みんなのシネマレビュー |
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1. 死霊院 世界で最も呪われた事件 丁寧に作られた映画。 悪魔祓いに関する事件、 その周辺の人物像がよく描かれている。 悪魔との対峙はありきたりといえばそうだが、 その普遍的な部分を好印象に思わせる。 主人公となる女性がなぜ主人公たるか、 その辺りがよく描かれていればもっと楽しめたかな。[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-23 00:13:56)《改行有》 2. ドント・ブリーズ2 盲目の老人の盲目らしさが光る 水たまりの使い方は痺れた。 しかし、それ以外があまりにも強すぎて 何か背負って盲目の世界を広げた男としては 魅力不足かな。 少女との関係性もあまりなく、 また少女が攫われる動機も必然性というか 切迫するものを感じられなかった。 アクション、ドラマ、もう一捻りあると すごく面白いと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2022-04-22 23:36:05)《改行有》 3. もうひとりいる ドッペルゲンガーもの。 特筆すべきは顔の グニャァ感。 それとテンポよく人がやられていく様。 といったところ。 キャラが特にたつようなエピソードもないので、 淡々と進み終わり、エンドも想像通りでございました。 バイロケーションとか、好きなんですけどね。[インターネット(邦画)] 4点(2022-04-21 01:15:25)《改行有》 4. MERU メルー 《ネタバレ》 山がない将来を考えられない。 これをジャンキーと呼ぶこともあるだろう。 誰も成功したことがない、 一度失敗した、 何より死が物凄く近くにある。 それを克服した物語。 その裏でいかに苦しんだかもしっかりと描かれており、 生き様とおもった。 むろん、この映像の裏にさらなる失敗が信じられないほど あることを思いつつも。 (蛇足) 命を駆ける。 いつか自分にも来るような気がする。[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-21 00:33:05)《改行有》 5. mid90s ミッドナインティーズ すべてが要る言葉で、すべてがいらない 人種、経済、家庭、べつにどの目線で見ても良いと思えた。 ただ全てを疑って、だからそれ以外は全て正しいとおもった 一人の少年の物語。 ただふざけている、ただ溺れているそんな描写だけでも 何か心をひっかいてくれるのだが、 シリアスに「弟が死んだ、そのときに仲間がそばにいてくれた。」 そんな一幕があり物語が引き締まる。 家族、とくに親が心配するのは当然。 だが、責任を持つのは子どもの過程か結果か。 結果、子どもが満足していたらどうか。 楽しそう。悲しそう。 怒っているな、喜んでいるな。 喜怒哀楽のそれぞれ大きな部分が詰まった名作。[インターネット(字幕)] 9点(2022-04-20 23:40:06)《改行有》 6. スキャナーズ 人間の範囲にとどまらない存在は 利用するか、滅ぼすか。 人間の範囲だって曖昧なのに、ずいぶんなことをするよな。 という点をとてもよく描けていて スキャナーは迫害されたり、(だから?)支配を試みたり 色々な存在があって、 それをスキャナーを使ってなんとか解決しようとする画。 自身が扱えない存在を扱おうとして わけもわからない死に方や負傷など 人間の自然に挑むような姿だなぁ。 小説 "ジェノサイド" を思い出しつつ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-20 22:52:46)《改行有》 7. ドラゴンボール超 ブロリー 超サイヤ人の上の上の上の、、、 に対して一石を投じてくれた作品。 ブロリーってのは僕が子どもの頃、30年近くも前から とんでもない強いやつであり、 超サイヤ人にならずとも、悟空やベジータと渡り合うところに ワクワクしました。 ウーロンやプーアル的な存在の二人が もうちょっと魅力的だったらなぁ。[3D(邦画)] 7点(2022-02-10 22:39:41)《改行有》 8. キャッシュトラック ステイサムの存在感があまりにも異様で 初っ端から「カタギじゃねぇな」 というシーンがたっぷり。 それを飲み込んだ上で、一体何者なのだろうと 待ちわびることが出来れば楽しい作品。 待ちわびられなければ、いつ動き出すんだろうかと それまで少々ヤキモキするような、平坦な展開かも。 アクションシーンは見応えはあるが 目新しいというほどではなく。 現金輸送車という絞った設定ゆえに 絞られた新しさ、を期待しすぎてしまったか。