みんなのシネマレビュー |
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1. M3GAN ミーガン 《ネタバレ》 話の筋は割りとベタだけどホラー演出はきっちり抑えているのでそこそこ怖いのだが、全体的に漂うシュールギャグなノリが良くも悪くも怖くなりすぎないようブレーキになっている。 お友達の女の子をいじめる男子に明確な殺意をもって暴行したところも、『ゴム人間かってくらい伸びる耳』『その耳をちぎって捨てるのだが、『ヒュッ!』とコメディにある捨てるSEが何故か入る』『4足で走り出すミーガン』等絶妙に笑える要素を入れてくる。 その後も突然簀巻きにされるミーガンだったり、突然踊りながら殺しだすミーガン、『殺す理由』をクドクドとモブキャラに説明するミーガン、遠隔操作でスーパーを乗っ取ると颯爽と乗り込むミーガン、暗闇からヒロインに襲い掛かるかと思ったら何故かピアノを弾くミーガン、まさかのスーパーロボット対戦等、『怨霊』ならカットできたり怖いと感じれる演出が『AI』であることで笑いになってしまっているシーンがあったり、純粋に『スタッフは笑わせようとしてるのか?』と思えるシーンが満載。 総評 ジャンルとしては『ホラー:7、シュールギャグ:2、コメディ:1』と言った凄く独特と言うか斬新な映画だった。 だが私のようにガチガチのホラーが怖くて苦手な人間にとっては逆にこの塩梅が怖くなりすぎずに丁度よく最期まで楽しんで見れた。[インターネット(吹替)] 7点(2024-03-03 12:48:15)《改行有》 2. クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 シチュエーションありきで整合性も考えずに作っちゃった駄目映画の典型。 この手の駄目映画に出てくるエイリアンの例に漏れず何の超能力も超科学も持たないただのフィジカル野郎『こんな弱いやつに地球負けないだろ?』でもうげんなり(しかも数も少ない) 金が無くてエイリアンしょぼくするしかないなら、トレマーズ見たく陸の孤島みたいなところを舞台にすればいいのに馬鹿すぎる。 音に反応するって設定も結局製作者側の都合の良い音にしか反応せず、この際くしゃみやら生活音は突っ込まないにしても、心音や血流等自身には制御できない音に反応しないのは悟都合過ぎるし、『川みたいな音は無視する上に川の音より小さい音には反応しない』ってじゃあそこに住めばいいじゃん(それこそ声出して会話した滝の裏とか)? 結局補聴器のハウリング(?)音に弱くて主婦のショットガンにあっさり倒されるエイリアンもダサ過ぎるっていうか、そもそもそんな事米軍やらが研究しないワケ無いじゃん? 釘で足を刺すところもはだしで生活してるならまず気をつけなければいけない事を1年以上生活していてできていなかったり、音にはんのうするならゾンビゲームによくある音を出してゾンビが集まってきたところで爆発する発音爆弾とかつくれよとかもう突っ込みどころしかない。 総評 制作側の『音を出してはいけない緊張感の映画』を作りたい熱意はわかるが、頭に浮かんだいくつかのシーンを取ることだけに注力してそれいがいの部分はとにかく雑な扱いをしている典型的な能無しの作った映画[インターネット(吹替)] 1点(2024-03-03 09:41:20)《改行有》 3. ウィリーズ・ワンダーランド 《ネタバレ》 『地元の人間が何も知らない観光客なんかを館に閉じ込めてそこに住む化物達のエサにする』と言ったよくあるテンプレ設定だが、今回閉じ込められた主人公がランボーやシュワちゃん並のタフガイ。 『館の清掃』と言う名目で閉じ込められた主人公を殺そうと襲い掛かってくるイカれたロボットを『掃除の邪魔をする迷惑者』程度の感覚で血祭りならるオイル祭りにしてガンガン返り討ちにする様はもはやホラーではなくただのアクション。 