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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 ヒッチコックって限られた空間で心理描写を見せる方が向いてると思うんですよね。こういう大きくて広い舞台だと彼の良さが生かせないというか、見ててもうどーでもよくなっちゃいました。列車とかスパイとかサスペンスとしてそれなりに抑えてるんだけど、いまいちハラハラ感がない。たぶん限りなくアクション映画に近いからでしょう。これならばヘタレ親父が活躍するハリソンフォードのアクション映画の方がマシかな。[DVD(字幕)] 4点(2009-11-28 17:12:12) 2. 穴(1957) 《ネタバレ》 話の面白さはもちろんの事、音楽やテンポの上げ下げなどおそろしくメリハリが効いている作りで、完全に時間を忘れて没頭しました。「ちょ、ちょっと、そこダメでしょ、ダウト!」と突っ込みを入れたい箇所もところどころありましたが、早口でまくしたてる京マチ子に全てかき消された様な気がします。女性が強くなって久しいですが、彼女の強さや根性は現代女性とはまた一味違った魅力で惹きつけられました。体型も含め決してスマートでないところが新鮮に感じたんでしょう。話は中盤以降、失速しそうでしたが、紙キレ集めというロールプレイング要素や、逆に嵌めてやろうと奮闘する姿などが面白く、最後までテンションが下がる事はありませんでした。とても面白い映画でした。[DVD(邦画)] 8点(2009-03-03 19:02:55) 3. 緑の館 冒頭にでかでかと名前が出た割には、本人がなかなか出てこないので、「まさか、原住民の中か!?」と目を凝らして見てましたが、やっと出てきてほっと一安心しました。[地上波(吹替)] 3点(2009-02-07 19:34:06) 4. 知りすぎていた男 《ネタバレ》 『やまとなでしこ』というドラマで松嶋(庶民)がミッキー(御曹司)をフった後にこんな事を言っていた。「育ちのいい人って顔に出ないんですね~」。まさにその感覚。愛息誘拐、うそだろ~オイオイ、やばいよやばいよ、あたふたあたふた。こういった庶民感覚というものを感じずどうしても感情移入出来なかった。後半は音楽などを使い多少盛り上がったが、元々息子が憎たらしかった自分の心は離れっぱなしでした。きっと貧乏人のひがみでしょう。好きな人ごめんなさい。 [地上波(吹替)] 4点(2009-01-03 17:46:14)《改行有》 5. サンセット大通り 見ていて悲しい気持ちになるが、同時にあそこまでの情熱を持つ彼女が羨ましくもある。人生の価値って他人が決めるものではないし、たとえ別の世界にいたとしても彼女が幸せなら憐れむ必要はない。きっと精神病院で彼女は人気者になるだろう。彼女の情熱、パワーを少し戴きたい。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-31 11:14:43)《改行有》 6. 道(1954) 《ネタバレ》 人間は“後悔出来る”生き物。悲しみにくれたザンパノがその後どう生きるか、それがジェルソミーナの生きた証。[DVD(字幕)] 9点(2008-12-29 18:18:41)(良:1票) 7. 次郎長富士 次郎長、石松、黒駒と名前ぐらいしか知らず、普段時代劇を見ない自分が感じたのは わかりやすく、そしてみやすいということ。それぞれのキャラクター性や魅力も簡単に理解出来るし、ただやってやられての世界を見せるのではなく、人間臭さも見れる点が良い。ただ初心者の自分でも見やすい反面、表面だけ掬った感はある。奥行きというものをあまり感じなかった。なので面白かったけど、まぁまぁという言葉が頭につくかな。女優陣はあくまで添え物なので、これから見る人はそっち方面に期待を寄せない方が良いと思う。[インターネット(字幕)] 6点(2008-12-02 19:56:08)《改行有》 8. ハリーの災難 「あ~~もういいよ!ハリーの事は俺に任せろ!」と叫びそうになった自分は完全にヒッチコックの掌の上。[地上波(吹替)] 8点(2008-11-25 22:40:05)(笑:2票) 9. 大阪物語(1957) 親父の行く末は面白いし教訓にもなると思うけど、悪者に見えるのは自分が一般人であるからでしょう。