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1. 下妻物語
《ネタバレ》 この映画は、しばらく見ていなかった邦画を見に映画館へ行こうと思うようにしてくれた作品です。
冒頭のロココの説明について、なんだろうこれ・・と気になって見始めた所、ロリ服の深田恭子が牛のうんこを踏んで言った言葉「うんこ踏んじゃった!」ここだけで深田恭子扮する龍ヶ崎桃子に惚れてしまいました!出ている役者さん達のほとんどが、素で出ているといっても過言ではない演技をしていますが、それがものすごく自然で、こんな人絶対いるよな!と思う感じは、もしかしたら自分がこの物語の中で生活をしているのでは・・といった錯覚を呼び起こさせるものでした。ジャスコ、下妻市などをことごとく小ばかにしたような流れも、この映画の中では非常に好意をもって接する事ができます。最後に関西弁でブチ切れる桃子の部分、及び矢沢心の「茨城統一!」ってセリフだけ、あれっ?と思う節はありましたが、その他は全く問題なく感情移入ができ、素直に面白かったーと思えました。[DVD(邦画)] 8点(2006-12-26 20:11:39)《改行有》
2. フラガール
《ネタバレ》 今年は非常に邦画の当たり年だったのではないかと思っています。それを踏まえても、この作品は素敵でした。
確かに、よく考えるとプリティリーグのまんま焼き直しといった感は否めないのですが、時代背景、ボタ山、あの頃の日本人の情景が目に浮かんでくるように作りこまれていて、レビューを見るまではこのプロットどっかであったよなぁ・・としか思いつかなったくらいです。
松雪泰子があんなに踊れた事、蒼井優という女優を知れた事、寺島純子もとい冨司純子の動と静の演技が素敵だった事、なんとかと鋏は使いようによってものすごいパワーが出るという事(しずちゃんの事をベタ褒めしています。)、ナイロン100℃の演技者が出ていた事と、驚きの連続であったこの映画。男性の方であればわかるとは思いますが、ただ鳥肌が立つだけではない、ジェットコースターで初めて下り降りる時のなんともいえない感が映画を見ていて体感できたことはものすごく久しぶりではなかったかと思います。
下調べをせずに足を運んだ映画に、大当たりした事を誇りに思えました。[映画館(邦画)] 9点(2006-12-26 20:00:08)《改行有》
3. 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
《ネタバレ》 日テレの深夜でアニメ放送してた時にガッツリハマってしまい、マンガも全巻そろえたくらいの花田少年史。
期待しないわけがありませんでしたが、内容と言えば・・・運動会(荘太のお父さんが出てくる場面)のくだりのみが原作と同じ内容。
その他は見事なまでに設定をぶち壊してくれています。
一路の父ちゃんはあんなにひ弱である訳が無いし、(原作では、父ちゃんもじいちゃんも幽霊が見れたのでは・・というのを匂わせた場面がある)すでにレビューに書かれているように、時代背景がメチャメチャです。
最後には夜王VSさくや妖怪伝。原作と全く関係がありません。
これでは点数はマイナスもいいところです。
が、荘太と死んだ父ちゃんのくだりの所でホロっと来たので2点献上します。[映画館(邦画)] 2点(2006-12-26 19:45:56)《改行有》
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