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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 原作未読だが、トリックが強引過ぎる。あんなに都合よくホームレスが動いてくれるものか。天才数学者の割にトリックに数学的要素はまるでないし、設定自体が特に生かされているわけではない。関数に見せかけてどうとかは性格の問題だし。役者はみんなよかったんだけど、興行的観点を捨てればダンカンと堤真一は逆にした方がリアリティがある(まあ絶対無理なんだろうけど)。最初の爆発や山登りのシーンなど特に必要とは思えず、それより犯人達の人物像をより深く掘り下げるシーンがほしかったとは思う。とはいえ、テレビで見る分に関しては十分に面白かったと思います。[地上波(邦画)] 5点(2011-01-09 18:55:14)

2.  機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛 《ネタバレ》 皆さんの酷評を読んで絶対見まいと思っていたが、バンダイチャネルでやってたので見てしまった・・。旧画と新画の混合は別に許容範囲内だし、時間を考えたらジェットコースターアニメになるのもやむをえない、もともと一見さんお断りなんだから。ZZは反吐が出るくらい嫌いなので、なかったことにするのはむしろ歓迎。しかし!!!!!やっぱりこれは許せない。だから新訳なんだといわれたらそれまでなのだがこの軽さは何?テレビ版と同じように主要メンバーは皆殺しにしたんだから、カミーユとファのラストの能天気ぶりとアーガマスタッフのはしゃぎっぷりはないんじゃないの?確かにテレビ版の初見であまりの救いのなさに驚愕したわけだけど、映画版の軽さをみるとほんとに深い話だったんだなあとあらためてテレビ版のDVDを見直したくなった。あのラストにもっていきたいのならば、ファーストのようにレギュラーはみんな生かしておけばよかったんだよ、最後のシロッコの対決で力を貸すのはフォウ一人で充分でしょ。それとエマが妙に普通の女性に描かれているのでレコアとの対比がなんとも微妙。男に対して正反対の見解を持つ二人の対決だからこそ見ごたえがあったのに、最後はエマがレコアを理解しちゃってるし、うすっぺらいんだよな・・。あと、ヤザンがかなりおいしい役回りなのはファンなのでうれしいんだけど、ZZを作らないんならばZと派手にどんぱちした後で殺しちゃえば良かったんじゃないのかな。その方がヤザンがかっこよくなると思う。で、一番許せないのはガクトの主題歌。これはいくらなんでもひどすぎます。何を考えて選曲したんでしょうか。新画のかっこよさに1点とヤザンの悪っぷりはアニメ版以上にかっこよかったので1点で合計2点。感情的に言ってよければマイナス10点つけたくなりますが。あ、でも旧ホワイトベースの面々を最後に出したのは良かったので1点プラス。まあ、やっぱりみなきゃよかったです。[インターネット(字幕)] 3点(2007-12-03 00:08:56)

3.  ラストキング・オブ・スコットランド 《ネタバレ》 これは怖い映画です。でもその怖さは表面的な映像の怖さではない。残虐シーンはむしろたいしたことない。内面からゾオーッと人間の闇を見せられたような怖さ。表層的なストーリーは民衆の期待を集めた政治家が権力を増していくたびに独裁的になりやがて巻き込まれた人間が破滅へというよくあるパターン。スケールはぜんぜん違うが、オールザキングスメンみたいなもの(違いすぎるか)。でもこれは、舞台がアフリカであり、巻き込まれたのが白人、しかもスコットランド人ということで一気に話に深みがでている。イングランドとスコットランドの関係はブレイブハートで見たくらいの薄っぺらな知識しかないが相当な根深いものなのだろう。スコットランド人のニコラスがアミンに惹かれていくのは彼がただ単純なお調子者だからというわけではないと思う。それでいて自分は白人であるという微妙な立場。イギリスへの反発とアフリカの深い闇への恐怖、ニコラスは決して悪人ではないが、バランスがやがて保てなくなり素行がひどくなるのもしかたのないことかもしれない。途中までの能天気な明るさが中盤以降アフリカの音楽と踊りの映像とともに次第に狂気を帯びていく過程は見ごたえ十分。鑑賞中はちょっと酔ったような感覚にとらわれた。そして見終わった後に思ったのは、イギリスというのはつくづく業の深い国だな、と。[DVD(吹替)] 9点(2007-10-17 22:24:38)

4.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 見て損したと思うほどつまらなくはなかったが、普通の娯楽作品で旧作のような心に響くものが何もなかった。やはり日本が結局沈没しないというのはこの作品の根幹を変えてしまっていると思う。登場人物の苦悩をほとんど感じさせられることがなく、その点も旧作とえらい違いであるがそれは役者の力量さのせいなんだろうな。[DVD(邦画)] 4点(2007-07-28 06:23:30)

5.  犬神家の一族(2006) 《ネタバレ》 旧版とほとんど同じという評判だったので躊躇したものの、結局特典付きDVDを買ってしまい、鑑賞。皆様のおっしゃるとおりでした。役者はもとより、セットも演出も音楽も全てがスケールダウンしていて物足りない(犬神家の大広間がなんか狭くなっていてちゃちな感じがした)。どうせリメイクするならば前作では省かれた、スケキヨがなんで逆さ死体にされたかとか、青沼菊のの存在とかをきちんと描いてほしかった。逆さ死体なんか原作読むまでなんであんなことする必要があったのかわからなかったし。でもまあ懐かしい気分にさせてくれたのは確かでぶつぶつ文句言いながら見るのも一興かとは思います。[DVD(邦画)] 5点(2007-07-28 06:05:38)

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