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1. CUBE
《ネタバレ》 素晴らしいの一言。登場人物たちはある日、何もかもが謎の空間に閉じ込められる。残されているわずかな手がかりを頼りとして、一致団結して脱出を試みる。だが、時が経ち、疲労の色が濃くなるにつれて、団結していたかに思えた人間たちの関係は悪化し、対立する。そして衝撃のラストを迎える。
誰のための、何の利益があるのかも分からない謎のシステムを作っていたのが、他ならぬ自分自身だったという皮肉。出口へと導く鍵は与えられるのに、システム自体の謎は明かされない不安が、現実の社会に対するそれらと重なって見えてしまう。
そしてラストシーンを、人間に対する絶望と見るか、希望と見るか。どちらにしても、最大の恐怖は人間自身であることに変わりがない。それが、後味の悪さと映ってしまうのだろう。
おまけに収録されている短編作品も良い。[DVD(字幕)] 9点(2008-06-09 03:04:43)《改行有》
2. CUBE IQ
《ネタバレ》 CUBEを借りようとして間違えた。って私と同じことした人が他にも何人もいるところをみると、狙ってやってるとしか思えない。原題はCUBEと何の関係もないところを見ると、邦題を付けた人間がやったことなのか?ということは、いじめられっ子の妄想みたいな下らない話を、何も考えずにフィルムにして売り出した酔狂な人間がいて、それを何の因果か押し付けられてしまった人間が仕方無しに、CUBEと間違って買ってくれることを意図してこんな邦題をつけたというところか。以上。[DVD(字幕)] 2点(2008-06-09 02:38:27)
3. ミスト
《ネタバレ》 恐怖の対象が正体不明の霧から具体的なモンスターに変わった時点で怖さ半減だよなとか、あのタコ足モンスターは、いくらなんでもB級すぎるだろとか(ちなみに、キングの小説は読んだことないです。すいません)、本当に怖いのは人間だというテーマは他の映画で見たよとか、途中までそんなことを思いながら見ていましたが、最後のあの展開はやられました。
「こんな展開を考えたのは、きっとスゲェ性格の悪い奴に違いない」とか思っていたら、そういえば「ショーシャンクの空に」の人じゃんか!!確かに人間不信になりそうだ。[映画館(字幕)] 8点(2008-06-09 02:16:12)《改行有》
4. 機動警察パトレイバー
押井守による作品の中では、普通の人にも敷居の低い作品。押井守という名前を知らなくても十分に楽しめる一方で、いわゆる「押井らしさ」も持ち合わせている。エンタテイメントとして一番バランスが良い作品かと。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-07-27 00:46:22)
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