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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
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1.  怒りの葡萄 《ネタバレ》 題も聖書からとったということで全体的に聖書からの雰囲気が感じ取れる作品に仕上がっている。カリフォルニアに着いたときの父(だったと思われるが)の台詞、そしてラストの母に捧げるトム(H・フォンダ)の台詞と聖書をどうしても意識せずにはいられない。やや重いテイストを出してしまってるかもしれないが、当時の情勢、そしてメッセージには重みが加わり重厚で味わい深い作品に仕上がったと思う。ジョン・キャラダインがキリストに見えるという意見も見当違いではないだろう。それにしても彼の存在感は抜群だった。 本作はニューディール政策という希望を描いた作品であり、政策の結果だけ見ると、その描き方にはやや手放しで賛成できるものになってはいないが、たくさんの飢えた者がいる中で大量の果実や穀物が収穫されずに腐っていくという物語の趣旨は現代でも十分に通じ、考えさせられるものとなっており、不朽の名作と言えるであろう。 さてラストシーンは製作担当副社長のダリル・F・ザナックの手によるものだが、ザナックとフォードは仲が悪い事で有名である。だが皮肉な事に彼らが組んだ作品は非常にヒットが多い。本作も例外ではないだろう。ジェーン・ダーウェルのあの台詞があることによって勇気と感動が生まれ普遍の名作になったと思うからだ。 ヘンリー・フォンダは熱演ではあるし文句はないが、ピッタリの配役とは言い難い。また彼の才能を考えるとスタジオに縛られるという契約を結んでまでこの作品に出るべきではなかったかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-28 19:48:13)《改行有》

2.  失われた週末 《ネタバレ》 ワイルダーの初オスカー作品である。また、この作品によりニューロティック(異常心理)映画ブームになり、エポックメーキングな作品とも言えるだろう。 大酒飲みと言えば陽気なキャラクターとして描かれるのが普通であった時代に、中毒性の恐怖を題材に見事に描いたワイルダーの力はさすがといったところ。「椿姫」鑑賞中にワイングラスを追ってしまうシーンやコートが踊りだす様はコミカルであるが実に恐ろしく見せ方がうまい。また小道具の使い方はこの頃から冴えており同シーンでは取り違えたコート、未来を暗示するかのように粉々に割れる酒瓶、他に言えば隠してあった酒瓶の影、逆にくわえてしまう煙草、鏡に映ったピストルとちょっとした見せ方の工夫で焦燥感を出す手腕は実に見事である。 サイコホラーかと思わせるような演出もあって驚いたが、その甲斐あって、そしてややオーバーアクトではあるがレイ・ミランドの好演もあって十分に中毒性の恐怖を感じることが出来る。人は強い生き物ではない。何かに頼って生きていくのは当然だ。それがお酒やドラッグなのか、周りの人間なのか。ハッピーエンドとは言い難いが、希望が持てる終わり方ではある。色々考えさせられる。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-26 20:15:12)《改行有》

3.  ガス燈(1944) グレタ・ガルボにキャサリン・ヘプバーン、マリリン・モンロー、オードリー・ヘプバーン、、女性を撮るのに定評のあるキューカーが本作はイングリッド・バーグマンを主演にその手腕を発揮している。バーグマンが本作でパーフェクトな演技をしているとは思わないが、ジョセフ・ルッテンバーグの光と影を巧みに使った撮影とキューカーの演出が絶妙で心理的に追い込まれていくバーグマンを堪能でき、彼女の魅力を存分に引き出している。不安定な彼女の心理的状況はまるでゆらゆらと揺れる灯火のようであり、儚さがあり美しさがある。 サスペンスとしては脚本が弱いかもしれないが、メイドを筆頭に他のキャラクターが何とも怪しげで見せ方が非常にうまい。登場人物の視線や表情、光から影、影から光というような撮影方法でサスペンスを作り出す本作は非常に面白い。他の方がおっしゃってるように『バルカン超特急』や『レベッカ』というようにヒッチコック作品に似てる部分が見受けられるが挑戦をしているようにも思え意欲を感じる。真の狂人は・・・、そしてラストのオチとその辺もヒッチぽいかもしれないがそこを超えた満腹感が本作にはある。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-22 23:18:24)《改行有》

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