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1. 普通の人々
《ネタバレ》 「カノン」で始まり、「カノン」で終わる。ホントにいい曲ですね、この曲。晩秋~初冬の物語の風景に絶妙にマッチしている。
学生の頃初めて観て、今回約10年ぶりに再鑑賞しましたが、前回鑑賞で抱いた印象とまるで違っていました。子供を持ったからでしょうか、親の視点・感情がすごいよく伝わりました。長男を事故で失ったことで崩れだした家族の絆を最初から最後までフラットに描く脚本が見事。家族に面と向かって「I LOVE YOU」って言える欧米の家族的風土がうらやましいなと思ったり。自分はオヤジに「愛してる」なんて照れくさくて死んでも言えません(;´∀`)
家族とはいえ一個人同士。家族でも心の内面をすべて把握できないなかでバランスをとって支え合って生きていく。そのバランスがアクシデントで壊れた時崩壊が始まる。次男が、家族ではない赤の他人であるセラピストによって自己の激しい葛藤から立ち直ることができた、しかし立ち直ったところで実は母親も心が病んでるからうまくいかない。ってところにこの家族の問題性を浮き彫りにし、そしてその状況は実は当時のアメリカ社会ではごく普通のことである(どの家庭でもありえるありふれたこと)、ってことをレッドフォードは言いたかったのかなと思いました。とにかく家族について考えさせられる映画です。[DVD(字幕)] 8点(2008-12-14 15:14:12)《改行有》
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