流石にこのままではまずいと思ったのか、主人公を助けて館を燃やそうとする青少年達が代わりに酷い目に合いますが、『怪しい物音に近付く』『集団から離れてこっそりいちゃつく』『逃げる時はバラバラに散る』等の『ホラー映画でやっちゃいけない事』をやるのだが、お前らここがヤバイ場所と知っていて何故をそれをやる?と突っ込み満載でもはやホラーテイストのギャグ。 ラスボスも僅かに善戦したが結局秒殺であっさり終了。 多少の善人の巻き添えもあったが元凶の人間達もみんないなくなったのでハッピーエンドかな? 構想は悪くなかったが、序盤の返り討ちにするノリ以降は尻すぼみで盛り上がりがイマイチだったのが残念。 ただオチとしてはアマプラで見ていたのですが、何故か終了後におススメされたのが『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』だったのが面白かった。[インターネット(吹替)] 6点(2024-03-03 03:57:24)《改行有》 4. バズ・ライトイヤー 劇中劇(クレヨンしんちゃんのアクション仮面やカンタムロボ)なだけあって、惑星の調査報告内容が『1』でバズが初めて動き出した時の報告と同じであったり、翼やレーザー等の装備が追加されておもちゃのバズっぽくなる所なんかはシリーズを見ていると思わずニヤケてしまう演出が沢山あった。 ただストーリーは結構複雑且つハードなため、『トイ・ストーリー』のバズから想像していたもの(個人的にはコブラやスタートレックをマイルドにしたような冒険活劇だと思ってた)とのギャップに驚いた、てか、正直この内容であそこまで人気になるかな? 他にザーグの正体が『2』のおもちゃの台詞とは違ってたりしたのはストーリー的には仕方が無いと思うが、逆にこのストーリーでなければならいと言うほど面白かったかと言われると微妙。 何度も言うが決してつまらなくは無いが、色々な要素を詰め込んだ結果後半が駆け足気味になってしまっていたり、最終決戦がイマイチ盛り上がらなかったり等の弊害も出てしまっていたのは残念。 総評 1つのSF作品としてみればまぁまぁ面白いと思うが、トイストーリーのバズの本物(?)の活躍が見れると思って期待しすぎてしまったのが、自分が想像していたストーリーとのギャップもあり若干減点になった。 ただ、ラストの今後の活躍に関しては、それこそ私が勝手に想像していた内容が展開されそうなので是非とも続編を希望したい。[インターネット(吹替)] 7点(2023-11-09 18:38:19)《改行有》 5. ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 『シン』が良くも悪くもアニメ(エヴァ)的な演出を取り入れたエンタメ要素が強かったのに対して、本作はゴジラ初登場時の演出や、人間が虐殺されてくシーンをまじまじと見せ付けたりと、初代の頃のようなパニック・ホラー的な要素を強めた印象。 他にも『シン』では個よりも組織としての動きが多かったのに対し、本作では主人公にスポットライトを当てる比重が高く、タイトルの『-1.0』も、戦後0になった日本をゴジラがマイナスに引きずり込むだけではなく、戦争で心に深い傷を負った(マイナス)主人公がなんとか0へ、そしてプラスへと生きようとするたびにマイナスに戻そうとする苦難(ゴジラもその一つ)が立ちはだかり、それに足掻く姿は面白いストーリーだった。 上述したほかにも色々な部分で『シン』と差別化がされており(狙ったわけではないと思うが)、『ゴジラしか怪獣が出ない映画』であってもかなり毛色が違っていて楽しめた。 CGの出来も素晴らしく、何より散々ゴジラシリーズで言われていた『ゴジラのタフネスは異常な回復能力が起因』と言う設定がしっかり演出されていたのはファンとして嬉しかった。 ただ平成VSシリーズでそだった自分としては、『シン』以上にすくない戦闘シーンや強敵の不在はいささかマンネリ感を覚えてしまったのも事実で、そろそろアメリカではなく、国産のモスラやメカコジラをみたいと言うのが本音。