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1. ルパン三世(1978)
《ネタバレ》 この映画をはじめて観たときは感動しました。ちょうど新ルパンがテレビ放送されてて、その内容にがっかりしていたときだったので。
シャープな絵柄・お色気・ダーティなダンディズム・ギャグ。すばらしいハイセンスな雰囲気にほれぼれしました。
五右衛門のヘリの斬りかたに感心した人も多いかと思います。
あの十三階段の冒頭場面は、よっぽど度胸がないとできません。
奇跡のような作品です。ホントに。[地上波(邦画)] 9点(2009-04-18 03:24:49)《改行有》
2. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 この作品には思い出がいっぱいです。初公開時映画館で観た少数派です。
あまりの面白さに仰天し、周囲に盛んに吹聴したのですが、誰も知らんのですよ。
この作品を。興行的に失敗したんです。信じられんでしょ?
おかしな人扱いされました。
今ならみんなこの面白さに同意してくれますが、あの時は悪夢。翌年テレビ初放映で
騒がれだし、「いまごろ知ったか!」とよろこび半分憤懣半分でした。
そうそう、次元がルパンにプロレス技をかける場面は尺の問題から長らくテレビでは
カットされていました。冒頭、五右衛門が札束に埋もれています。よく観てみましょう。[映画館(邦画)] 9点(2009-04-18 03:02:17)《改行有》
3. バリー・リンドン
《ネタバレ》 美術・カメラ・すべて美しくこの点いうことありません。脱帽です。
普通、人の一生を描く作品だったら、少年ジャンプ的とは言いませんが、
何らかの人間的成長・能力、知性の向上を期待してしまうものです。
・・・ですが、この作品、主人公がまったく・・・まったく成長しません。
原作は痛快な悪漢小説だそうで、この映画がそうでない、とすれば
キューブリックの主張なんですね。これ。[DVD(字幕)] 7点(2008-12-21 18:22:54)《改行有》
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