[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-10 22:35:30)《改行有》 9. ガール・イン・ザ・ミラー まぁ主役が可愛すぎるがために 説得力を失っているなと感じるところはありながら、、、 ドラえもんの「かげとりもち」(影が本人に徐々になりすます)を 彷彿とさせる作品。 その影がミラー越しの自分。 鏡ってのは左右逆というけど(私はどうも感覚的にそれが分からない) 性格が直球で逆になり、おとなしい女の子が 男をたぶらかす、女を蹴落とす分身に身体を交換させられる話。 今となってはよくあるような物語で 今後は実はこのような話がたくさん実社会で出てくるのではないかと思っています。 (アイドルが近くにいる、ってのはその発症元かも) こういった物語で乗っ取られた後に極めて「逆」の行動をとるのは 「抑圧された」 背景があるものかなと思いますが、 その描きは、憎しみに留まっていて不十分かなと感じました。 鏡の国なんてものはなく、 感情を鏡の「逆の論理」に乗せて青春が突っ走る作品とみると 少しばかり痛快か。[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-10 22:28:39)《改行有》 10. アメリカン・スナイパー 人を殺す、 それに至る訓練と すでに持っている家族と。 上記の文字数以上に、年数を重ねると持つものが違い また、口説く際の自然全力投球な具合も違う。 それが戦争で変わっていく。 全てが日本語で言うと葛藤。 よく表現されていると思います。 何が一番大切かを考られないほど、 目の前が恐怖に染まった人に家族は眩しいのかもしれない。 戦友の友という字は日本語だけど、 戦友ってのは死を伴うから戦友で そう意識したときにはもう遅い。 家族はどうだろう。 同じだろうか。 ラストがあっけない。考えるひまも、無い。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-27 21:05:39)《改行有》 11. パピヨン(1973) 《ネタバレ》 心だけは染まらない。 華やかに描かれる英活、 それはこの映画としても最後の饗宴で あとは心の自由を求める物語。 正直、描き方としてはありがちという印象を持ちながら 「お姫様」と呼ばれる囚人を見ている自分がいた。 それはすでに状況を黙認しているのと 同じ意味であることに気付く。 本土に戻ることが全てを取り戻すことではない。 それを知った上で年単位の極限生活、独房生活を耐え ようやく潮目をみたときに、これほど自由を感じられるものなのか。 映画による追体験は、あくまでも「学び」にとどまらず 「事実の黙認」さえ要求してくるのだな、 と時を含めた高次元の冤罪、囚人、仕舞われ方を見事に表現していると思う。 残りたいと思ったドガの余生が残りたかった形で、20%は過ごせたことを願いつ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-20 00:12:35)《改行有》 12. 遠い夜明け ビコの死が、あまりにもさりげなく流れていく。 それが時間の流れ、戦おうとするに思う気持ちを ぐらぐらと揺らつかせる。 正直いって、マスコミの男は出来すぎた男である。 出来すぎているがゆえに、 映画としては国内脱出に至るまで、緊張感が損なわれる。 とはいえ、真摯なスピーチを繰り広げたビコの姿。 ただただ、その姿を認めたマスコミという描写は 当時(はたまた今も)情勢を考えると異様なのだろう。 この映画のサビ/ピーク というものはわかりづらかったが、 人権の獲得に至る過程、その描き方としては これくらい分かりづらい経過が良いのかもしれない。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-15 21:43:45)《改行有》 13. 評決のとき 大好きです。 例えば 1 無口で話すのが苦手 → チャラ男(しゃべりまくる) 2 チャラ男で後からフォロー → 無口(無口) 1,2 の動き、どちらの動きが楽なのか。 黒人差別を極端に叫ぶのと 白人優位をやんわりと諭すのと。 そこに、公判のラストにお互い一石を投じる。 壱「白人のお前を利用してるんだよ。敵だから利用するんだ」 弐「このような仕打ち(黒人の娘に対する事実)を受けました。 あなた方の人種が」 ここで、1が無口なこと、2がチャラ男と書いたのは語弊がとてもあります。 しかし、近づくのに必要な熱量は 1と2の差と、壱と弐の差で表されるのではないか。 たった一つの名詞を変えるだけで、 差別 =>先入観 を先入観 => 自己反論反論 に変える稀有なパワー。[インターネット(字幕)] 9点(2022-01-15 21:38:12)《改行有》 14. マスター・アンド・コマンダー 死が軽いというよりは、死がファンタジー(現実感がない)。 