[映画館(邦画)] 8点(2023-11-03 15:23:10)《改行有》 6. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー マリオの魅力が90分ギッシリ詰まってる素晴らしい作品ではあるが、やはり90分程度ではどんなに頑張っても、マリオという長年愛されてきたミスタービデオゲームの魅力を全て表現しきれていなかった。 ゲームの雰囲気や設定を活かしているからこそ、自分の好きだったシリーズの要素をもっと入れて欲しいと言う欲が出てしまった。 できることならこの1作で終わらせず、どんどんシリーズ化していって欲しい。 そしてできることなら次回は大好きなルイージ(マリオはゲームの持ち主や年長者に取られていたので結構愛着がある)の出番をもっと増やして欲しい。[インターネット(吹替)] 8点(2023-09-05 21:11:22)《改行有》 7. エンド・オブ・キングダム 《ネタバレ》 『アメリカ人以外は全て哀れな弱者か愚かな敵!』と言う清清しいまでにアメリカ万歳な映画。 各国首脳人が集まるような大イベントだろうが『イギリスの警備体制は限界、敵は年単位で準備してきた』の台詞だけで、『絶対に準備段階でバレるだろ!?』と言う大掛かりな暗殺計画を(ヒーローなアメリカ大統領を除き)見事に成功。 そもそも首脳陣が集まるきっかけになったイギリス首相の死も『よく調べたら暗殺だった』と、『それ一番先に気付かなきゃダメなヤツじゃん!?』と、アメリカ人ではないゆえにさらに無能を加速。 SAS隊員も、昨今の映画では『特殊部隊』と付けばそれなりにプロっぽい動きや活躍をするのだが、本作では残念ながらアメリカ人ではないので、無能な突撃を行ってバッタバッタとやられていくと言う90年代のようなノリ(一応全滅はしなかったのでアメリカ人で無い割には健闘したほうだろう) そんな素晴らしい手腕を発揮した敵のボスも、アメリカ人ではなかったばっかりに、『複数あるペーパーカンパニーの内、全く機能していないのにやたら電気を使っている廃工場がある、ここがアジトだ!』と、『そんなツメのあまい奴がこんな大規模な暗殺計画を秘密裏に成功できるとは思えないが』とご都合弱体化。哀れ非アメリカ人。 あまりに圧倒的ではつまらないとスタッフも感じたのか、申し訳ない程度に倒されるモブアメリカ人、主人公や大統領(もちろんアメリカ人)も申し訳ない程度には負傷する(ただし元気に動きまくる)が、全ては『たとえ傷付けられようが立ち上がる!』と言うアメリカンスピリッツを表現する土台になっている。 そして最後は無事大統領を救出し、主人公もモブたちも大歓喜。アメリカ以外の国はトップを暗殺されてお通夜状態だろうが関係ない。だってアメリカ人じゃないし。 ・・・と言った感じの、80年代や90年代に良くあった『アメリカ凄い!アメリカ最高!』路線を愚直に貫いた作品。 ストーリの粗や満載な突っ込みを気にせず、ひたすら『スーパージャスティスアメリカンスピリッツ』を感じたい方にはおすすめ。[インターネット(吹替)] 4点(2023-03-30 04:25:28)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 8. 武士の一分 《ネタバレ》 時代劇はあまり見ません。 兎にも角にも果たし合いの演出が最高だった。 深読みし過ぎかも知れないが、主人公の行動全てが勝利に繋がっている。 盲目と舐めてる敵の初動を制し、力強いの太刀筋を見せることで『不用意に斬り掛かると危険』と相手を警戒させる。 切っ先を交え続ける、河原の小石を蹴る音を頼りになんとか持ちこたえ更に警戒心を煽る。 主人公の戦い方(上記)を理解した敵が、突然の強風で音がかき消されているにも関わらず、それに乗じて攻撃してこないため(仮にこの時攻撃されたのならそれこそ相打ち覚悟かも)、主人公は、敵は師の教えにあった『死を覚悟した戦い』ではなく『生きるための戦い』をしていることを看破すると、偽の物音に騙されたふりをした次の瞬間、素早く小屋の屋根から不意打ちをしてきた敵目掛けて渾身の太刀を浴びせ勝利。 