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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ダイヤルMを廻せ! 《ネタバレ》 スワンは1000ポンドで殺しを請け負ったわけだが、当時のレートで言うと500万ぐらいか。 安過ぎるかなと思ったけど意外と妥当。 まあ、それは置いといて上級サスペンスは間違いない。 不倫のカタルシスとか、警部が名探偵顔負けの活躍だとか、鼻につく推理小説家とか。 無理があるところはヒッチコックマジックでねじ伏せてしまってます。犯人を追い詰めるラストも含めて展開が飽きない。 普通におもしろいです。 これでマイヒッチコックbest3は「サイコ」,「めまい」,「ダイヤルM」ですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-10-13 23:20:14)《改行有》 2. 裏窓(1954) 《ネタバレ》 ヒッチコックが磨あげたワンシーンサスペンスの完成版。 アパートの裏窓から車いす生活をいいことに近隣を覗きまくるジェフ。 行き過ぎた人間観察はプライバシーもあったものじゃありません。いい趣味とも言えない。双眼鏡まで出てくる始末。 現代では考えられない。 しかしながらこの狭い共同住宅の空間で繰り広げられる憶測は惹きつけられっぱなし。 まあラストはヒッチコックらしくチャンチャンって感じでしたけどね。何だかんだでコメディっぽくておもしろかった。[試写会(字幕)] 7点(2021-10-11 23:16:54)《改行有》 3. 北北西に進路を取れ 2バツの広告マン・ソーンヒルがしぶとい。 最後は女への執念だが、素人がここまでよくやったと褒め称えるべき。 「北北西」実際の方位で無くとも大冒険を予感させる印象的なタイトル。 ただね。脚本は靡かない。殺すチャンスは幾度とあるが尺を長くしてややこしくしてるだけ。 勘違いサスペンスのおもしろさと古さが表裏一体になっているようなかんじ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-10 23:29:26)《改行有》 4. 雨に唄えば 《ネタバレ》 ミュージカルとしては名作でしょう、間違いなく。 洗礼された動き、キレ、タップダンス、魅了度は高い。 ただ、現代ミュージカル映画と比較するとストーリーに捻りが無く、単調。 ラブコメしかもベタ好きという方にはどストライクでしょう。 個人的にはドンの土砂降りの雨よりコズモのソロが良かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-26 14:45:27)《改行有》 5. めまい(1958) 気がつけば終盤まで目が離せなくなる。 古さを感じない色褪せない名作。美術や音楽も良い。 ラストの鐘、彼女は何を見てしまったのか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-30 23:56:36)《改行有》 6. ライムライト チャップリンの老いと愛をテーマにしたロマンチックな喜劇だとおもいます。 年を取ると共感してくる部分もより出てくるのかな。 人間は老いには勝てません。必死に彼女を生きてもらおうと応援していく姿はできそうでできないこと。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-25 23:57:25)《改行有》 7. お熱いのがお好き マリリンモンローってあらためて魅力的。 特に声がセクシーなんです。 モノクロなんの、色褪せない彼女が魅了するコメディの極上だと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-25 23:43:02)《改行有》 8. 十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 気温は暑ついが討論も熱い。 一部屋で繰り広げられる密室劇のドラマ。良質な脚本に尽きると思います。 ヤンキースの試合は雨で流れましたが1人の少年の将来は陪審員の安易な判断で流してはいけない。 紙一重なんです。そう思うと陪審員制度って責任重大であるが一方、恐ろしさもありますよね。 法廷サスペンスとして娯楽以上に感じるモノあります。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-01 23:36:37)(良:1票) 《改行有》 9. 