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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. スキャナーズ 人間の範囲にとどまらない存在は 利用するか、滅ぼすか。 人間の範囲だって曖昧なのに、ずいぶんなことをするよな。 という点をとてもよく描けていて スキャナーは迫害されたり、(だから?)支配を試みたり 色々な存在があって、 それをスキャナーを使ってなんとか解決しようとする画。 自身が扱えない存在を扱おうとして わけもわからない死に方や負傷など 人間の自然に挑むような姿だなぁ。 小説 "ジェノサイド" を思い出しつつ。[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-20 22:52:46)《改行有》 2. 遠い夜明け ビコの死が、あまりにもさりげなく流れていく。 それが時間の流れ、戦おうとするに思う気持ちを ぐらぐらと揺らつかせる。 正直いって、マスコミの男は出来すぎた男である。 出来すぎているがゆえに、 映画としては国内脱出に至るまで、緊張感が損なわれる。 とはいえ、真摯なスピーチを繰り広げたビコの姿。 ただただ、その姿を認めたマスコミという描写は 当時(はたまた今も)情勢を考えると異様なのだろう。 この映画のサビ/ピーク というものはわかりづらかったが、 人権の獲得に至る過程、その描き方としては これくらい分かりづらい経過が良いのかもしれない。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-15 21:43:45)《改行有》 3. 処刑ライダー 月から走ってきて、月に走って行く、という画が良いです。 はっきり言って、処刑するライダー側は無敵で ズルいだろ、こんなん。と思ってしまいました。 復讐の大元であるシーンは度々フラッシュバックするのですが、 それ以上の復讐シーンで圧倒する様が印象的。 あたかも「お前らがもっとも得意と思っていたものを砕いてやるよ」 と表現しているかのよう。 それは痛快というよりも悲壮で パッカードの表情がその悲壮で染め抜かれているのが心に残る。 音楽もキスの仕方も、80's って感じで とりわけハンバーガーは今すぐ戻って食いたい雰囲気でした。 私は今、月に生まれたままなんですかね。[インターネット(字幕)] 7点(2021-12-20 21:45:43)《改行有》 4. ブルース・ブラザース この二人、アホさと格好良さのバランスが丁度よい。 コメディとはこういうことである。 警官だのナチ党だの昔の女だのと、 とにかく追いかけられる様はコミカル。 だけど、ひとたび音楽流れノリ始めると なんて気持ち良く、格好いいんだろう。 辛いという感覚を解脱した二人による、 幸せとはこうやって味わうもんなのだよ、 とミュージカル実演してくれる、とても楽しい映画でした。[インターネット(字幕)] 8点(2019-03-24 01:27:54)《改行有》 5. 遊星からの物体X これが1982年の作品か、というほどに、 グロテスクさは目を背けたくなり、 緊迫感には鼓動が速くなる。 北極という、生命の感覚をあまり感じない場所だけに、 異常な生命が出現し、 しかも侵食してくるとなると、 不信感による緊張はひとしお。 血が逃げる、という描写はちょっぴりクスっとしてしまった。[インターネット(字幕)] 8点(2018-04-13 21:32:53)《改行有》 6. シャイニング(1980) 執拗なまでに三輪車を漕いで駆けるシーン、 これが禍々しい場所へ向かっているかのようで、 非常に緊張感を高める。 狂う才能を序盤から見せる(特に表情)が完全に狂って、 目がイッちゃってるところは、素晴らしい演技と思う。 音の使い方、 台詞、空間の使い方(缶詰ルームが個人的には好き)、 どれを撮っても、恐怖心に直結させる見せ方がすごい。 迷路は、最後に疾走と合わせて使われたが、 あまりインパクトを与えなかったかな。 血の洪水も然り。[インターネット(字幕)] 8点(2018-04-07 00:51:27)《改行有》 7. ドラえもん のび太の宇宙小戦争 《ネタバレ》 序盤のウサギと特撮のなんともアンバランスなドラえもん味がたまらず、 そこへ小さい宇宙の敵?らくしょーらくしょ、と思わせつつ(ジャイアンの投石は素晴らしい)も 同じ小さい身体での戦いを強いられることになってハラハラ。 途中から2つのパーティに分かれるところ、特にしずかちゃんに勇気を鼓舞されたスネオが 身を挺してしずかちゃんを助けるシーンは胸が熱く、 その後は敵がいくつきても倒してくれそうな安心感と気分の高揚感。 パピが微妙にかわいくなかったり、ロコロコがうるさかったり、 何回みても飽きないキャラの味付け。 スモールライトなし、、、からのちょっと無理のある展開も目をつむり、 こうして大人になった今もあの頃と同じ、それ以上の感動を得てしまう。[インターネット(邦画)] 8点(2017-03-11 11:26:20)《改行有》 8. ドラえもん のび太の海底鬼岩城 一本の映画としてみると、ストーリーは継ぎ足したぶつ切りに感じるかもしれない。ただ、ドラえもんの映画は日常の30分が根底にあって、映画の世界へと飛び込ませてくれる。「問答無用」でジャイアンがエルを助けにいくシーンなど、ガキ大将の鏡ではないか。しずかちゃんを助けようとするドラえもんを助けようとするバギーちゃんより美しい心を持つ日本人がどれほどいるだろうか。私はそうなりたいと思いながら、20年近くを過ごしてきました。[DVD(邦画)] 9点(2015-01-03 14:57:18) 9. ドラえもん のび太と鉄人兵団 そりゃあデカいロボットが自分の思い通りに動いたらワクワクするし、誰もいない鏡の世界で好きなものを好きなだけバーベキューできるなんていつかやってみたい。そんな現実から一番遠い世界で、ドラえもん史上最大級の戦闘があり、その中にはロボットや人間といった垣根を超えた人間性を感じたりもする。 もし私がロボット(や人間のボス)に詰問されて、人と交流し学んだ信念を貫けるかといわれると自信がない。 涙を流すロボットは私以上に人間らしいし、(これは皮肉でなく)ロボットではなく人間代表として戦うドラえもんという存在のたくましさと愛らしさを幼少期から見ながら育ってこれたことが私にとって大きな幸せです。[DVD(邦画)] 10点(2014-12-19 17:27:46)《改行有》 10. ビバリーヒルズ・コップ 銃撃戦の機銃以上の疾走するテンポのエディ・マーフィのくち。なんか憎めない刑事としての彼の役柄も一級品の主役ながら、脇を固めるタガート、ローズウッド両刑事もまた憎めない。友人の敵をうつためにとにかく無茶をするエディ・マーフィに、ちょっぴり悪い気がしんがらも応援してしまう。とにかく痛快でした。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-29 00:30:05)
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