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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 コントラストが非常に美しい映画。 暴力と非暴力、都会と田舎のコントラスト。 アクション、サスペンス、人間ドラマどの観点から観ても完璧に近い傑作。[DVD(字幕)] 9点(2018-11-11 18:11:27)《改行有》 2. バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 凝ったカメラワークや演出がどうにもいただけない。凝ってるだけであまり効果がない。音楽の使い方はなかなかよかった。 この映画の見どころはありそうやけどちょい異様なバクダットカフェという「場」が主人公なんやろうね。 ゆるい展開でなんとなくバクダットカフェにいる気分に。 異文化同士の融和とか色々テーマあるのかもしれないけど、それはちょっと弱かった。[DVD(字幕)] 7点(2018-02-10 21:01:37)《改行有》 3. フラッシュ・ゴードン 《ネタバレ》 フラッシュのキャラクターがまったく立ってない。快男児かといえばそういうわけでもなくアメフト選手ってことしか特徴がない。致命的なのは連続冒険活劇の面白さであるハラハラドキドキ感が皆無な点。拷問シーンが多いけどグダグダし過ぎ。最初の方にフラッシュバックで映しだされた博士の一生の方が面白そう。あとところどころエロくて下世話。EDのクィーンによるエンドテーマが格好いいぶん虚しい気持ちになる。[DVD(字幕)] 2点(2017-10-22 20:53:45) 4. 伝説巨神イデオン 発動篇 《ネタバレ》 接触篇の続きかと思いきやテレビ版の終わりの方を編集してプラスアルファしたものらしい。しょっぱなから主人公と仲の良かった女の子が吹っ飛んでビックリ。ただその女の子が何者なのかまったくわからない。一事が万事その調子で全く説明しないか、突然キャラクターが説明し始めるかのどちらかで話は進んでいく。一部で有名らしいラストはなんとか許容範囲。意味は分かるしやりたいことも分からないでもないけど見事な終わらせ方ではない。こういう珍妙な演出は嫌いじゃないんやけど。当時は衝撃的だったのか。接触篇、発動篇通してすぎやまこういちのスコアは素晴らしかった。このスコアのおかげで広大な宇宙が表現できていた。[DVD(字幕)] 5点(2017-10-22 20:15:43) 5. 伝説巨神イデオン 接触篇 《ネタバレ》 テレビの総編集やから仕方がないのかもしれないけど、とにかく導入がわかりにくい。世界観も今どんな立場に置かれているのかまったくわからないまま話が進む。20分くらいしてやっと状況が分かってくるとなかなか面白く観れる。キャラクターやメカデザインは特異やし、ハードなSFの雰囲気も悪くない。ただところどころ設定がブッとんでいる点が引っかかる。要は赤ちゃんパワーなのか。[DVD(字幕)] 5点(2017-10-22 20:12:38) 6. クリープショー 《ネタバレ》 B級、C級の極みのような映画やけど映像からシナリオからある種のこだわりを感じる。 オムニバス形式になっていて、お話自体は正直巧みな出来とは言えない。ただ全編青みがかった映像が印刷の悪い雑誌の世界にマッチしていて他にない雰囲気を醸し出している。多少粗くてもオリジナリティのある映画は素晴らしい。オチもらしさが出てて見事。 怖くはないんやけど4本目のゴキブリは結構きつかった。[DVD(字幕)] 7点(2017-10-14 12:02:53)《改行有》 7. ロジャー・ラビット 《ネタバレ》 アイデアは優れてるし、なにより技術的にすごい。ただいかにもなカートゥーンのドタバタノリがとことん合わない。ちょっと出てきたベティブーブとの絡みは秀逸やったし、やりようによってはもっと面白くなったろうに。今日本でやるとしたら萌え系アニメと実写の融合かな。多分失敗するから声優を引っ張り出してやってるんやろなとか全然本編と関係ないことを考えながら鑑賞。