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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
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1.  晩春 説明セリフが一切なく設定もキャラ紹介も全て何気ない会話や仕草で説明している。紀子の結婚相手を一切登場させていない点を一例として、伝えたい物語の芯の部分に集中してドラマを展開させている。日本家屋の美しさを存分に生かした計算された構図設計。よく言われる小津映画の特徴が最も端的に現れている入門編ともいえる作品。ラストの親子の会話、特に父親の言葉はあまりに美しすぎ、人生の本質的なものを見事に表現していると思う。人生とは別れであり残酷なものだけれどそれを受け入れてこそ幸せを感じることができるのではないか・・・というような(言葉にすると非常にくさいというかうっとおしいわけですが)ことを言葉ではなく映像で魅せていく、これはやっぱり芸術でもあり大衆の心を揺り動かす一級のエンタメ映画だと思います。この作品を観ないで人生を過ごすのはあまりに勿体ないと感じてしまう。ドラマチックな要素がなく退屈だとかいろいろ文句をつけることはたやすいが、人生とか人間とか幸せとかいろいろ悩む全ての人に一度は観てみることをお勧めしたい。[DVD(邦画)] 8点(2007-12-27 16:15:32)

2.  野良犬(1949) 皆さんが書かれている通りで今更付け加えることは少ないのですが、とにかく刑事ドラマ(映画)の最高峰であることは間違いありません。刑事モノの全ては直接・間接的にこの映画に影響を受けていると思います。全てが最高ですが、一番印象的なシーンは志村喬の登場シーン、アイスキャンデーと取調室のところでしょうか。よく言う「人間が描けている」という点でこの取調室のシーンは非常に勉強になります。[DVD(邦画)] 9点(2007-07-24 13:36:41)

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