みんなのシネマレビュー
ワンス・モアさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 13
性別 男性
年齢 65歳
自己紹介 日本映画、この頃やるじゃない!と思っている映画ファン歴約30年の男。
大抵の映画はそこそこの点(5~7点)になるので、期待以上の作品やがっかりした作品に
ついてのレビューが多くなると思います。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  ALWAYS 三丁目の夕日‘64 《ネタバレ》 堀北真希が森山未来との「一泊バカンス」に承諾したのはちょっとショックだったなぁ。まあ、そういうことではなかったということが分る仕掛けになっているわけだけど、「そのつもり」でOKしたわけだろうから、今までの六ちゃんの姿からみたら、軽く扱われた感じがしてしまうのは残念。また、「続」の時に、薬師丸ひろ子の昔のあこがれの人の存在をにおわせる場面があったが、今回は全くスルーでだったのも私としては残念。また、今回は、いわゆる嫌な奴(例えば前作で言えば、生意気な女の子)が全く出てこないというのも、観ていて奥行きの浅さを感じてしまうのです。出来は、やはり、第一作が一番良かった。[DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 23:28:55)

2.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 水泳部のリレーでのフライングが重要な伏線になっているが、後輩のミスを あれだけ責めるか?真の先輩・スポーツマンなら、「何言ってんだ、お前のおかげでここまでこれたんじゃないか!」位言え。あ、それじゃこのドラマにならないか。ちょっと浅いんだよな、全体的にも。[DVD(邦画)] 5点(2012-10-14 23:05:41)《改行有》

3.  ヒミズ 《ネタバレ》 圧倒された!これは映画館で観るべき映画。明るい部屋で、明るい画面で観ないほうがいい。しかも、トイレに行かず一気に見るべし。そして、画面の中の強い風、雨、津波を思わせる重低音を体で体験することが、あのラストの「叫び」をよりリアルに受け止めることになるだろう。 絶望して死を選ぶことは、ある意味で簡単だし、客観的に説明もつく。でも、不条理の中で生き続けることは楽ではない、全くしんどいこと。そこには理屈なんかないし、そんなものはいらない。あの教師の語った空しい言葉たち(「お前はたった一つの花なんだ」とか「ガンバレ!」)が、ラスト、全く違う光の中で激しく、熱く、台風のように迫って来るとは!! ラストのラスト、あの瓦礫の光景にこだまする叫びは、不条理の中を生きようとするすべての者に対する、絶望を知った者からのエールだ。二階堂ふみが本当にスゴイ。今年、これを超えられる邦画は出るか?[映画館(邦画)] 10点(2012-01-23 01:06:20)

4.  奇跡(2011) 《ネタバレ》 是枝監督は本当に「人間」が好きなんだなぁ、と思わせる素晴らしい映画。「桜島、噴火してんじゃん、みんな平気なんて、意味わからん」と前田(兄)がつぶやくその大きな桜島にかぶせて「奇跡」というタイトルが出る。これはなかなか意味深だ。彼はこの映画の最後には、その桜島の灰の中で生きていくことをいつの間にか受け入れている。普通「奇跡」を願うというのは、「一瞬」にして、自分にとってしんどい現実が変わってくれることを願うものだと思う。だからその「一瞬」=新幹線の一番列車が交差するという「瞬間」に向かってドラマは進む。しかし、都合良くその瞬間に願い通りのことは起こらない。桜島は爆発しないし、死んだ愛犬もよみがえらない。しかしその時、「家族がまた一緒に暮らせますように」ではなく、オダギリ・ジョーの言葉を借りれば「世界」を選んでしまうことが、自分の心の深い所で起こってしまった前田(兄)の表情はどうだろう!あの表情がこの映画の正にハイライト。一人の人間としてすごい体験を(思わず)してしまった説明がつかない顔だ。だから、彼は鹿児島中央駅に戻って来た時に言うのだ。「ただいま」と。そして自分の家へと走って行く。灰が降る街で、灰と共に軽やかに、また逞しく「泳いで」行くために。(この兄弟がスイミング教室に通っているというのも暗示的だ)。「奇跡」は一瞬ではなく、むしろ、厄介な「日常」の中を生きていく勇気が生れていくことなのではないか。九州新幹線が全線開通したのが今年の3月の12日。あの東日本大震災の翌日だということろに、この映画の公開の何か不思議なめぐり合わせを感じる。自分では変えられない現実を、それを受け入れながら生きる人間たちへの愛とエール。この年のこの映画の公開の意味は小さくないと感じる。(今のところの今年のベスト映画。)しかしそれにしても、この映画の一番重要と思えるなセリフを、あの情けない父の姿が良く似合うオダギリ・ジョーに言わせているところが実に面白い。[映画館(邦画)] 10点(2011-07-18 12:55:03)