島のガラパゴス生命達は生命感がない、性がファンタジー(好奇心しかない)。 という2項対立していないものが、映画の中にありながら 妙にリアルな戦闘シーンが私は場違いに感じました。 むろん、戦闘シーンがもとにあるからこそ 生命が闊歩する地を描く大切さがあるのだと思います。 ゆえに、戦闘シーンが通しでみるとファンタジーの朧に包まれすぎなのかも。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 21:28:33)《改行有》 15. ザ・ネゴシエーター/交渉人<TVM> 最初から最後まで、実は信じてた犯人さん辛いよ。 「身近が裏切ったなら、信じるのは他人だろ?」 という言葉も、本心であるがゆえに 他人への楔を抜けきれなかったように感じる。 アクション要素は必要十分で 人が人を信じたり裏切ったりという描き方も十分。 十分だけに、エンドロールが流れた瞬間に ドキドキはなかった。 これは贅沢なのかもしれない。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 21:23:07)《改行有》 16. 死霊館 エンフィールド事件 あしながおじさん、みたいなアレが必要なのかな、 と思った以外は面白かったです。 とはいえ、主題が「悪霊に悩まされる家族」 「を助けにいく夫婦」 の2本立てなのが勿体ないなと思いました。 2つの救済対象があるのは豪勢ではあるが 観る側としては視線が揺れてしまい、 悪魔の名をいえばウンヌンという箇所が霞んでしまう。 (染みの名は?) 登場人物は増えていないはずだが、 「死霊館」 より このエンフィールド事件の方が 妙に複雑化してしまっているなと。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-15 21:18:04)《改行有》 17. 死霊館 貞子(じゃなかったリング) のように メタにいうと過去の映画とは一線画する存在として うまく死霊を描いていると思う。 誰彼かまわず襲い狂って観る側に恐怖を与えるのではなく、 慎重に、必然のように、あなたへ届ける恐怖、といった具合。 特徴として 「誰一人、恐怖を疑うものがいない」 ことで、 その中で、再びいつ現れるのか、何のためにか、 に時間が使われる点が良い。 私のような屁理屈感想が屁ほど役に立たないとすれば、 この映画が面白いのである。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-15 21:13:16)《改行有》 18. 大脱出(2013) 2人の巨塔がでたら忖度で終わりでしょ、 と思いながら観始めて、思ったよりなかなかどうして。 基本的にはスタローン。 シュワちゃんは悪しく使われる役なのかなと思いきや、 サブマシンガンぶっ放すの、格好良い。 これまでを思いながら観ると、どうしても解雇でプラス点になってしまうが、 それでも二人が妙な結託なく、映画として成立しているところが とても心くすぐられた。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 21:02:23)《改行有》 19. ゴーン・ガール 男女ともに芯がなく、 フラフラとした結婚、そしてその生活。 結婚前の洒落た言葉が演出過剰のように思える。 こんな夫婦にそんなやりとりが出来る訳ねぇだろうと。 夫婦にどうも感情できないから、 不思議めいたエンドの描き方もピンと来ない。 あの奥さんあって、この結末あり、 と至極当然な感じで真顔ならぬ真心で観てしまった。 とても強烈なクセが徐々に体から幽体離脱していき、 さほど棘のない人物が最後「びっくりした?」って聞いてくるような 肩透かし感が強かった。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-15 19:35:15)《改行有》 20. ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 リュック・ベッソンしてる映画。 ANNA 逆に描いたタイトルから少し察してしまった。 美しさに拘った描き方がとても好みで 主役のアナ役はハマっている。 それだけに、説明的な(SAW的な)ラストの説明描写は 不要だと思ってしまった。 ラストの云々の影響で 「騙された男二人が大勢の前で晒されてpgr」 みたいな鑑賞感を拭えず。。。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 22:15:21)《改行有》
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