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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 青春デンデケデケデケ その時代、その土地の空気が伝わるようで、エレキギターに青春を投じた高校生達の描かれ方がとってもリアル。主役はともかく脇役陣が大変充実しており、中でも大森嘉之の好演が冴え渡っている。岸部一徳の珍妙な踊りもクセになる。青春ものが嫌いな私でも、概ね楽しめる内容だった。[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-23 00:53:00) 2. オネーギンの恋文 《ネタバレ》 緊張と緩和。タチヤーナの頑なな、そして内心穏やかならぬ無表情。これが見事なので、ラストの嗚咽が活きてくる。唯一の友を自らの手で死なせたオネーギンの変貌にも共感を覚えるし、格調高い映像美にも陶酔。静謐に秘めた熱情が胸に迫る傑作。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-21 14:20:11) 3. イースト/ウエスト 遥かなる祖国 《ネタバレ》 大作にありがちな大味感は無く、緊迫感を絶えず持続さす展開の濃密さ。医師の妻と水泳青年、それぞれの亡命劇は手に汗握りっ放しで、極め付きはラスト、自己犠牲を厭わぬ旦那の深慮は胸が熱くなった。厳粛な空気が伝わる映像美、魂を揺さぶる名演…。ホント大傑作です。[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-09-30 19:55:03) 4. ゴースト/ニューヨークの幻 まぁ、何ら得る物がなく、残る物もなく、少しのアクビと苦笑いを交え、ほとんど思考停止のまんまで観ていられるお気楽映画。そういうのもたまには良いかも知れない。あくまで“たまに”だけど。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-09-22 17:15:29) 5. 初恋のきた道 《ネタバレ》 「さぁ、これからどうなる」と盛り上がった途端に終幕する呆気なさ。割合にすれば《チャン・ツィイーの魅力=66%》《情景の美しさ=33%》《ストーリー=1%》という程に内容は薄く、ほとんどチャン・ツィイーの可愛さだけで支えられている。まぁ、それでも爽やかで結構ですけどね。それにしても若い頃の旦那は、何となく地球人に化けた宇宙人に見えてしまう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-13 16:05:49) 6. 最高のルームメイト 《ネタバレ》 二人の30年に渡る悲喜交々に心が温まった。 中でも特殊メイクで107歳までを演じるピーター・フォークが素晴らしい。 まぁ、年齢のわりに元気すぎるので不自然さも否めないが、俳優個人の魅力が違和感を薄めている。終盤の子供たちの逸話は、ちょっと凡庸すぎたかな。でも最後は、雪景色の白さが象徴するように、心洗われる見事な幕引きであった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-13 11:57:45) 7. 山の郵便配達 真っ当な映画とは思うけど、露骨に感動を誘おうとする音楽、気恥ずかしいスローモーションの使われ方など違和感あったのでこの点数。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-08-12 20:55:43) 8. あの子を探して 《ネタバレ》 素朴にして濃密な感動。子供の無邪気さが至極精密に活写されている。ずっと厳しい表情を崩せなかったミンジも、いつも締まりのなかったホエクーも、一つの笑顔となった時の瞬間の輝き。たった三文字を書いて心揺さぶるラストは他に類を見ない。益々監督への畏敬の念が強まった大傑作。[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-06-12 00:38:54) 9. 萌の朱雀 何度も観たが、本当に瑞々しい感動を覚える名作。90年代の日本映画ではマイベスト5に入るほど。尾野真千子も最高。惜しむらくは、人間関係が判りづらいこと。説明過多もいけないが、説明が無さ過ぎるのも困る。[ビデオ(邦画)] 9点(2007-06-11 21:55:34) 10. 月はどっちに出ている ルビー・モレノの出世作である本作は、なかなか重厚なコメディだった。個性溢れるキャラのオンパレード、匂い立つ哀愁、刺激的な展開に飽きが来ない。あと、麿赤児が演じる仙波は途中まで誰だか判らなかった。役作りが凄い。[地上波(邦画)] 8点(2007-06-09 19:56:40) 11. コーリャ 愛のプラハ 鈍色の空気を醸した映像も好きだが、あざとい悲愴さもなく、淡々と滑稽味も織り交ぜながら、国情の深刻さ、仮初めの父子の哀感がジンワリ伝わってくる。秀作。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-09 19:36:21) 12. つきせぬ想い 十年以上前に一度観たきりだが、今でもあの切なさは鮮明に憶えている。香港映画の白眉。いずれもう一度観てみたい。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-06 20:41:47) 13. きれいなおかあさん 《ネタバレ》 ヒネリが無さすぎる。無許可の商売、離婚した夫の死、息子のいじめ、スケベな金持ちの強姦未遂など、既視感の強い貧乏エピソードの羅列にすぎない。もちろん、そんな話で傑作は多々あるのだが、本作は余りに娯楽性が欠けており、過剰説明と感動を強調する音楽がやかましい。王道とか正攻法という語ではフォローできない工夫の無さ。ただコン・リーの熱演だけは見事。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-06-06 20:27:02) 14. シューティング・スター 気取りすぎで中身無し。短時間なのが救い。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2007-05-20 19:56:11)《改行有》 15. ヒロイン! 序盤からアクビ連発だったが、馴れればそれほど悪くはない。良くもないけど。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-03-04 00:44:02)《改行有》 16. BOYS 一組のバカップルが誕生する過程を冷ややかに見守った。[ビデオ(字幕)] 4点(2007-03-04 00:33:49) 17. タンゴ(1993) ルコント作品の中では一番好きで、何度も観た。全編に漂う空気感が堪らない。先日亡くなったフィリップ・ノワレの追悼としてまた観てみたい。[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-20 02:15:28) 18. ただいま 《ネタバレ》 良い映画とは思うけど、ラストのウソなど腑に落ちない点が散見。事件の根本は両親の責任も大きいはずだが、自責の描写が不完全というか、出所する娘を受け容れるのを怖がるより、受け容れる義務感の希薄さが気になった。しかし主演女優の芝居が見事だったし、同情を誘う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 19:13:20)《改行有》 19. パリ空港の人々 《ネタバレ》 洋画のマイベスト10に入る作品。様々な事情で入国拒否され、空港に長逗留されている人々を描くという着眼点もさながら、臨場感、可笑しさ、そして言うに言われぬ郷愁…、特に、大晦日の夜の美しさと切なさは夢心地の極致である。何度も観たが、そのたびに好きになってゆく大傑作。[CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-19 19:05:54) 20. ニコラ 子供の心の奥底に沈殿する、殺伐かつ複雑な不安感を巧みに表しているのは分かるが、物語として弾みがない。何より夢が気持ち悪いのが最たるマイナス。[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-01-19 18:58:03)
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