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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. パピヨン(1973) 《ネタバレ》 心だけは染まらない。 華やかに描かれる英活、 それはこの映画としても最後の饗宴で あとは心の自由を求める物語。 正直、描き方としてはありがちという印象を持ちながら 「お姫様」と呼ばれる囚人を見ている自分がいた。 それはすでに状況を黙認しているのと 同じ意味であることに気付く。 本土に戻ることが全てを取り戻すことではない。 それを知った上で年単位の極限生活、独房生活を耐え ようやく潮目をみたときに、これほど自由を感じられるものなのか。 映画による追体験は、あくまでも「学び」にとどまらず 「事実の黙認」さえ要求してくるのだな、 と時を含めた高次元の冤罪、囚人、仕舞われ方を見事に表現していると思う。 残りたいと思ったドガの余生が残りたかった形で、20%は過ごせたことを願いつ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-20 00:12:35)《改行有》 2. ザ・ブルード/怒りのメタファー 《ネタバレ》 誰一人まともな人がいないような感覚で映画を見進めると、 その思いが間違いだったのか?と自問する時間が訪れる。 精神科医というのがまず特異であるし、 娘と二人暮らしで心に疲れを持ち病む父親もまた辛そうで凡庸でない。 なんとなく奥さんは精神科医にマインドコントロールされているのでは、、、 が見事にひっくり返される様は見事な展開。 後味は決してよくないが、見なければよかったとも思わない、そんな映画。[インターネット(字幕)] 7点(2019-01-01 23:07:04)《改行有》 3. 悪魔のいけにえ テキサス・チェーンソーを先に観て、 いよいよ原作ともいえる悪魔のいけにえを。 今ではお約束のような、 別荘地に行く若者が不気味な環境に迷い込む、という設定。 ガソリンスタンドのおっさんが良い味を出している。 このおっさん、最初から怪しさ満点だが、 逃げる際にはこのおっさんに頼るしかないという窮地の描き方がよい。 果たして、何がこの家族を狂気に駆り立てたのか、 を改めて思い返すめに、楽しみに続編も観てみようと思います。[インターネット(字幕)] 6点(2018-06-17 23:18:51)《改行有》 4. 燃えよドラゴン ブルース・リーって名前は幼い頃から耳にしてきたけど、 実際にどんな映画、どんな演技なの、 と30年ほど経ってようやく視聴。 鑑賞後はなるほど、圧倒的な格好良さでこりゃ真似したくなりますな。 ホァァァ!! の声も演技過剰なんじゃないの?とか思っていたものが、 鑑賞後には絶対この声でないとダメだ、なんて思わされる。 そんなキャラクタが、 復讐のために怪しい島をコッソリ、大胆にアクションするストーリーは 古さを感じさせず夢中にさせてくれました。[地上波(字幕)] 8点(2018-02-10 05:36:29)《改行有》
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