[DVD(字幕)] 6点(2017-10-07 00:45:10) 8. ストリート・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 男も女も敵役も舞台もシチュエーションもなにもかもがかっこいい。 リックモラニスすらかっこいい。 様式美の中にも荒々しさや意外性があるのが素晴らしい。 まさにロックの寓話。 この手の映画は派手なアクションやバイオレンスでグイグイ押しまくる傾向にあるけど、この映画は細かい演出や演技でハートをわしづかみしてくる。[DVD(字幕)] 9点(2017-10-02 20:03:52)《改行有》 9. ポルターガイスト(1982) 《ネタバレ》 トビーフーバーが監督とは思えない。 プロデューサーのスピルバーグがほとんど指揮したのではと思えるほど良くも悪くもスピルバーグらしい映画。 子どもの視点がリアルなのがいい。 小さいころ寝る前に自分の部屋の細々としたものや窓の外の木を見て無性に怖くなったりしたことを思い出した。 粋な演出がたくさんあるにも関わらず、それが恐怖に結びつかないのが惜しい。[DVD(字幕)] 6点(2017-10-02 19:54:35)《改行有》 10. ロッキー3 《ネタバレ》 シリーズ屈指の大味。 有名なプロレスラーが2人も出てくるせいなのか良くも悪くもボクシング映画らしくない。 一番致命的なのがミッキーの扱いが雑。 ハルクホーガンのチャリティとかサービスシーンカットしてもうちょいミッキーの尺を取って欲しかった。大味感の犠牲になってしまった。 この映画のMVPはなんといってもアポロ。ロッキーとのねちっこいまでの友情は素晴らしかった。グラバーはもはやネタでしかない。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-22 18:55:42)《改行有》 11. ガン・ホー 《ネタバレ》 伊丹監督や周防監督作品に似ている。変な日本人達に非難が集まりそうやけどコメディなんでそれは問題ではない。 それに外から見た日本人像としてなかなかいいところついてる。 特に野球と酔っ払うシーンなんかは多少誇張されてるとはいえリアル。 エンディングも爽やかでいい。日本未公開だったから仕方ないかもしれないけどもっと評価されてもいい。[DVD(字幕)] 8点(2017-09-19 00:16:57)《改行有》 12. ウィロー 《ネタバレ》 小さい頃なぜかこの映画が大好きでビデオを何度も観ていたらしい。 ルーカスが15年構想をあたためたってDVDのパッケージに書いてあったけど、15年もこんなこと考えてたんかい。 ところどころ必要ないエピソードがありテンポが悪く大雑把な展開は多いけど、世界観は大好きです。 なによりウィローのキャラクターや演技が素晴らしかった。[DVD(字幕)] 7点(2017-09-18 10:46:17)《改行有》 13. スプラッシュ 《ネタバレ》 設定に難があっても、演出とコンセプトで充分心をうつものになるいい例。 ハッピーエンドなんだけどみんな100%幸せになるわけではない。 兄は逮捕されるし、アレンは陸の生活を捨てることに。 それでもハッピーエンド。 ディズニーアニメの人魚姫よりよっぽどオリジナルの人魚姫らしいです。 ただギャグがだいぶ滑ってる。[DVD(字幕)] 8点(2017-09-18 10:42:40)《改行有》 14. ある日どこかで 《ネタバレ》 SFは常識や倫理を無視してその先に何を見せるかが重要だと思うんやけど、これはとびっきりの愛を見せてくれました。 ラストは原作の方がしっかりしてるけど、映像表現である映画ではこのラストがベストやと思います。 粗を探せばいくらでも見つかりそうだけど、それは野暮というもの。 主役をクリストファーリーブが演じてることでそんな些細なことはどうでもよくなります。 純粋で一途な役を演じさせたらほんとうにはまりますね。 このことが彼の役者人生を苦しめたとしても、僕は大好きですね。[DVD(字幕)] 8点(2016-07-30 02:31:10)(良:1票) 《改行有》 15. ウルトラマン物語 《ネタバレ》 タロウのいじらしい特訓や家族推しのせいか初期ウルトラシリーズファンからは愛されていないらしいのですが、私はこのファミリー向けのウルトラシリーズから入った世代なんで抵抗はないです。 この映画もよく観てました。 改めて観て子供向けとして良くできていることを再発見しました。 こういう子供向けシリーズをけなすのは簡単やけど、それはしたくないですね。[ビデオ(邦画)] 7点(2016-07-03 07:28:40)(良:1票) 《改行有》 16. ターミネーター 《ネタバレ》 何度も観てしまうオールタイムベストな一本。 2のほうがスケールも大きくアクションも痛快なんですが好みとしてはこっち。 サラコナーが平凡な毎日から徐々に修羅場に足を突っ込んでいく過程がテンポよくかつ、丁寧に描写されている。 あと低予算を逆手にとってスカイネットや未来の世界を見せすぎないところがポイント。 台詞で語らせることによって想像力がかきたれられる。[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-02-13 21:58:38)《改行有》 17. ランボー 《ネタバレ》 とにかくラストまでいまいちランボーのやってることが分からないところが良いですね。 スタローンの映画はしゃべらなければ、しゃべらないほどいい。 そして最後にトラウトマン大佐に訴えるシーンで大爆発。 シリーズ中唯一心と体の痛みが伝わる作品でもあります。 あと昔はランボー目線のみで観てたけど、今は州警察の気持ちもよくわかる。[CS・衛星(字幕)] 9点(2015-12-30 09:12:39)《改行有》 18. コナン・ザ・グレート 《ネタバレ》 半裸のシュワちゃんが大剣振り回して大暴れする映画。ありふれたB級映画と思いきやなかなか話にもキャラクターにも風格があって好みの映画でした。 娯楽作品なのにテンポが悪くて、ラスト30分くらいまで爽快感に欠ける。そんなところも含めてよくあるテーマだけど似た映画が思いつかない。 それはちょっと破たん寸前のご都合主義ギリギリのストーリーと独特の美術によるところが大きいのかもしれない。 ヘタな史劇よりもよっぽど史劇してる。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-10-26 01:36:56)《改行有》 19. ドラえもん のび太と鉄人兵団 《ネタバレ》 この作品はドラえもんにしては派手な戦闘シーンや無人の鏡の世界でショッピングやワクワク要素ももちろんあるんですが、しずかちゃんの「時々理屈に合わないことをするのが人間なのよ」に引っかかってしまう。 この映画で理屈に合わないことをした登場人物は非常に強い葛藤や苦痛を経験します。 のび太くんがリルルを打てなかったのも、リルルが祖国を裏切った時がそう。 リルルが語るメカトピアの歴史から導かれた奴隷狩りの理由も侵略者側としては非常に筋が通って理屈に合ってるんですよね(そこが藤子F不二雄の怖さでもあるんですが)。 「ロボットだけの天国でない~いつの間にか神の御心にそむく道を歩んでいたのでは」のところもグッときますね。 鉄人兵団の行為を見て自分が理屈に合ったと思った時どれだけ残酷なことができるんだろうとか、新聞を読みながらいや~神の御心に背いてるなぁとか考えてもみたり。 ドラえもんでそこまで考えんでもって話なんですが。[DVD(邦画)] 9点(2015-09-27 00:08:50)《改行有》 20. 太陽の帝国(1987) 《ネタバレ》 スピルバーグの娯楽作品と社会派作品のちょうど間のような映画。 話はストレートでひねりはないけど結局なんだったんだろうと観た後になんとなく腑に落ちない。 映画の紹介では少年の成長が云々と書かれているけど、成長したとは思えないし。 戦争によって汚れてしまったかといえば最初からそんな純粋ではなかったし、本質的にはそんなに変わってない気がします。 一つ一つのエピソードが絵的にはインパクトがあるんですよ。ハッとさせられるシーンも多々ありましたし。 でもなぜか全体的に印象に残らない。 スピルバーグが大人になろうとしてもがいているように見えたと言ったら言い過ぎかな。 わかりやすそうでわかりにくい映画でしたね。[DVD(字幕)] 6点(2015-09-24 22:47:20)《改行有》
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