そこまで主人公が考えていたのかは不明でただの結果論か私の妄想かもしれないが、事前の特訓時に師から偽の物音による不意打ち戦法を受けていたことで次の攻撃が予想でき、更に近くに小屋があったことで逆に不意打ちしてくる方向が絞れた事や、その直前の主人公の構えが、それまでの手探り的なものと違い、明らかに落ち着きどっしりと構えているとこらから次の攻撃が予想できているように感じられる等、主人公の勝利の根拠がしっかりと演出されていた。 最後のハッピーエンドも、部下の裏切りを告口するより、目の見えない相手に完敗したことがバレる方がよっぽど恥と考えれば納得できた。 盲目の剣士といえば北野座頭市を見たが、ど派手な大立ち回り(こっちも良かった)のあちらとは異なりながらも実に見応えのある戦いだった。[ビデオ(邦画)] 8点(2023-01-05 09:38:16)《改行有》 9. パリより愛をこめて 《ネタバレ》 悪く言えばありきたり、良く言えばアクション映画において大切な要素をしっかり詰め込んだお手本のような作品。 凸凹コンビ、激しい銃撃戦、怪しい任務、裏切り、そして切なくも心地よいエピローグ等見所が目白押し、ただ、それらにスタッフ達の個性みたいなものが無く、『スタンダードなアクション映画』どころか、なんというか映画を教える授業で見る『アクション映画とはこういうものです』みたいな教材で使われそうなイメージ。 なら面白くないかと言われればそうではなく、監督の個性が色濃くでる(それ自体は良い事だが)作品が多いこのご時世ここまでオーソドックスなアクションは逆に新鮮で、楽しめてしまった。 途中先輩スパイが潜入捜査と称して相棒に麻薬を吸わせるのだが、別の映画で同じようなシーンがあり、それは主人公を罠にはめる為の嘘(麻薬中毒者として殺害するつもりだった)だったので、上司からの指令もあやふやな感じなのもあってそのパターンかと思ったら、本当に潜入捜査の為で、怪しい相棒もただ破天荒なだけの正義と平和を愛するタフガイだったのも逆にビックリしたと言うか安心した。[インターネット(吹替)] 7点(2022-08-11 14:51:33)《改行有》 10. シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 『ウルトラマン』に関しては、初代、セブン、タロウを半分くらい視聴して、他はネットの聞きかじりとグレイトバトルの知識がある程度です。 初代の中でも印象的な回(怪獣)を圧縮・連結させたオムニバスチックに話が進み、全編を通してはウルトラマンの絶大な力に人類がドンドン依存(信奉)していくが、最後はしっかりと自分達の力で脅威に立ち向かうと言う、原作同様の着地を見せた。 特捜隊的な組織も特殊な装備を持っているわけではなく、たとえ持っていたとしても尺の都合で活躍させ難いだろうし、人類の非力さを強調するこのにもつながっている。 ただその結果、人類が戦うシーンが非常に少なくなっているのは残念。無論人間の非力さを演出する上で仕方の無いことだとは思うが、スペースゴジラやレギオン襲来等人類が精一杯戦う姿が好きな自分としてはいささか物足りなかった。 あと全体的なセリフ廻しや演出がゴジラ以上にアニメ調になっており、コレに関しては正直現実でアニメの台詞を引用するような『中二病』チックな会話を聞いているようでこっぱずかしかった。 ネットの一部で話題になっている長澤さんの尻とかに関しても、アニメで言うところの『乳揺れ』みたいなセクシャルな演出がしたかったのだと思うが、これも実写でやると実に寒かった。 