戦場にかける橋 《ネタバレ》 頑固な大佐とサイトウの意地の張り合いが茶番にしかみえないがこの時代をよく表したものである。 見所はクリマックス。戦場にかけた橋は無情にも崩れ落ち戦争の無意味さを象徴している。 自分は戦場ドンパチの方が好きだが、この映画はなんとも遣る瀬無い気持ちがこみ上げてくる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-10 23:59:27)《改行有》 10. 情婦 なんて良質な脚本なんだ。 半世紀以上経ってもモノクロであってもストーリーは決して色褪せない。老弁護士がいいキャラクターで白熱する展開を盛り立てる。 法廷モノに外れがないというジンクスは情婦が筆頭であることは言うまでも無い。[DVD(字幕)] 9点(2017-03-02 10:00:18)《改行有》 11. 生きる こんなに後からじわじわとくる映画も珍しい。黒澤が描くヒューマニズムの代表格であり間違いなく不朽の名作。 無気力に生き坦々と過ごす日々の人間にある日死の宣告が訪れる。余命をどう生きるか。誰もがいつかは死ぬわけではあるが、こんなに人生の意味を考えることはないんじゃないか。きっと同じ立場であれば強烈な不安に襲われる。そのなかで明日をどう生きるか。深く考えさせられた。 また、志村喬が迫真。何が凄いって、全体的にボソボソと話すのだが会話要らずの眼の演技。絶望、不安、生命力を眼で表現してる。 エンディングは夕焼けが印象的。モノクロではあるが生き抜いた達成感と哀愁に映え色彩があるようだ。ブランコを見る際、恐らくずっとこの生きるが頭によぎるだろう。それだけの映画。[DVD(邦画)] 9点(2017-01-11 19:34:06)(良:2票) 《改行有》 12. 羅生門(1950) 筋書きは分かるが少し難解。人間不信にたどり着く前に引き付けられる興奮が無かった。 個人的にはクロサワ作品の中でも少し異質な捉え方をしてしまったようだ。羅生門をはじめとする美術は最高だったけど。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-10 00:30:02)《改行有》 13. ローマの休日 いくら時が経っても色褪せない間違いなく名作中の名作。 あどけない王女演じるオードリー・ヘプバーンの美しさも歴史的。 こんな映画に出会うために映画鑑賞はやめられない…といっても過言ではない。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-06 20:32:05)(良:1票) 《改行有》 14. 突撃(1957) キューブリックの真意はわからんがフルメタルジャケットと並ぶ最高の反戦映画と呼ばれている。 モノクロに関わらず塹壕戦は凄まじい臨場感。けれども戦場シーンは少なく軍法会議中心で法廷要素強し。 組織の批判映画だよね、ダイレクトに感じた。[ビデオ(字幕)] 6点(2015-12-29 23:31:23)《改行有》 15. ゴジラ(1954) たしかに記念すべき怪獣・特撮映画第一作であってモノクロームや元祖BGM、ゴジラの粗さに歴史的な重さを感じます。 ただストーリーに至ってはビオランテ~世代の私からすれば特筆面白いとは思わなかった。 個人的にはこの『ゴジラ』のオキシジェン・デストロイヤーから『ゴジラvsデストロイア』の流れでみると深い。[地上波(邦画)] 6点(2015-05-18 13:04:59)《改行有》 16. 七人の侍 《ネタバレ》 オープニング、音楽、モノクローム、「クロサワ」の世界観がどっぷり浸かれる。 今更だが世界の映画監督が影響を受るのはわかるし、重量感ありました。 しかし、七人の侍の死が報われない感たっぷりなのは私だけ?[地上波(字幕)] 7点(2015-04-28 13:09:49)《改行有》 17. ベン・ハー(1959) 西洋戦国時代を背景に信仰心のある人間は神に救われるっておはなし。宗教色が強くて納得できないところは所々あるがアカデミー賞11部門を獲得ってのは並みじゃないし、間違いなく一級品。また、ベンハーの復讐、カタルシス、大戦車競走、業病など感情的にもアクション的にも見所満載に感じた。不朽の名作だろうね。[地上波(字幕)] 8点(2014-11-27 15:47:48)
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