優さんが曲者ぞろいだものね~。シャーリー・マクレーンの「病気じゃないの。40年間ずっと機嫌が悪いだけよ」…あなた最高です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-25 21:06:01)
3. 戦場のメリークリスマス
《ネタバレ》 随分昔に見た時は、1度聞いたら忘れられない音楽とビートたけしのラストシーンの笑顔が強烈な印象だった。久々に観賞したがやはりそれは変わらなかった。戦時下という特殊な環境でどうにも理解し合えない敵国の価値観や宗教観。征服者と捕虜としてでなく、一個人同士として知り合えば友人になれたのに…ハラ軍曹は自らの死を前に敗者とか勝者とか関係なく友人として話そうとした。それだけにあの笑顔と「メリークリスマス、Mr.ローレンス」の台詞は悲しかった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-16 17:17:11)
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