戦闘シーンはそれなりに迫力はあったが、1戦1戦が短くワリとワンパターン且つあっさり終わってしまい物足りなく、又、上述したように人類がウルトラマンを援護したりしないので、『ウルトラマンがメイン敵と闘っている間、人類が頑張って別の怪獣を足止めするために奮闘する』みたいなシーンが欲しかった(それをやっちゃうとウルトラマンへの依存を演出出来ないというのは理解するけど)。 あとウルトラマンのCGに関しては変にテカテカ、ヌルヌルしていそうで、ぶっちゃけペプシマンっぽかった。 総評 悪いことばかり書いてしまったが、戦闘や会話パート等のバランスは良く最後まで飽きずに見れたし、最終決戦も『暴力』ではなく『知力』と言う人類の最も優れている『力』で立ち向かいつつウルトラマンとも力を合わせるのは非常に熱かった。 あくまで演出の所々が自分の趣向に合わなかったのと、そこまでウルトラマンが好きではないのが原因なだけなので、庵野さんと合う趣向を持ったウルトラマンファンであれば私にとってのシンゴジラ並に満足できると思う。[映画館(邦画)] 6点(2022-05-17 22:49:21)《改行有》 11. スパイダーマン2 《ネタバレ》 中盤の暴走電車阻止からの親友に正体がバレ、博士が善の心を取り戻し、グリーンゴブリン2世が動き出すと実にワクワクさせてもらえながら、最後まで足を引っ張るのが御存知顔面偏差値低めのヒロイン。 正体を知ったピーターのもとに危険を承知で告白しに行くが、『キープ』扱いの恋人との結婚式中にその行動にでるのが『2人の男の間で揺れ動く乙女な自分』に酔いしれている感が凄く後味を見事に濁してくれる。 少なくても事件の夜にピーターにもっと食い下がるかキープ君には『好きな人がいる』と言って婚約破棄するならまだしも、結婚式場のセッティングやウェディングドレスを着るまで引っ張りに引っ張った末手紙だけ残してバイバイするというまともな大人の思考を持った人間ならどれだけ他人に迷惑をかけるか分かるはずの行動をやる尻軽自己チュー優柔不断なバカ女のせいで減点2。 ただキープ君からすれば、あんな女と結婚しても絶対離婚する事になりそうだから、バツが付かなくてよかったとも考えられるので、披露宴代だけ裁判でしっかり搾り取ってやってほしい。[インターネット(吹替)] 5点(2022-04-22 15:35:15)《改行有》 12. リベンジ・リスト 《ネタバレ》 とある陰謀により妻を殺された主人公が相棒と敵を殺しまくるというベッタベタな復讐アクション。 目新しさこそ無いが、無難にまとまっており、2人の初老のおっさんが憎い若者共をボロ雑巾にしていくのは痛快。 ただ惜しむべきは、終盤娘が狙われているのを知っていながら護衛や監視もつけず、『ホテルに避難しろ』と言って放置するのがあまりにご都合展開と言うか主人公が馬鹿すぎて一気に冷めてしまった。結局ホテルに行く準備中教われて一人殺されるし。 そこはせめて護衛を付けていたが、敵の数が多過ぎてピンチになるとか魅せ方を考えて欲しかった。[インターネット(吹替)] 5点(2021-12-30 21:05:13)《改行有》 13. ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》 MIBの幽霊版みたいな内容。 コンビのキャラクターはこっちの方が好きだが、MIBがあらゆるトラブル(お産等)を解決するのに対してこちらは悪党専門なためバラエティさに欠けている。 悪霊も見た目はともかく、攻撃にド派手な超能力を使うわけでもなく、敵味方共通のピストルを使うだけなので全体的に地味。 更にこの銃に使用されている弾が現実のものには影響をあたえないらしく、壁をえぐったり車を爆発させたり等銃撃戦でのお約束のド派手な演出が無く地味。 中盤の追いかけっここそ、そこそこ演出が頑張っていたが、ここで力尽きたのか、最終決戦はとにかく地味~な銃撃戦。 話や設定の壮大さに対して画的な演出が地味過ぎて非常にアンバランス。 上述したようにコンビの性格や生きてる人間には違う見た目に見える等光る部分こそあっただけに、もう少しお金掛けて派手な戦闘シーンにしてくれれば文句なしなのが非常に残念。