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プロフィール |
コメント数 |
38 |
性別 |
男性 |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
基本、好きな作品、気になる作品のみコメントします。批判的なコメントを書くとしたら、怒りを覚える映画です。だからそうそうありません。 |
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1. シェーン
《ネタバレ》 この映画は、時折無性に鑑賞したくなる。
大抵、それは仕事の行き詰まりやストレスを感じている時。
ワイオミングの雄大な情景。男同士の固い信頼関係、義理と情。
道ならぬ恋は見つめ合うだけ。美しい旋律。
悪役は悪役たれ。職場放棄をしない無慈悲な殺し屋。微笑みながら死んでいけ。
自分の背中を少年が見ている。優しい言葉と、厳しい決意でその場を去る。
少年も深追いをせず、大人への道を歩み出した。
テレビでの初鑑賞から40年経つ。当時、登校拒否気味だった自分を救ってくれた映画。
今でも守護神のまま。[DVD(字幕)] 10点(2017-01-12 08:15:45)(良:4票) 《改行有》
2. 渚にて
キューバ危機以前にこの映画が作られた事は、今考えると凄い事だと思う。
戦後、東西両陣営の核のバランスの脅威から、時代への警鐘としての作品のはずだが、封切られて2~3年後に、現実にかなり際どい所まで世界情勢は行ってしまった訳だ。この時代にこの映画を見た人は、結構トラウマとしてその世界観をすり込まれていた事だろう。
反戦映画の抑止力がどれだけのものかなんて、誰にも判らない。
しかし、「その後の出来事」を淡々と、そして堂々と描ききったこの作品は、この時代にとってとても大きな役割を果たしたに違いない。
日本にも、もっとストレートに核戦争を描いた「世界大戦争」というフランキー堺主演の映画があり、小学生時代の土曜の午後テレビで見た記憶が、しっかりとトラウマになっている。
こういう、作り手の情熱が感じられる映画はその事だけでも評価するべき。[DVD(字幕)] 7点(2009-04-23 08:22:43)(良:1票) 《改行有》
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