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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 早春(1956) 《ネタバレ》 なにより全編を通じての言葉の弾むようなリズムが可愛らしくて可笑しい。退屈にも思える日々から、うねりに流れているうちに、ある日突然抜け落ちたものが大事なもの、幸せだったんだなんてよくあることですが、リスタートが蛍の光だなんて人生の春、青春からの卒業ではないか。甘さの残る青春を脱皮し、これから断固とした夫婦になっていくのだろう。なんとこれは成長の物語だった![DVD(邦画)] 8点(2012-03-31 17:35:15) 2. お茶漬の味 《ネタバレ》 勝手知らぬ台所でお茶漬けの用意をするような過程(家庭!!)を共有すること、妻は慣れない手つきで漬物を切り、夫はそっと袂を持ってやる、そんな思いやりこそ夫婦円満の秘訣なんですね。ツンパートが長かった分、デレパートの愛らしさが凄いです。台詞回しがどれも面白く、2回目に「インティメイト でプリミティブな」が出てきた所なんてもう大笑いでした。パチンコ甘辛人生教室ってのも良いですね。 [DVD(邦画)] 9点(2012-03-31 17:33:00)《改行有》 3. 東京物語 《ネタバレ》 親子だからこその悪意の無い厭らしさも、血縁関係ではないから優しさに覆われる狡さも、それでも孫より子供が可愛いという二人も、何だかとてもやるせなく悲しいのです。大きく否定できないから苦しいです。色々書きたい思いはあるんですが上手くまとまりません。とにかく素晴らしい作品だと思います。[DVD(邦画)] 10点(2012-03-31 17:31:32) 4. 彼岸花 《ネタバレ》 男とは父とはこういうものではないかと思います。広島へ向かう電車で父は流れる景色を見るのでしょうか?車窓から見える景色のように遷り変わっていく時代を切り取ると共に、ライフステージのように多くの駅を経過し続いていく線路に人生を重ねてしまいます。[DVD(邦画)] 7点(2012-03-25 06:48:18) 5. 第十七捕虜収容所 とにかくアニマルの表情が良い!テーマソングとして何回も出てくるWhen Johnny Comes Marching Homeも良い!また、ワイルダーはナチスから逃れて亡命したのに、ただ辛辣に描くでなく(容赦ないところもありますが)娯楽作に徹して撮られているというのが、彼の映画に対する姿勢が表れていて好きです。[DVD(字幕)] 10点(2012-03-24 14:45:26) 6. 麗しのサブリナ 小洒落た演出と小粋な台詞回しというワイルダー節を堪能。これがあるから平凡な話でも何度も観返せるんですよね。もちろんヘップバーンも良いですがホールデンが好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-20 11:01:28)《改行有》 7. 七年目の浮気 妄想妄想の連続で辟易してしまう。が、ラストシークエンスが素晴らしいのでチャラ、終わり良ければってやつ。あのモンローのスカートが浮き上がる場面は、スチールと違って全身が映らないんですね。あれには拍子抜け。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-20 11:00:55)《改行有》 8. お熱いのがお好き 彼女ら(!?)が奏でるジャズのように軽快で騒々しい。みなさんのレビューにもある通りモンローはセクシーというより実にキュートな娘さんだった![DVD(字幕)] 9点(2012-03-20 11:00:14) 9. 情婦 愛嬌ある古だぬきと看護婦のやり取りで掴みはOK、法廷劇はそれだけでも楽しめるのだが、二転、三転のどんでん返し。締め方も実に良い。[DVD(字幕)] 10点(2012-03-20 10:59:32) 10. 現金に体を張れ 《ネタバレ》 ハラハラする展開がテンポ良く進み目が離せない。どういった着地をするかと思ったが割とベタな結末、それでも歩み寄る警官とTHE ENDは渋いです。[DVD(字幕)] 8点(2011-06-04 15:58:57) 11. サンセット大通り グロリア・スワンソンの怪演は目を見張る物がありますが、どうしても中盤が退屈に思えます。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-22 16:24:17) 12. 黒いオルフェ カーニバルの熱気とタフなダンスが悲劇と対比されるは祭りの後。なんと言っても素晴らしい音楽![DVD(字幕)] 8点(2010-12-16 14:34:01)
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