[インターネット(吹替)] 5点(2021-12-20 04:23:01)《改行有》 14. ミラーズ(2008) 《ネタバレ》 鏡の中の自分が勝手に動き出すというのは中々怖く、終盤までは良かったが、ラストバトル(?)に関しては『本体と合体する前の鏡の中にいた方が強かったんじゃない?』と思ってしまい、なんか事件を解決するためのご都合展開に感じられたのと、ボスの倒し方がコマン○ーのベネ○トそっくりだったので思わず笑ってしまったのが残念。 ただオチに関しては、自分の家族を助けるためとはいえ、折角悪魔の呪縛から開放されて暮らしていたおばあさんを犠牲にした罰と考えれば仕方が無いと思えたし、この手の展開の後は、他者の犠牲をすぐ忘れて家族と抱き合いハッピーエンドってパターンが多く個人的に好きでないので気に入った。[インターネット(吹替)] 6点(2021-12-19 17:28:46)《改行有》 15. ONE PIECE FILM Z 《ネタバレ》 ちっちゃくなったナミちゃん可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い良い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好い好いっ![インターネット(邦画)] 7点(2021-10-05 20:08:09) 16. ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!<TVM> 《ネタバレ》 レオタード姿の不二子が拘束された状態で毒(?)を飲まされてビクンビクンしてたのが子供の頃スッゲーエロく感じた。[地上波(邦画)] 7点(2021-08-09 15:43:33) 17. ジュラシック・パークIII ストーリー以前にメインキャストである夫婦2人の存在が不快で仕方が無い。 息子を助けるために嘘を付くのは百歩譲って許せるが、金で釣っておいて報酬すら用意していないのは最悪の無能亭主。 妻は妻で自己中心的且つヒステリック&無鉄砲で、何かにつけて(グラント博士が止めろと言っているのにも関わらず)叫んだり勝手な行動をするバカ女。 とにかくこの2人の存在がムカついて楽しめない。 後半はそこそこ頑張るが、序盤の汚名を返上できるほどの活躍はせず、ほぼ無傷で生還するのもマイナス。グラント博士にタダ働きさせてのだから、せめて腕の一本位食われれば溜飲が下っただけに残念。 この無能な2人からよくあれだけ有能な子供が生まれたことがまさに奇跡。[インターネット(吹替)] 4点(2021-07-15 20:29:38)《改行有》 18. ゴジラvsコング 《ネタバレ》 前作の長くて詰まらなかった人間ドラマパートを可能な限り省略したり、実質『コングの対ゴジラ用武器探し』となった地下空洞探索と言う冒険要素を取り入れたり等しっかり改善されていたのは非常に好印象。 多少ご都合展開もあるにはあるが、そこを理詰めでしっかり演出すると無駄に長くなってしまうのでスピード感を優先したと考えれば十分妥協できるモノばかり。 前情報無しで観に行ったので、中盤まさかのメ○ゴジラ搭乗にはビックリ仰天。『ボディは地球製のワリに強過ぎる』と思わなくも無いが、2体のライバルが脅威と感じ『「VS」から「対」に変わらざるをえない』と認識させるには十二分な戦闘力を持っていた。 序・中盤の探検や海上での戦いは平成VSモスラ、電気で復活、熱線で毛が燃える展開は昭和版の対キングコング、そして最終決戦での制御装置破壊による妨害や首をもぎ取られて敗北等は昭和の対メ○ゴジラ等オマージュが多くスタッフの特撮愛を感じれた。 