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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  卒業(1967) 《ネタバレ》 アメリカン・ニュー・シネマの代表作であるがピルなどの避妊の実現などによる性の意識の変化など当時のアメリカにおける状況がより強く感じることができる作品だ。またフランスのヌーヴェルバーグの影響が非常に色濃く出ており、特にわざと場面を飛ばすジャンプカットやロングテイクなど今までのハリウッドとは違う技法を用いプロデューサーや俳優を中心とした時代から監督を中心とした作家主義の時代というものが感じ取れるなかなか革新的な作品である。 上辺だけ見るとねちっこい作品とはなってるが、シニシズムの中に自己を確立しようとする焦燥感、そして現実逃避による刹那主義は時代と国境を越えて今でも十分に通じ、若者特有の感情が感じ取れる。有名な強奪シーンまではいかないにしてもサイモン&ガーファンクルの素晴らしい音楽もあってかどこか懐旧の念を抱いてしまうのは大げさだろうか。 ラストは二人の何とも言えぬ不安げな顔、そして老人だらけのバス=不安な未来、バスの定まった目的地=不自由と非常に不安な終わり方をしているが、リアリズムの中の警告という感じを受けて他のニューシネマとはまた違う余韻を残している。 声を大にして言うと人間性を疑われるかもしれないが、私はこの作品は好きである。ダスティン・ホフマンの新人とは思えぬ演技、リチャード・ドレイファスの登場も見逃せない。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-28 01:46:36)《改行有》

2.  俺たちに明日はない 《ネタバレ》 プロダクション・コードが崩壊、そしてフランスにおけるヌーヴェルバーグの影響による監督の美意識を押し出すという作家主義、そして当時流行った芸術への自由。 以前とは全く違う新しいシネマ、アメリカン・ニュー・シネマの登場であるが、この作品もそのカテゴリーに入れることは有名である。思想とか流派というものとは違うが、60年代という革新的で特別な時期を象徴する作品である。 この時期においては若者のシニシズムにおけるアイデンティティの探求という作品が多く見受けられるが、本作では過度の暴力と破壊を用いて描いていき、最後には“死のバレエ”という大迫力の有名なシーンを使い自己破壊での簡潔をもってその答えを導き出していており革新的で度肝をぬかれる。 また、ドキュメンタリー・タッチの手法がボニーとクライドをより身近な人間に感じ、犯罪者である彼らに肩入れしてしまう。そして、不安な未来を感じ取ってしまう。だからこそピクニックや詩のシーン、そして死ぬ一瞬前の目と目が合うシーンが美しい。 今見る人にとっては共感というこの作品の当時の最大の要素を楽しむ事は難しいが今見てもシニシズムから生れた美しさは色褪せていないと私は思う。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-26 22:42:15)《改行有》

3.  鳥(1963) 《ネタバレ》 今見ても十分に怖いと思うところがやはりすごい。リメイクが出来そうだが、CGとはまた違う恐怖が感じ取る事ができ、やはり名作だろう。 特に静と動を駆使した演出法は非常に効果的であり、特に鳥たちが静かな時の緊迫感はあまりに怖い。鳥たちの攻撃性は裏には人間の愚かさに対する自然の脅威とも取れることが出来、更には母親の内面に眠る攻撃性と呼応しているところも奥が深い。また、上空からのカメラアングルのシーンは神からの人間に対する警告のようなアングルであるかのような撮り方であまりに美しく、また恐怖である。 『サイコ』では自身の警察嫌いを短いシーンであるがうまく恐怖のシーンとしていが、今作では自身の鳥嫌いを全編に渡って大爆発させていて、説得力のある恐怖を描いている。身近な存在であるからこその怖さ、存分に楽しめる。 ティッピー・ヘドレンへの仕打ちは有名だが、ヒッチコックが撮る女優はいつもきれいだ。今作も例外ではない。[DVD(字幕)] 8点(2007-12-11 23:40:27)《改行有》

4.  招かれざる客(1967) 《ネタバレ》 今でこそまだ根強い問題であるのにそれこそ当時としては相当な差別的思考があった中でこのような意欲作を投じた製作側には頭が下がる。その中で問題を顕著に取り上げ、清清しい終焉を見せ楽しませてくれた。 本作はスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンの名コンビによる最後の作品であり、トレイシーの遺作となった作品だ。トレイシーの独演中にヘプバーンと見つめあうシーンがあるが二人の年輪の重さが伝わってきて感慨深いものがある。その後倒れたトレイシーを彼の奥さんと交代で看病したのは有名な話。 確かにシドニー・ポワチエの相変わらずな役柄や結婚の早急な事情など荒っぽい設定は目立つがそれぞれの葛藤をほぼ一つの家で窮屈に行ったことは焦燥感やサスペンス的要素の高まりとして成功したと言えよう。ただ最大の難はS・トレイシー、K・ヘプバーン、シドニー・ポワチエと錚錚たる面々が顔を連ねてる中で演技の点でも役の設定としてもヘプバーンの姪であるキャサリン・ホートンに説得力が感じられなかった点か。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-28 19:25:21)《改行有》

5.  砲艦サンパブロ 《ネタバレ》 随所に良いところはあるが全体的に長いので中だるみする部分もあるし、競りのシーンは嫌悪感を覚えるがやはりラストがあまりに素晴らしいので見る価値十分。秩序を否定され紙切れを手に殺される神父、無駄死にに近い艦長、そしてマックィーン。ラストまでの流れがあまりに哀愁と美に溢れていてラストの3ショットは震えた。1926年の中国を舞台に間接的にベトナム戦争を批判した本作ということであるが極端に皮肉る事無く他国に首を突っ込む列強の愚かさを奥深く描いた様は面白く、またもっと根底の戦争の虚しさというものがひしひしと伝わってきた。ラストだけでなくマックィーンを始めとした役者陣の動的且つ魅せる演技も迫力ある。特にR・クレンナは好きだった。マコやエマニュエル・アルサンの存在も見逃せない。R・ワイズ作品ではマイナーな一作かもしれないが見逃せない大作である。[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-08 02:41:10)

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