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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ロッキー3 《ネタバレ》 公開当時はもちろん映画館で鑑賞。当時はまだ若かったので、単純に格好良い!と大興奮してました。それから色んな媒体で観てきた。で、かれこれうん十年ぶりに鑑賞してみた。で自分の記憶の曖昧さに気付かされた。それは「アイ・オブ・ザ・タイガー」が劇中で結構使われてると思っていたこと。改めて観てみたら「アイ・オブ・ザ・タイガー」劇中内ではOPのみで、その後はEDまで一度もかからなかった。トレーニングシーンとかにバンバン使われてたと思ってました。どうやら「ロッキー4」と勘違いしちゃったのかな...(^_^;) 分かってはいるけど「ロッキー」におけるボクシングシーンはほぼ漫画なので、突っ込むよりもむしろイケイケで楽しむのがベストですね。むしろ突っ込むべきところはこの「2」以降毎回毎回「引退」と言いつつもリングに上がり続けていることでしょう(笑) 「5」でやっとリング降りたけど「ファイナル」でまた上がっちゃうんだもん(笑) それとミッキーが死んじゃうんだけれども、あれってクラバーに突き飛ばされたのが原因ですよね?パンチは出してないにせよプロのボクサーが一般人、それもご老人を突き飛ばすってどうなのよ?なんか改めて鑑賞してその事実に気付いてビックらです。今の時代だったら間違いなく即提訴!ですね。 あともう一つ見直して驚いたのは、エイドリアンがロッキーに食ってかかったところ。強くなったな、てロッキーに言われてたけどたしかにあそこのエイドリアンには驚かされた。何回も観ているはずなのにすっかり忘れてて、逆に新鮮でした。 「4」では完全にスーパーヒーローになってしまったロッキーだけど、「3」はまだ人間臭さもあって良かったし、この当時流行っていた「MV映画」の片鱗も少しだけはあって、このシリーズのちょうど変換期にあたる作品とも言えるでしょう。[インターネット(字幕)] 6点(2024-09-26 13:33:52)(良:1票) 《改行有》 2. トップガン 当時流行っていた「MV風映画」の作りなんで、映画っていうよりもやっぱりトムのMVみたいな印象。それでも公開当時に観た時はめっちゃすげぇー!かっけぇー!て大盛り上がりしてました(´∀`*) この映画のウリであるドッグファイトは今あらためて見ると、どことなくドキュメンタリーに見えてしまう。監督の映像センスがあるおかげで、かろうじて映画のスタンスは保っているけれど、やっぱりそこまでの緊張感は伝わってこないかな。 マーヴェリックとグース、マーベリックとアイスマン、マーヴェリックとチャーリーのそれぞれの関係性が非常にシンプルでムダのない描き方をしているから、スーッと入ってくる。入ってはくるけれどまああまり濃い内容ではないけど。でもそれこそが「MV風映画」たる、なんでしょう。なので徹底したこういうところは逆に良いと思う。 とにかく音楽は最高!ほんと、それ。[インターネット(字幕)] 5点(2022-08-06 08:44:45)《改行有》 3. 乱 公開当時映画館で鑑賞。当時私も若かったせいもあり、あまり面白く感じなかった。それから約30年。長い時を経て二度目の鑑賞。おお!凄い凄い!圧巻!圧巻!所々の記憶はあるものの、やはり酸いも甘いも幾多の人生経験をしてきたオッサンともなると、この作品から発せられる強烈なメッセージは、沁みる沁みる。こんなにも痛烈な作品だったとは・・・。やっぱり映画って時間が経ってからでも、観直してみるのって良いもんですね。 映画っていうよりも舞台劇。あれだけ荒野を彷徨い野宿を繰り返しても、着ている衣類が新品さながらなのは監督の意図なのか。町や町民農民といった生活感のあるものを一切排除し、まるで無機質な空間はさながら、舞台装置や小道具類を使用しない斬新な舞台劇のようだ。またアップショットもほとんどなく、引き絵を多用しているのも舞台的効果を狙ってるようだ。表現方法の豊富な映像という芸術ジャンルを嘲笑うかのようなその演出は、逆に映像芸術の可能性を追求しているようにも見えるし、小説のような行間を読むという受け取り側の自由な感受性を刺激しているようでもある。だからこそ愚かで滑稽な人間像が赤裸々に、かつ強烈に浮かび上がってくる。全くもってとんでもないエンターテイメントですよ。 狂った今の世で気が狂うなら、気は確かだ! 見えてる者たちは崖から転げ落ち、見えない者は落ずに済んだ。[インターネット(邦画)] 9点(2019-05-21 08:37:54)《改行有》 4. パリ、テキサス 《ネタバレ》 男が女に抱く妄想。女が男に抱く妄想。それぞれの妄想が主張し合って男と女はこじれ、もつれ、破滅する。そのことを2時間20分もかけて見せてくれますが、そこへたどり着くまでが弟夫婦を間に挟んだ、自己の再確認と息子との改善修復。男女間の思想論はラスト20分ほどのマジックミラーでの会話のみ。ある意味そこの部分を昇華させるために、あえて前半の長い時間を使って丁寧に丁寧に無情な愛を描いていったんでしょう。最終的には実の母の愛に回帰していく。男はまたさまよい続けると。世の中にある様々な愛の中でもやっぱり母の愛が一番だということなんでしょう。だって父親と再会した時よりも、母親と再会した時のハンター少年のリアクション、めっちゃ差がありましたよ。でもね一番かわいそうなのは4年間実の子のように育ててきた弟夫婦じゃないでしょうか。なんかやるせないですね。それにしてもハンター少年の達者なこと達者なこと。トランシーバーは非常にいいアイテムでした。可愛いぞ、この野郎です。 「テキサス」という荒廃としたイメージと「パリ」という華やかなイメージ。男女間の妄想をうまく表現してますね。ただ、もうちょっとコンパクトに出来たんじゃないかとも思う。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-05-21 18:13:58)《改行有》
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