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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  重力ピエロ 《ネタバレ》 原作未読。不快極まりない映画。 レイプ犯の父が垂れる講釈が、作家の意見のように聞こえて、小説と言えど良くもそういう発想が思いつくなと、腹立たしい。 レイプシーンが足だけ映すというカット割も、どういう意図があるのか知りたくもないが、生理的に不快でしようがない。 私の思い込みも甚だしいが、作家も監督も、どこかでこういう行為を正当化しあわよくば望んでいるのではないかと感じてしまった。 重力ピエロと言うタイトルに興味を惹かれて見始めたが、後悔と不快さと怒りしか残らない映画だった。見た記憶消したい。[インターネット(邦画)] 2点(2018-07-13 21:09:36)《改行有》

2.  ダークナイト(2008) 磨き考え抜かれた脚本、それを体現する俳優陣、圧倒的な映像に纏め上げた監督。 決して万人に受ける映画ではない(と思う)し、軽々しく他人に面白いから見て!と言える映画でもない。 笑うところは一切ないし、話も重い、ひたすらバットマンVSジョーカーの互いの信念に基づく対決?ゲーム?が描かれる。 初めて映画館で見たときは、ひどく疲れると同時に、言いようの無い映画というものの凄さを感じた。 今までに見た映画では得たことの無い感覚。上手く表現出来ないが、何かしら見た人を魅了する力がある映画だと思う。 それにしても「ジョーカー」・・・戯者、道化師、最後の切札、役柄に合った素晴らしい名前です。[映画館(字幕)] 10点(2010-01-08 01:16:42)(良:1票) 《改行有》

3.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 TVシリーズ→TV版X→小説版Xを経てのレビューです。 偽富樫を警察が富樫と誤断した背景・裏付けの描写が弱く、言いたいことは分かるけど、どうも釈然としない。 石神の緻密な計画には、いくつかの偶然があって、初めて成立したトリックという感が否めない。 偽富樫が扇屋に入ったときはフロントに「外出中」の張り紙がしてあり、顔を見ておらず富樫と偽富樫の区別がつかなかったとか・・・ とはいえ素直に見れば非常に良くできたストーリー。 堤真一、松雪泰子の演技が素晴らしかった。 ダンカンはちょっとイメージが違った。私の中では板尾創路に決定。 万が一に備え、ストーカーを演じ、自分だけ捕まる計画までしていた石神の気持ちがやりきれない。 石神がこの計画を成立させるためには、靖子に対してもストーカー的恐怖心を与えたまま、捕まれば良かった。 けど、石神は茶封筒の形で自分の気持・愛情と言う要素を組み込んでしまった、人生で最初で最後のラブレターのつもりだったのかもしれない、伝えられずにはいられなかったのだろう。 おそらくこの茶封筒が無ければ、たとえ湯川に真実を知らされようとも、靖子が自首することはなかったのではないだろうか。 結局、花岡親子の幸せな生活を想像しながら、刑務所で好きな数学と向き合って後世を過ごす、最悪だけど石神が望んでいた結末にはならなかった。 原作では、靖子の子供の自殺未遂まで描かれている。献身的愛の代償は、あまりにも悲しく切ない。[地上波(邦画)] 8点(2010-01-06 12:40:53)《改行有》

4.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 これは自分のツボにぴったりハマった。 あまりに面白かったので家族に強制上映会。 映画のクライマックス部分のようなオープニングに始まって、その勢いのまま、一気にエンディングまで映画の世界に引き込まれた。 展開の上手さと緊張と緩和のバランスが絶妙で、見終わったあとの高揚感が心地よい。 劇中何度か鳥肌も立って完全にしてやられた感じ。 CGのクオリティーも秀逸で、嘘くささを感じさないリアリティのある世界が描かれていて素晴らしかった。 久々にSFものでエンタテイメント性たっぷりの満足いく作品に出会えた。[DVD(字幕)] 10点(2009-12-22 21:14:05)《改行有》

5.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 野菜だけで作ったフルコースをたっぷり150分食べさせられた感じ。 最初の2,3品まではまぁ美味しく頂いたのだけど、作り手側が時間配分と材料の配分を間違えたのか、そこからメインディッシュが延々と続きそれも同時に何品もテーブルに並べるものだから、どこをどう味わっていいのか結局最後まで分からなかった。 全体を通して盛り上がりの付け所や、緩急がなく、次の展開への期待等もないまま進むストーリー構成に疑問が残る。見る方の事は考えていないのかな? ロボット達も今作では数えきれないぐらい多種多様なものを見せてはくれるが、キャラや個性を立てるには至らず、どれも中途半端。 ゾイド、グレムリン、ターミネーターを思わせるロボットの登場や展開には、適当すぎてもう閉口。 他のロボットも初見のモノが多いせいで、どこがどうなってるのか分からなかったり、ぐちゃぐちゃした塊にしか見えないものも多く、凄いのだろうけど、圧倒的な映像としては伝わってこなかった。 もう見たくないと言うような肉料理の連続を期待してただけに残念。[DVD(字幕)] 4点(2009-12-20 11:24:18)《改行有》

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