5.  孤高のメス 《ネタバレ》 これは素晴らしい映画です!数多い「生と死」をめぐる人間ドラマを描いた 映画の中でも、終始真摯な姿勢で描かれている傑出した作品ではないでしょうか。一昨年の『おくりびと』よりも私はこの作品にアカデミー外国語映画賞を贈りたい。 この映画では堤真一演じる天才医師・当麻鉄彦は脇役だと捕えたらいいのではないかと思いました。聖書の「よきサマリヤ人」のように、今環境が整わなくても、現実に目の前で苦しんでいる患者を放ってはおけない当麻の存在は、大病院の医師たちからはやっかみを買うが、一地方都市であるさざなみ市の病院を変え、その町の人たちの心さえも温かく変えていく。その中心に描かれているのがナース・中村浪子だ。このナースは多分若い頃離婚して、ひとり息子を働きながら育て上げ、その後50才半ば位(?)で心筋梗塞で死んでいく、という決して恵まれた人生ではないのだが、その当麻医師との出会いによって、果たして人間にとって真の幸福とは何なのか、働くという誇りはどこから生まれるのか、をある意味地味な生活の中で深めていく。その過程を生きるナースを演じる夏川結衣が本当に素晴らしい。抑えた演技ながら移り行く心の機微を見事に表現している。これは夏川結衣の代表作となるでしょう。 また、クライマックスの肝臓移植の手術の場面で、都はるみの演歌が術中BGMとして流れ、その緊迫した進行と共に、歌詞のない子供たちの合唱(歌詞がないというところがいい!)にかぶり、そして、実は子供たちの合唱を指導しているのはあの(詳しくはあえて言わない)余貴美子であるというところは、その映像と音楽の流れが実に映画的であり素晴らしかった。医療ドラマという点では模範的すぎるというか、リアリティにやや欠けるかもしれないが、観終わった後の何とも言えない幸福感は比類がない。[映画館(邦画)] 9点(2010-07-24 21:32:16)(良:1票) 《改行有》

6.  告白(2010) 《ネタバレ》 『告白』は今年の日本映画界の「事件」だ。完全に心を捕えられた。 あとで興味を持って原作も読んだが、湊かなえ氏が心の深い所で抱えながら 文章では描ききれなかったかもしれない、その凄まじいほどの「熱」を この映像は見事に描いてみせた。 原作もショッキングな内容であるため、いくらでもおどろおどろしく描くことが出来たに違いない。或いは「少年法」云々…という社会性の強いメッセージが残るようなリアリティーのある表現法を用いることも出来たはず。しかし中島監督の関心は恐らくそんなところにはなかったのだろう。驚いたことに中島監督はこの『告白』を、ほとんどファンタジーとして描いた。「報復」というテーマをそのままリアルに描いたところで、それは偽善的か偽悪的にしか多分ならないし、報復を「Yes」や「No」で描くことはいずれでも人間を絶望させてしまうだろう。しかし詩的でさえある卓越した映像表現(そして、予測がつかないような見事な音楽表現)によって、観る者の心に自由に語り、観る者を信頼して委ねている、そんな完成度の高いファンタジックな作品だ。 そしてその根っこに見えてくるのは、中島監督の、人間に対する熱い熱い「愛」だ。特に「逆回転時計」(原作ではそれほど多く言及されない)をクライマックスに持ってくる映像には息を呑んだ。「時」は絶対に元に戻らない。そこに人間の悲劇がある。「あの時、あんなことがなかったなら!」と、人は何度過去を呪ったり、後悔したりすることだろう。そんな人間に対して「時よ、戻れ!」と中島監督はやってみせた!スローモーションの多用も、残酷な「時」の流れに対して「待った!」をかけているとも言えるのではないか。また、時折挟み込まれる、空の映像も印象的だ。いつも太陽が隠れている。希望が見えにくい人間の現実。しかし最後の最後、エンドタイトルで、太陽が雲から現れようとしているようにも見える!これは監督の祈りにも似た思いのようにも思えた。他にも、カーブミラーを効果的に用いることによって、自らの姿を相対化して見ることへの促しと、大きな者(神)の存在に映る視座さえも感じる。  松たか子は意外なほど登場している時間は短いが、その存在は圧倒的。ああ、今年も主演女優賞(キネマ旬報等)は松たか子か。だとしたら、去年はぺ・ドゥナ(『空気人形』)に取って貰いたかった![映画館(邦画)] 10点(2010-06-27 21:21:18)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS