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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 邪魔者は殺せ 《ネタバレ》 まず、主人公を除く登場人物、それから私より前の11人のレビュワーさんの誰にも、 全く憐れんでもらってない気の毒な殺された会計士さんに謹んで弔意を表します。 人が何人も死んでいくわりには、あまりに説明不足で薄っぺらなストーリーですね。 もちろん、北アイルランドのテロを伴う一般市民まで巻き込む独立闘争とか、北アイルランドには独立反対のプロテスタント系住民も大勢住んでいて必ずしも独立闘争が住民全体の支持を受けていないこととか、少し調べればわかることですが、映画の中では単に「組織が」「組織が」と表現されるだけで、主人公たちがどういう大義のもとに戦っているか、そして市民たちが彼らに対してどのようなまなざしを持っているか、まるでわかりません。ある意味、そんなこと説明してもらわなくてもわかるよっていう、イギリス人、アイルランド人限定の映画ですね。(組織が、組織がってショッカーの戦闘員でもそれくらいのことは言うw) あと、別にこの映画に限ったわけじゃありませんが、画家とか鳥を飼っている親父とか、エキセントリックな人間を出して、エキセントリックな言動をさせれば何か映画に深みができるような勘違い、洋画、邦画を問わずありがちですが嫌いです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-02-11 14:35:22)《改行有》 2. 無法松の一生(1943) 《ネタバレ》 実は、「車夫が軍人の未亡人に思いを寄せるなどけしからん」というような無粋極まりない検閲があったことは知っていたけれど、ここへ来るまでいわゆる三船版の存在は知りませんでした。 ただ、検閲でずたずたにされた後でも、酒場のポスターへの視線、そして彼の死後残されて風に舞うそのポスターで十分彼の未亡人に対する慕情は表現されていたような。 むしろ葉隠れにもあるように、忍ぶ恋こそ至極の恋かと感じさせてくれる映画でした。 ただ、暴力団の親分を社会の名士のように描く表現はどうもなあ。少しこの問題の病根の深さを感じました。 平成26年7月8日 点数のみ7→6 ※行方[CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-28 12:48:05)《改行有》 3. 硫黄島の砂 《ネタバレ》 完全なネタバレあり 訓練の場面から始まることで、どこまでリアルかは分かりませんがアメリカの軍隊のいろんな面に触れられて興味深かったです。 コンウエィの方に死亡フラグが10本くらい立ってたので、(特にラスト間際で息子の写真見せた時には、もうほぼ決定と思ったw)死ぬのは彼ではなく………にはびっくりしました。 (日本軍に中華風の音楽をかぶせるのだけは勘弁して欲しかったw)[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-19 17:57:01)《改行有》 4. 頭上の敵機 実際のフィルムを使った実戦シーンは見ごたえがありましたけど、それよりも軍人という、冷徹に部下の命を犠牲にしなければならない職業の厳しさを描いた人間ドラマとして見ごたえがありました。[DVD(字幕)] 6点(2010-05-24 11:43:25)
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