インタビューで監督が『決着は付ける』と話していたので、『どちらかの絶命が最大の魅せ場』と期待していた人にとっては若干肩透かしを食らったかも知れないが、人間の助けを借りなければあのまま絶命していた可能性は十分に考えられたのできっちり決着は付いていたし、さらに恐ろしい『脅威』を登場させることで『こんなことやってる場合じゃねぇ』感をちゃんと出せていた(『敵の敵は味方』的な演出としてはスペースゴジラの存在が近い)し、なによりどちらも大勢のファンを抱えるスターであることを加味すれば、大多数のファンが納得できるようなオチを上手く思いつけたと思う。 総評 ようやくアメリカさんも特撮映画の撮り方を理解できたんだなと納得できる作品だった。 このクォリティーであれば是非とも続編を期待したいが、有名所の怪獣とはあらかた戦ってしまったので、仮に作るとしても『次の対戦相手』を探すのに苦労しそう。 個人的には某『空飛ぶ火吹き亀』さんの新作がそろそろ見たいので是非とも検討いただきたい。[映画館(字幕)] 8点(2021-07-04 14:58:17)《改行有》 19. 宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 終盤まではエイリアンの侵略から逃げ惑う一般人視点で面白く、最後がどのような結末を迎えるのか目が離せなかったが、まさかの真水直飲みで腹下して全滅ってコントレベルのチープさ。 そりゃあ大昔の作品なんだから当時はこの程度でもいいが、時代を現代にするならそこはもう少し捻って欲しかった。 彼等のいた星には病原菌と言う概念が無かったとも考えられるが、トライポットを先行させたりしっかり準備してた奴らが環境調査しないのは説得力が無い(冒頭でも彼らは研究、監視しているって言ってる)し、どうしても微生物を活躍させたいのであればエイリアンを科学的に発達したのではなく、生物学的に発達した脅威(リドリーエイリアンや、トップの宇宙怪獣等)とすればまだ納得できた。 そもそも最後のナレーションで『人類は長い年月をかけて地球と共存できるようになった』とか言ってるが、冒頭ナレーションでは『彼らは人類よりも遥かに優れている』といってるが微生物にやられる奴らを人類より優れてると言うには説得力が無さ過ぎるし、その人類より優れてる演出が軍事力しかないのもチープさに拍車を掛けている。 てか、『宇宙人が病原菌(ウィルス)にやられる』って設定はインデペンデンスデイもコレを参考にあの作戦を思い付いたと思うのだが、まだコンピューターウィルスと言う設定に変えたのは実に感心させられ、あいつらの方は人類の衛星を利用したり、主要都市部を殲滅し、敵(人類)から攻撃を受ければ素早くその拠点を攻めたりとまだ知能を感じられた(防護服も着てたし)。 もうこんなオチにするなら一層の事変な改変せず、原作どおり20世紀はじめ頃の設定で完全再現してくれた方が面白かったかな。[インターネット(吹替)] 3点(2021-05-03 21:02:13)《改行有》 20. シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 序盤は前回の出来事でメンタルズタボロになったシンジかが立ち直るまでを丁寧に分かりやすく描いており面白かったが、いざゲンドウとの戦いとなると、まぁ出るわ出るわ大量の意味不明な専門用語集団。 正直内容の半分も理解できず、気付けばゲンドウと戦い和解して事件解決。 多分エヴァをすごく好きで考察とか色々巡らせてる人にとっては面白い展開をしているのかもしれないが、私のように何となくTV版をリアルタイムで見てた縁で付き合った(細かい設定もウィキペディア)程度の人にとっては旧劇以上の難解さだと思う。 戦闘シーンも奇をてらっているが、そこに固執しすぎている気がして、正直『破』みたいなわかりやすいド迫力演出が好きな私としては微妙。 総評 取りあえず旧劇よりは幸せなエンドっぽいが、旧劇より『結局どうなったの?』感が強い。 漫画版みたいにわかりやすくい最後にしてほしかった。[映画館(邦画)] 4点(2021-03-09 18:50:59)《改行有》
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