全国の社長さんに見せて評価の分布を見てみたい気もする。 [DVD(邦画)] 6点(2008-11-09 22:37:06)《改行有》 10. 日本橋(1956) 《ネタバレ》 壮絶なドラマを期待した自分にとってやや物足りなかった。清葉と気が触れたお孝の再会や、男との関係・嫉妬心などじっくり見たいシーンがあっさり目で、全体的に駆け足に感じてしまった。[インターネット(字幕)] 4点(2008-11-08 10:38:46) 11. 王子と踊子 《ネタバレ》 うーん。いまいちでした。オリビエのキャラクターが面白くて前半のかけひきは楽しめたんだけど、マリリンのキャラクターに一貫性がなくて面白味がない。そろそろ終わるのかと思いきやだらだらと続くのもマイナス。[インターネット(字幕)] 4点(2008-11-05 20:50:39)(良:1票) 12. お熱いのがお好き 《ネタバレ》 いくらマリリンに魅力があっても、相手があれじゃ見ていて盛り上がらない。トニーカーティスは損な役回りだったかもしれないけど、レモンに完全に食われてたし、レモンが頑張らないと駄作になりかねない感じだった。一人二役というおいしい設定もあまり生かされてないし、本筋の追いかけっこも最後にとってつけただけ。キャストも含めてまとまりが見られない。昔の加藤茶の様な孤軍奮闘のレモンに+2点。[インターネット(字幕)] 5点(2008-11-05 20:45:26) 13. 紳士は金髪がお好き(1953) 《ネタバレ》 マリリンの天然ボケとダイアモンドの映画でした。内容はまぁすっごい面白いと言う事はなかったけど、女性が結婚相手にお金を求めるのは、男性が女性に容姿を求めるのと同じだとかいう屁理屈は何だか妙に納得した次第です。[DVD(字幕)] 5点(2008-10-29 17:54:12) 14. おかあさん(1952) 《ネタバレ》 いくつも悲しい出来事がやってきて強くならざるを得ないおかあさん。それを家族に感じさせず、普通にやってしまうところがおかあさんのスゴさ。田中絹代は理想ではなくありのままのおかあさんを演じてみせた。「あなたは幸せですか?」のナレーション。「あなたたちが幸せならわたしは幸せですよ。」きっとなんのためらいもなく、そして心から母はこう答えるだろう。おかあさんという生き物は素晴らしい。そして香川京子。毎度同じく自分の目は彼女に釘付けでした。肩をすくめる、ペロっと舌を出す、ウインクその他もろもろ。こんな事を許せるのはぶりっこアイドルとあなただけです。というかアイドルなどあなたの足元にも及びません。たまりません。ヨダレもの。本当にありがとう。ごちそうさま。[DVD(邦画)] 9点(2008-10-22 20:25:33) 15. 雨月物語 女っていう生き物は本当にすごい。これからも我々男をよろしくお願いします。[DVD(字幕)] 9点(2008-10-15 20:30:37) 16. 近松物語 《ネタバレ》 死が二人を分かつまで。こんな死語みたいな言葉がぴったりの恋愛物語。二人の行く末がわかっていても、もっともっとこの二人の燃え上がる姿を見ていたかった。ラブシーンはこれといってないんだけど官能的。足首を舐めるシーンはおいといても、抱き合うシーンなんかは普通じゃなく、もうあなたの体に入ってしまいたい、文字通り一緒になりたいという感じで、見ているこっちも熱くなる。そして一瞬で物語のすべてをもっていったラストの二人の表情が最高に素晴らしい。怖いものはもう何もない。しっかりと手を握り合う二人を、誰ひとり引き裂く事は出来ない。[DVD(邦画)] 9点(2008-09-12 20:26:58) 17. 彼岸花 《ネタバレ》 ピークをずーっと待っていて「そろそろ泣く用意しとかなきゃ」と思いつつ、結婚前夜や、結婚式とどんどんスキップされ、最後まで感動的なシーンを省いたところで、してやられた事にやっと気付く。そんな上質な時間を過ごしました。最後にこれだけ書かせて下さい。山本富士子にメロメロです![DVD(邦画)] 8点(2008-08-19 19:28:51) 18. 東京物語 序盤で泣いてしまう自分はきっと変じゃない。[DVD(邦画)] 8点(2008-08-09 09:13:40)
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