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1. 悪魔のいけにえ
《ネタバレ》 乾いたテキサスの荒野、茹だるような夏の暑さに、異臭と、血の匂い、そして狂気。すべてが16mmフィルムの荒い映像の中からこちらに暴力的なぐらいに伝わってきます。無駄な物を一切入れず、ホラー映画の持つ狂気と異常性と不快感だけをとりだしたような世界観が凄く好きです。今もなお、数々のホラー映画から本作の影響が感じられますが、原点である本作にインパクトの面で勝る映画はないです。本当に無駄なシーンは一切ないと思いますが、特に、レザーフェイスが一人目の犠牲者の頭をハンマーで殴りつけるシーンは、笑ってしまうほど、突然で、現実感があり、何度観ても飽きないです。一番好きな映画を聞かれてすぐに思いつく作品の内の一本です。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-11-20 02:18:42)(良:1票)
2. 人間ミンチ
人間をミンチにしてキャットフードに加工するという発想もワクワクするし、チープで荒い映像と、70年代っぽい間延びが好きです。監督の演出能力と俳優陣の演技力はもちろんのこと、猫の演技力が酷過ぎます。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-09 20:47:09)
3. 狼たちの午後
限られたシチュエーションと、乾いたタッチが魅力的です。なんか何度も観たくなる映画です。そして若いアル・パチーノがメチャクチャ格好良い。ジョン・カザールも本当に危ない奴に見えて良い演技。いかにも70年代のアメリカ映画って感じの、深い社会性のあるテーマや、皮肉みたいなのが込められていそうに思いますが、普通に映画として面白いです。それに加えてやはりアル・パチーノが格好良いので名作です。[DVD(字幕)] 9点(2010-11-09 20:20:55)
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